2023年6月15日
・昨日のNY株はFOMCで政策金利は予想通り据え置きでしたが、同時に公表されたドット・チャートで2023年末の中央値が上方修正されて年内に0.25%の利上げが2回実施される可能性が示唆されたため、利上げの長期化を嫌気してダウは一時420ドル下落し、$232安で引け、ナスはFOMC後にマイテンしたもののAMDやエヌビディアなど半導体株が買われて0.39%高で引けました。
・本日の日経は前日終値33,502.42よりも8.73円安い33,493.69で寄り付き、33,386まで下落した後は前日終値を挟んで33,430-660での上下が前場いっぱい続きました。
後場になると一段高となって33,767まで上昇しましたが、14時からジリジリと下げ出して33,485.49(-16.93)▼0.05%で引けました。
FOMCの結果
5.00-5.25%で据え置き
★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2023年6月15日)の記事に載せています。
日経先物
・33,600で寄り付き、直後から下げ出して9:15に33,330まで下落した後は33,370-610で上下していましたが、11:45から一段高となって33,750まで上昇しました。
その後33,600-710で上下した後、14:00から下げ出して15:00に33,360まで下落し、33,410(-140)▼0.42%で引けました。
現物は33,485.49(-16.93)▼0.05%でした。
東証プライム売買代金:43,825億円、東証プライム売買高:15.69億株
東証プライム騰落数 値上がり761銘柄、値下がり1,006銘柄、変わらず67銘柄
マザーズ
・前日終値797.75よりも0.23ポイント安い797.52で寄り付き、前場は793-801で方向感なく上下し、後場になると13:15にマイテンしてからはマイナス圏で推移して、794.93(-2.82)▼0.35%で引けました。
ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は21:30の米PPIが予想を下回ったことでドルが売られて00:30には139.28まで下落し、03:00のFOMC声明の時は139.40でした。
発表直後に139.40から140.17まで急伸し、その後139.52まで押し戻されましたが、パウエルFRB議長会見で「ほぼすべての当局者が年内のさらなる利上げは適切だと判断」「インフレ率を2%に戻すには長い道のりがある」「インフレリスクは依然として上向き」「利下げについては2年ほど先の話」などの内容を受けて再びドルが買われて140.11でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると日米金利差を意識したドル買い円売りの流れとなり14:00の141.43まで上昇が続きました。
その後は小幅押し戻されて141.20で15時となりました。
日本国債(チャートは15:00時点)
・大きな動きはありませんでした。
上海総合指数
・前日終値3,228.98よりも1.47ポイント高い3,230.45で寄り付き、前場は小幅高水準で推移し、後場になると上げ出して半ばには0.73%まで上昇し、3,252.98(+23.99)△0.74%で引けました。
昨日のNY株式市場
NY DOW 33,979.33(-232.79)
NASDAQ 13,626.48(+53.16)
・昨日のNY株はFOMCで政策金利は予想通り据え置きでしたが、同時に公表されたドット・チャートで2023年末の中央値が上方修正されて年内に0.25%の利上げが2回実施される可能性が示唆されたため、利上げの長期化を嫌気してダウは一時420ドル下落し、$232安で引けました。
一方ナスはFOMC後にマイテンしたもののAMDやエヌビディアなど半導体株が買われて0.39%高で引けました。
米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
・FOMC声明で政策金利は据え置きだったものの利上げ長期化するとの観測が高まって利回りは3.840%まで上昇しましたがすぐに押し戻され、、パウエルFRB議長会見で「7月FOMCでの利上げはまだ決まっていない」との見解が示されると再び上昇して3.825%まで上昇し、3.792%でNYクローズとなりました。
左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足