Funds(ファンズ)でマネーフォワードMEファンドが登場しました。人気企業が資金募集を行うとあり話題になっているようです。そこで詳しい内容を調べてみました。


マネーフォワードと言えば個人向け資産管理アプリの「マネーフォワードME」が個人投資家に身近な存在とえ言えそうです。資産管理アプリとては最大規模になり無料で利用することも可能です。


Funds(ファンズ)でマネーフォワードMEファンドが取扱い開始


マネーフォワードがファンズで資金調達を行う理由は、資金調達チャネルの多様化や投資家とのコミュニケーション強化を図るためだそうです。


第1回目の調達資金は10億円となっています。一企業がこれだけの規模でファンド組成を行うことに驚きましたが、楽天証券を通じた募集の取扱いも行われるため、大型の資金調達になっていると考えられます。


ファンズは楽天証券と提携を発表し企業規模の拡大につながっていると感じます。知名度が高い企業の提携が複数報告されているため投資家も投資先としてより安心できそうです。


資金調達を行う企業は原則として上場企業、又は監査法人などの監査を受けた企業に限定されているため安心できると思います。


マネーフォワードは東証プライム市場に上場している企業です!!


Funds(ファンズ)で募集されるマネーフォワードMEファンドについて考察してみました

ファンズが定めた審査に通過した企業のみファンドの取扱いが行われることになっています。


同社で取扱いが行われる「貸付ファンド」は主に、借り手企業のすべての資産を責任範囲とする融資を行います。これにより、借り手企業のコーポレート信用に基づくファンドを実現しています。


マネーフォワードMEファンド#1の基本情報は以下のようになっています。


項 目その内容
募集金額10億円
募集方式先着のみ
予定利回り1.2%(年率・税引前)
予定運用期間約36ヶ月
募集期間2022年9月28日19:00~2022年10月11日15:00
元本償還方法満期一括
利益配当方法毎四半期
Funds優待50万円以上投資した方の中から抽選で100名様に「マネーフォワード ME」のプレミアムサービスクーポン1年分を進呈


予定運用期間が約36ヶ月と長く設定されています。投資を行った後は「ほったらかし投資」となるため投資家は何もすることがありません。


10億円の募集金額は全て先着順となっているため、投資を行いたい方で同社に口座開設していない方は急いだほうが良いかもしれません。


スマートフォンで口座を開設される方はeKYCが導入されているため、最短1営業日で口座開設が可能になっています。これまではウェルカムレター(ハガキ)ベースだったため5営業日程度かかっていたそうです。


eKYCを利用されない方は、これまで同様にウェルカムレターによる本人確認の利用が可能です。


マネーフォワードMEファンドのファンドの枠組み
※ファンズ公式サイト引用


貸付ファンドのイメージは上記のようになります。


投資家とマネーフォワードの間にファンズ・レンディングが入ります。ファンズ・レンディング社はFundsの100%子会社になります。


詳しく子会社の内容を知りたい方は、ファンド毎に詳細が書かれているため公式サイトで確認することができます。


また、本ファンドで得た資金はマネーフォワードの一般事業資金に利用されるそうです。マネーフォワードは先行投資が続き赤字計上となっていますが、売上が大きく伸びていることから期待されている企業です。


個人向けよりも、現在は法人向け会計や人事クラウドなどに力を入れているようです。事業は4つのドメインに区分されます。


【事業詳細】
  • 法人向けバックオフィスSaaS、SaaSマーケティング支援を提供する「Money Forward Businessドメイン」
  • 個人向けサービスを提供する「Money Forward Homeドメイン」
  • 金融機関向けにサービス開発を行う「Money Forward Xドメイン」
  • 新たな金融ソリューションを提供する「Money Forward Financeドメイン」


マネーフォワードMEファンドがどのくらい人気が見込めるのかわかりませんが、募集金額が10億円となっていることで業界からも注目されているはずです。


個人的には楽天証券との提携によりどのくらい申込みがあるのか?とそちらが気になっています。楽天証券は記事作成時点で800万口座以上あるそうです!


マネーフォワードMEとは何なのか?資産管理アプリは便利そのもの

マネーフォワードMEとは資産管理アプリのことを指します。


スマートフォンがあれば、お金の出入りを自動で見える化できます。銀行やクレジットカードの月額利用料、さらにポイントやマイル残高なども簡単に確認できます。


証券会社や年金なども管理可能なんですよね。


マネーフォワードMEの資産管理アプリ
※マネーフォワード公式サイト引用


自分が使っている口座やサービスとマネーフォワードMEが提携していないと資産管理アプリ上で使えませんが、多くの企業が提携しているため満足度で言えばかなり高いと考えられます。


