「プレ初値予想」南海化学(4040)の評価と業績を分析！IPOには参加予定

南海化学(4040)の初値予想と幹事割当数などを評価したいと思います。スタンダード市場への上場で業種が化学、そして老舗企業のためIPOでは人気が見込めません。


ただ吸収金額が想定ベースで約12.0億円と低いため公開価格割れはなさそうです！

項目	株数データ
想定価格	1,660円
仮条件	4月04日
公開価格	4月12日
公募株数	600,000株
売出株数	26,300株
公開株数(合計)	626,300株
オーバーアロットメント	93,900株
幹事団	SMBC日興証券(主幹事) 野村證券 SBI証券 楽天証券 松井証券 岩井コスモ証券 岡三証券 マネックス証券 あかつき証券
委託見込	岡三オンライン DMM.com証券

同社は苛性ソーダや次亜塩素酸ソーダをはじめとする基礎化学品事業を中心とした化学品メーカーになります。


創業は1906年からとなっており老舗企業と言えます。過去には和歌山株取引所に上場していますが、その後中山製鋼所と合併を行っています。


最終的には中山製鋼所からきりはなされ経営陣によるMBOが行われています。そして今回の上場につながったと考えられます。


想定発行価格1,660円による上場規模は約12.0億円、時価総額約38.7億円です。


上場後は環境リサイクルに力を入れることから、中長期的には業績押し上げにつながると見られています。競合に比べ株価設定が低いとされ公開価格割れはなさそうです！

南海化学(4040)IPOの大手初値予想と評価はこうなる！

大手初値予想の数値を調べてみました。株価設定が低く公開価格割れの心配はあまりないようです。


ただ配当利回りが低いため個人投資家の需要は限られると思います。配当性向が前期で3.3％しかないため今後期待できそうです。利益はしっかり出ています。


最新の初値予想は下記のようになっています！




地味な事業なので人気は高まりにくいと思います。ただ競合比較だとPER8.0倍程度は期待できそうです。


同社の想定ベースのPERが4.3倍と低いため、需給が落ち着けば想定発行価格よりも高い位置で株価が推移する可能性がありそうです。


同社の事業内容や上場承認時のデータは下記記事でまとめています。

南海化学の上場データと初値予想を考察

南海化学(4040)IPOの幹事割当数と引受割合を調べました

幹事割当数と引受割合を調べました。主幹事はSMBC日興証券が単独で引受けます。


人気見込みは低いと思うので通常よりも当選しやすそうです。日程的には楽天銀行(5838)の前日に上場します。

幹事名	割当株数	引受割合
SMBC日興証券(主幹事)	564,100株	90.07％
野村證券	18,700株	2.99％
SBI証券	12,500株	2.00％
楽天証券	6,200株	0.99％
松井証券	6,200株	0.99％
岩井コスモ証券	6,200株	0.99％
岡三証券	6,200株	0.99％
マネックス証券	3,100株	0.49％
あかつき証券	3,100株	0.49％

幹事配分からSMBC日興証券以外での当選は難しそうです。


当選が欲しい方は主幹事からの申込みを忘れないようにしておきましょう。意外高の可能性もあるかもしれません。


類似企業はソーダニッカ(8158)あたりでしょうか。化学品で絞るとたくさんあると思います。


基本的に人気は乏しいと思いますが、単独上場になるため短期投資狙いの資金が多少は入ると考えています。底値は知れていると思います。


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南海化学(4040)IPOの業績予想と抽選参加スタンスまとめ

最新の業績予想を調べ抽選参加スタンスについて考えてみたいと思います。


個人的には割れないと考えているため、ある程度積極的に参加してみたいと考えています！



※南海化学公式サイト引用


業績を確認すると2023年3月期の連結予想を確認することができました。売上193.84億円となり前期174.34億円から11.19％増、経常利益7.84億円となり前期7.16億円から9.50％増となります。


四半期利益は4.96億円となり前期4.62億円から7.36％増を予想しています。


想定発行価格1,660円による指標はEPS385.86からPBR4.30倍、BPS4,045.46からPBR0.41倍になります。配当金が15円出るため配当利回り0.90％になります。


初値需要は限られそうですが下値も限定的だと思います。直近の営業利益横ばいの理由は、円安と電力などの費用がかさんでいるからとの指摘があります。


上場することに今更感もありますが内容は悪くないと思います。スタンダード市場がお似合いの銘柄だと思います。


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30万円～50万円の資金があればお勧めします。上場企業を中心としたファンド組成を行っている企業です。詳しくは別記事をご確認頂けたらと思います。


公式サイトにも同様の内容が書かれています！

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