トライアルホールディングス(5882)IPOの初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。大手のファーストインプレッションは低いようです。


地合いが平常の場合でも公開価格前後の発進となりそうです。IPOには当選しやすいと思いますが利益期待は低そうです!


トライアルホールディングス(5882)IPOの評価


項目株数データ
想定価格2,000円
仮条件3月26日
公開価格4月03日
公募株数23,800,000株
国内募集株式数9,048,100株
海外募集株式数14,751,900株
売出株数1,855,600株
公開株数(合計)25,655,600株
オーバーアロットメント3,848,300株
上場時発行済み株数121,490,400株
※公募分を含む
想定ベースの時価総額約2,429.8億円
幹事団大和証券(共同主幹事)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同主幹事)
野村證券
みずほ証券
SBI証券
FFG証券
委託見込CONNECT
auカブコム証券
SBIネオトレード証券
DMM.com証券


九州地盤のディスカウントストアになり流通小売事業とリテールAI事業を行います。


小売業ということで物価高の影響も大きく業績は増収増益が続きます。売上高は今期6,658億円を超え純利益も大きく伸張します。


上場タイミングとしては良さそうですが、株価設定が高いため何処まで成長性が織り込まれるかだと思いす。某紙では実質PERが30倍になり高めだと観測されています。


九州だとMrMaxHD(8203)が競合になり、PERは株価665円で7.62倍になります。大きな差があり割高だと感じます。


同社は生鮮食品などの食品を強みとしているためホームセンターとはやや異なりますが、それでも値付けに疑問があります。大手もそのように考えているようです。ちなみにMrMaxHDでも生鮮食品の取扱いがあります。


目論見では22期連続の増収増益と書かれており、2023年6月期決算でも増収増益予想が出ています。成熟業態ではあるものの勢いある企業と言えそうです。


想定発行価格2,000円から吸収金額を計算すると約590.1億円、時価総額は約2,429.8億円になります。上場規模も大きく不安な銘柄だと思います。


トライアルホールディングス(5882)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。現時点では利益が見込めるのか微妙な数値が出ているようです。


最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想1,900円~2,500円
※注目度A


東証プライム市場に直接上場できる規模になりますが流通株式比率が引っかかるようです。そのためグロース市場を選択したとの観測があります。


成長性を考えるとグロース市場が良いのかもしれませんが小売業ですからね。IPOでは基本的に人気が見込めません。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

トライアルホールディングスの上場データと初値予想を考察


トライアルホールディングス(5882)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事は大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券が共同で引受けます。


幹事名割当株数引受割合
大和証券(共同)5,997,000株55.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(共同)2,944,000株27.00%
野村證券545,200株5.00%
みずほ証券545,200株5.00%
SBI証券545,200株5.00%
FFG証券327,100株3.00%


公開株数が多いためIPOに当選することは簡単だと思います。


平幹事からの申込みでも当選確率が通常よりも高いと考えられます。ネット証券はSBI証券だけとなっています。


また、特別利害関係者の北尾吉孝氏にロックアップが掛かっていないことが判明しました。


SBIVenturesTwo株式会社はロックアップ対象となっていますが、SBIホールディングス株式会社代表取締役会長兼社長の北尾氏はロックアップに応じないようです。なんか凄いです!


大和証券が主幹事のため委託販売が行われるCONNECT(コネクト)からも当選が狙えそうです。スマホ証券のためキャンセルも視野に入れた申し込みが可能だと思います。


IPOルールは下記記事にまとめています。モンスターラボホールディングス(5255)のIPOは補欠当選でだったので悔やまれます!




トライアルホールディングス(5882)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


もし利益が狙えるようであれば抽選に参加したいと思います。プレ初値予想時点では乗り気ではありません!


トライアルホールディングスIPOの業績予想
※トライアルホールディングス公式サイト引用


業績を確認すると2023年6月期の連結予想を確認することができました。それによれば売上6,658.26億円となり前期5,976.53億円から11.41%増、経常利益134.75億円となり前期126.87億円から6.21%増となります。


四半期利益は80.72億円となり前期71.35億円から13.13%増を予想しています。業績水準が大きいだけにインパクトがあります。


想定発行価格2,000円から指標を計算するとEPS78.52なのでPER25.47倍、BPS908.68なのでPBR2.20倍になります。配当金が15円予定されているため配当利回りが0.75%になります。


今後も成長すると考えられますがどこかで頭打ちとなるはずです。


店舗数は現在274店舗になり、「メガセンター」「スーパーセンター」「smart」「小型店」の4種類になります。メガセンターと言ってもコストコのように超大型店ではありません。


現時点でのブックビルスタンスは仮条件待ちでよさそうです!!


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