公式サイトにも「家計簿・資産管理アプリ利用率NO.1」の表記があります。


利用者の生活環境により価値観が変わるツールだと思います。パソコンをよく利用する中年以上の方は資産管理アプリに頼らずエクセルなどで管理する方も多いようです。


ただ資産管理アプリは便利なので利用者が増え続けているようです。自動で反映されるメリットは大きいと思います。





上記動画を確認頂くとアプリの内容を簡単に理解できると思います。マネーフォワード公式が公開しています。


マネーフォワードが顧客から預かるデータは通信時も保管時も全て暗号化されるそうです。そのためセキュリティ体制は高いと言えそうです。


気になる方は無料会員になってみるといいかもしれません。有料のプレミアム会員は月額500円が必要です。


Funds優待の内容を確認!マネーフォワードMEプレミアムサービスクーポンを1年分進呈

マネーフォワードMEファンド#1にはFunds優待が設定されています。


その内容を確認してみると抽選で100名に「マネーフォワードMEプレミアムサービスクーポン1年分」の進呈となっています。


マネーフォワードMEの無料会員とプレミアム会員の比較
※マネーフォワード公式サイト引用


プレミアム会員の料金は月額500円で年額5,300円になります。そのためFunds優待を獲得すれば5,300円お得になると考えて良さそうです。


資産管理アプリが気になっている方には朗報だと思います。


Funds優待の獲得条件などは以下のようになっています。50万円以上の投資が必要なので気を付けてください!


項 目その内容
獲得条件
  • 対象ファンドに50万円以上の投資を行い、ファンズ社から送信された応募フォームにエントリーされた「マネーフォワードME」の無料会員の方
  • 優待のエントリーにはマネーフォワードMEの無料会員登録が必要
利用条件
  • 応募フォームは2022年10月下旬ごろに対象者の登録メールアドレス宛に送付
  • マネーフォワードMEに無料会員登録の後に応募フォームからエントリーすること
  • 厳正な抽選のうえ当選者を決定
  • マネーフォワードMEの登録メールアドレス宛てに優待を送付
優待対象外となる方
  • 抽選時点でマネーフォワードMEを退会している方
  • 抽選時点で既にマネーフォワードMEプレミアム会員の方
  • 応募時点で既にマネーフォワードMEプレミアム会員の方
  • 応募フォームに不備がある方


50万円の投資を行い、抽選で100名となっているため当選確率が高いとは言えないかもしれません。ただ面白い取り組みだと思います。


マネーフォワードMEファンド#1の年利は1.2%なので50万円の投資だと1年間で6,000円の利益になります。約36ヶ月間の運用なので18,000円の利益が見込めます。


定期預金の金利が0.002%程度となっているため、比較した場合に大きな開きがあります。


Funds(ファンズ)の場合は「個人向け社債の代替」を目指しているそうです。そのため他社比較では利回りが低くなる傾向にあるようですが、投資リスクを考えた場合に優位なのかもしれません。


Funds優待は資金の借り手により内容が異なるため、今後も面白い優待が期待できそうです。直近では以下のような優待も出ています!




マネーフォワードMEファンドのまとめ!対象者全員にAmazonギフト券をプレゼント

マネーフォワードMEファンドは規模が大きいファンドだと思います。しかし楽天証券との提携があり、楽天証券からの集客が期待できるためクリアーしてくると思います。


最低成立金額が1億円なので簡単だと個人的に考えています。


マネーフォワードMEファンドのまとめ
※ファンズ公式サイト引用


また、新規口座開設者向けにキャンペーンが行われており、30万円以上の投資実行でAmazonギフト券が3,000円分貰えます。


銀行など金融系企業にお金を貸し付けて利益を得られるファンドなども過去に登場しています。銀行に預金しているよりもはるかに利回りが高く投資妙味があります。


例えば三菱UFJ銀行の「Money Canvasファンド」は年利1%の利回りで貸し付できました。2022年9月24日調べの三菱UFJ銀行スーパー定期は300万円未満で年0.0020%となっています。これは大きな差だと思います。


ただし三菱UFJ銀行が倒産しないとは言いきれません。日本を代表する三大メガバンクとなっているため倒産はほぼ考えられないと思いますが、Funds(ファンズ)の貸付ファンドは元本保証の投資ではありません。


しかし、銀行預金などの低金利を考えると、個人向け社債の代替投資として同社サービスが使えると思います。この辺りは投資家の考え方次第だと思います。


クラウドファンディングにまだ投資を行ったことがない方は、キャンペーンを利用してみるとお得だと思います。同社は1円から投資できるため1万円程度から投資を始めてみてもいいと思います。


利回り2%程度の案件が最近は多いようです!




また、ファンズについてもっと詳しく知りたい方は下記記事でまとめています。


私の投資実績や同社代表の藤田雄一郎氏にインタビューした記事も掲載しています。少し長い記事となっていますが、ファンドスキームなどに興味がある方に読んで頂けたらと思います!


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