メディア総研(9242)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(7月29日)IPO新規上場承認発表された2社のうちの1社です。

IPO新規上場承認発表2社20217.29

もう1社のモビルス(4370)のIPO詳細についてはすでに下記記事でご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。

メディア総研(9242)の上場日は9月2日(木)モビルス(4370)と2社同日上場、上場市場は東証マザーズ市場と福岡証券取引所Q-Board市場への同時上場で、IPO主幹事はこれまた久しぶり(数年に一度あるかないかのレベル)の登場となる東洋証券となっております。

しかしながらすでに東洋証券の公式サイトではこのメディア総研(9242)のIPO申し込みはホームトレード(インターネット)口座からは申し込み自体ができない旨が発表されています。

メディア総研(9242)東洋証券IPO申し込み不可

ホームトレード(インターネット)口座開設申し込み画面に記載があったので、IPO株狙いでの口座開設は止めて下さいってことでしょうかね。このご時世にこういうあからさまな証券会社もあるのはビックリです。

なぜ管理人がこの記述を知ったのかは東洋証券の口座を持っていない管理人の行動からご察し下さい^^;

メディア総研(9242)のIPO(新規上場)情報

設立:1993年3月9日
業種:サービス業
事業の内容:高専生及び大学生向けの就職活動イベントの企画等

メディア総研(9242)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ・福証Q-Board
コード9242
名称メディア総研
公募株数100,000株
売出し株数200,000株
オーバーアロットメント45,000株
IPO主幹事証券東洋証券
IPO引受幹事証券FFG証券
SBI証券
いちよし証券
東海東京証券
岡三証券
極東証券
松井証券前受け金不要
岡三オンライン証券委託幹事
IPO発表日7月29日(木)
上場日9月2日(木)
仮条件決定日8月17日(火)
ブック・ビルディング期間8月18日(水)~8月24日(火)
公開価格決定日8月25日(水)
IPO申し込み期間8月26日(木)~8月31日(火)
時価総額30.0億円
吸収金額8.9億円
想定価格2,600円(260,000円必要)

そして上記をご覧の通りこのメディア総研(9242)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンライン証券のIPO委託幹事(裏幹事)入りも期待できそうです。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 岡三オンライン証券公式サイト
岡三オンライン証券

メディア総研(9242)のIPO(新規上場)事業内容等

メディア総研(9242)は理工系学生を中心に就職活動イベントを行っており、主にイベントを通じて参加企業や学校より収益を得ていることから「学生イベント事業」の単一セグメントとしており、そのサービス内容から「就職活動イベント」及び「企画制作」の区分を設けています。

メディア総研(9242)IPO事業内容

就職活動イベント

<高専生向け就職活動イベント>
日本全国の高等専門学校57校(公立3校、私立3校を含む)を対象に、当社主催の就職活動イベント「高専生のための合同会社説明会」を実施しております。

<高専生向け就職活動イベント>
日本全国の高等専門学校が個別に行っていた学校内の就職活動、当社が高等専門学校の教員と連携して実施するPBL(課題解決型学習)、インターンシップ等のイベントの企画・運営・実施の業務を受託しております。

<大学生向け就職活動イベント>
主に地方理工系大学の学生と求人企業をマッチさせる就職活動イベント「理工系業界研究セミナー」を開催しております。

企画制作

<WEBマガジン「月刊高専」>
当社が運営するWEBマガジン「月刊高専」により高等専門学校の情報発信を行っております。

<大学別就活手帳>
大学生の就職活動を支援するツールとして各大学オリジナルの「大学別就活手帳」を制作しております。

<WEB支援サービス・ その他サービス>
WEBサイト制作・WEBサイト保守サポート・動画制作・DTP制作などの受託、高専生向け就職活動イベント前に全国の高等専門学校に配布される「高専生のための合同会社説明会公式ガイドブック」を発行することや、自治体等が主催する就職活動イベントや就職情報サイト事務局、各種就活講座、高等学校などの同窓会事務局等の運営業務等も受託しております。
メディア総研(9242)IPO企画制作

メディア総研(9242)IPO収益構造

【手取金の使途】
手取概算額234,200千円及び第三者割当増資の手取概算額上限107,640千円を合わせた手取概算額上限341,840千円については、今後の業容拡大を見据え、サービス拡大及び生産性向上のためのシステム投資、事業拡大のための人材採用等に全額充当する予定であります。
残額が生じた場合は、将来における事業拡大に寄与する成長資金として充当する方針でありますが、当該内容等について具体的に決定している事項はなく、具体的な資金需要が発生し、支払時期が決定するまでは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(メディア総研のIPO目論見書より一部抜粋)

メディア総研(9242)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

メディア総研(9242)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,600円としてオーバーアロットメント含め8.9億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなるため荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて3,000枚しか無いため希少性もあります。

上述の通りメディア総研(9242)の事業内容は高専生及び大学生向けの就職活動イベントの企画等ということで、高専生や大学生を中心とする求職者に対して採用環境に依存しない社会を作るための就職活動イベント企画・実施を行っており、高専生及び国立大学を中心とする理工系大学生年間33,000人がターゲットとなります。

メディア総研(9242)IPOターゲット

株主の中にベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位大株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。

メディア総研(9242)は企業の採用活動及び学生の就職活動支援ということで、IPO的には地味な業態となるものの、業績はしっかり右肩上がりで堅調に推移しており、特に2019年に株式会社マグネッツと経営統合し、メディア総研株式会社の就職関連事業と株式会社マグネッツのWEB制作事業の二本柱でしっかりと相乗効果も出ているようです。

本社が福岡県にあることから東証マザーズと福岡証券取引所の新興市場となるQ-Board市場への同時上場となり、大手証券不在という点や、どこかしら地方上場のイメージが先行する点はややマイナス材料でしょうか。

それでもベンチャーキャピタル不在で公開規模10億円以下となれば、事業内容度外視でも需給主導で初値はしっかりとなりそうです。ひとまずの初値評価はB級評価が妥当でしょうか。

当然ながらメディア総研(9242)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定ですが、IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて3,000枚しかない案件で主幹事からの申し込み不可(インターネット口座)となれば、もはやIPO当選は絶望的でしょうか。

<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのメディア総研(9242)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

メディア総研(9242)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
メディア総研(9242)IPO岡三オンライン証券

メディア総研(9242)のIPO(新規上場)業績等

メディア総研(9242)のIPO経営指標
メディア総研(9242)IPO経営指標

メディア総研(9242)のIPO売上高及び経常利益
メディア総研(9242)IPO売上高及び経常利益

口座開設だけでも3,000円GET!今一押しのキャンペーン!

FXTFCP62000
ラストチャンス!?FXTFのキャンペーンで1万円を2万円に増やす方法完全攻略!

オススメ情報

IPO歴10年以上の管理人のIPO当選実績を基にランキング形式でIPOにオススメの証券会社をご紹介させて頂いております。
IPO投資用オススメ証券会社ランキング

IPO情報はもちろん、下記IPOゲッター公式LINEでしか語れないマル秘情報も配信頻度は多くありませんがたまに配信しています。もちろん1対1のチャットも可能ですよ。
line友だち追加