日本調理機(2961)IPOの初値予想と幹事割当数などを今回も評価したいと思います。上場前の抽選参加スタンスや業績予想などについても調べています。


事前評価が低く今更感ある上場と言った指摘もあるようです。また売上の頭打ちや収益に課題があるように感じます。


日本調理機(2961)IPOの評価


項目株数データ
想定価格2,710円
仮条件10月20日
公開価格10月29日
公募株数145,000株
売出株数108,000株
公開株数(合計)253,000株
オーバーアロットメント37,900株
幹事団SBI証券(主幹事)
大和証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
岡三証券
岩井コスモ証券
極東証券
アイザワ証券
エイチ・エス証券
光世証券
東洋証券
松井証券
水戸証券
むさし証券
委託見込SBIネオトレード証券
岡三オンライン


厨房機器の開発や製造・販売を行う企業となっていますが、過去3年の自社製品販売率は3割程度と低いようです。


残りの7割は他社製品の販売となり事業インパクトはほぼないと考えて良さそうです。


自社製品だけでは顧客ニーズ達成が難しく、結局は他メーカーの製品販売も行っていることになります。収益率の低さはこのあたりにあるようです。


これ以上自社の製品販売率が落ちないように工夫を行うと思いますがどうでしょうか。主たる販売先は学校や病院(いずれも官公庁向けが主)、民間事業所となっています。


コロナ禍により業績が落ち込み、2021年9月期は回復する見込みとなっています。想定発行価格ベースで配当利回りを暫定的に計算すると3.4%程度となります。


事業はIPOで人気が見込めませんが、注目ポイントは想定ベースの吸収金額が約7.9億円で時価総額30.3億円と上場規模が小さいところです。


個人的には公開価格割れはないと考えています。しかし需要が見込めるとも思えないため、初値は公開価格に対して10%程度上昇すればといった感じでしょう。


不動産投資型のクラウドファンディングで勢いがあるCOZUCHIに投資を行ってみました。


キャピタルゲイン重視型のファンドはかなり人気があります。短期間で償還された実績もあり投資家に期待されています。下記記事に内容をまとめてみました。




日本調理機(2961)IPOの大手初値予想と評価はこうなる!

大手初値予想の数値を調べてみました。非常に参考になる数値なので、投資家のブックビルディングスタンスにも影響を与えると考えています。


IPO初値予想


これによると利益が出る期待が残されているように感じます。最新の初値予想は下記のようになっています!


大手初値予想2,800円~3,500円
※注目度C


大手の予想値は最低でも3.3%程度の利益が狙えるようです。SBI証券の仮条件設定は高めに設定されることが多いため注視しています。


IT系ではない銘柄でも高めに設定してくるのか?とそこに注目しています。


類似企業ではPER15倍程度になる銘柄が多いようですが、同社株のPERは想定ベースで8.79倍になります。どのあたりの価格帯で設定してくるのか見ものです。


もっと詳しく知りたい
日本調理機の詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。仮条件発表後には追記する形で最新の初値予想も記載しています。
【上場】日本調理機(2961)IPOの初値予想!人気見込みなしだがSBI証券が主幹事

Twitterでも情報発信しているのでよかったら参考にしてください。Twitterは投資材料の宝庫なので上手に使いましょう!


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日本調理機(2961)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSBI証券が単独で引受けます。


また、既にグループ企業のSBIネオトレード証券では取扱いが発表されています。証券口座をまだ持っていない方は資金不要でIPO抽選に参加できるため用意しておきましょう。


申込まないと当選できませんからね。タイアップ中なので現金2,000円をプレゼントしています。詳しくは下記記事を参考にしてください。




幹事名割当株数引受割合
SBI証券(主幹事)214,800株84.90%
大和証券12,700株5.02%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券6,300株2.49%
岡三証券5,100株2.02%
岩井コスモ証券2,500株0.99%
極東証券2,500株0.99%
アイザワ証券1,300株0.51%
エイチ・エス証券1,300株0.51%
光世証券1,300株0.51%
東洋証券1,300株0.51%
松井証券1,300株0.51%
水戸証券1,300株0.51%
むさし証券1,300株0.51%


SBI証券が主幹事のため当選確率を考えると一番高いと思います。店頭組も株数が少ないため当選しにくいでしょう。


ただし店頭で申込を行う方は少ないはずです。何故なら利益見込み金額が低いためです。


店頭では1年間に配分されるIPOの数が決まっている場合もあります。そのため利益が見込めないIPOに注力するのは賢いとは言えません。


店頭から話があれば申込むスタンスでよいと思います!ネット組は利益が見込めそうであれば参加しておきましょう。私は全力で申込を行うと思います。


東証2部上場の日本エコシステム(9249)がしばらく前に上場し、私は当選していたため初値売却しています。その利益はわずか8,000円でした。今回も同じようなことになるかもしれませんが楽しみにしています!


逆のパターンもあり、公開価格前後の初値予想でも5万円程度利益が出ることもありますからね。また、IPOの当選確率を上げる方法を下記記事でまとめてみました。




日本調理機(2961)IPOの業績予想と抽選参加スタンス

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。人気が見込めれば積極的に参加しIPOで利益を狙いたいと思います!


業績予想とBBスタンス考察


業績を確認すると2022年9月期の単独予想が出ていました。それによれば売上170.00億円となり前期170.50億円から0.29%減、経常利益5.25億円となり前期6.25億円から16.0%減となります。


四半期利益は3.40億円となり前期4.22億円から19.43%減を予想しています。新型コロナウイルス感染症蔓延の影響から2021年9月期は回復しましたが、2022年9月期は減益となる見込みです。


想定発行価格2,710円から計算される指標はEPS308.24からPER8.79倍、BPS5,812.13からPBR0.47倍になります。株価設定が低いため上値はあると思いますが、この手の株を買う投資家がどれだけいるのか?と不安があります。


企業規模は大きいため知名度はあると思いますが、業績がジリ貧状態なのでそれが問題でしょう。配当期待の銘柄となりそうです。


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