米雇用統計発表後のNY市場の動き(2023年4月8日)

2023年4月8日

 3月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の23.9万人増を下回る23.6万人増、失業率は予想の3.6%から改善した3.5%、平均時給は前月比は予想と一致、前年同月比は予想を下回る結果となりました。
前日まで労働関連の指標が相次いで予想を下回っていたため米経済の下振れへの警戒が高まっていたため、発表後にドルは買われましたが、グッドフライデーで米国株式市場が休場、債券市場は短縮取引だったことで為替市場は参加者は少なく薄商いでした。

・NY株はグッドフライデーで休場でした。

・日経ナイトは雇用統計発表直後に27,510から27,650まで上昇し、その後はグッドフライデーで米国株式市場が休場、債券市場は短縮取引だったことで商いが薄くなり、27,620近辺でのこう着がひたすら続いて、27,650(+110)△0.40%で引けました。

・ドル円は前日まで労働関連の指標が相次いで予想を下回っていたため米経済の下振れへの警戒が高まっていた中、今回の結果を受けて米景気に対する過度な懸念が緩和ことから雇用統計発表直後に131.55から132.38まで急伸し、その後はグッドフライデーで米国株式市場が休場、債券市場は短縮取引だったことで市場参加者が少なくなり131.95-25での小動きがひたすら続いて、132.19でNYクローズとなりました。

・米国10年債権利回りは3月米雇用統計で失業率は予想より強い内容となったことで米景気懸念が和らいだことやFRBが5月に追加利上げを行うとの見方が高まったことで債権が売られて利回りは上昇し、グッドフライデーで短縮取引のため01:00に3.413%でNYクローズとなりました。

結果
21:30 3月非農業部門雇用者数 予想:+23.9万人 結果:+23.6万人 (前回:+31.0万人 修正値:+32.6万人)
21:30 3月失業率 予想:3.6% 結果:3.5% (前回:3.6%)
21:30 3月平均時給 (前月比) 予想:+0.3% 結果:+0.3% (前回:+0.2%)
21:30 3月平均時給 (前年同月比) 予想:+4.3% 結果:+4.2% (前回:+4.6%)

 

 

 

先週金曜日のNY株式市場
・グッドフライデーで休場でした。

 

 

日経先物(夜間)
・日経ナイトは27,520で寄り付き、27,520-560での小動きが続き、21:30の雇用統計の時は27,510でした。
発表直後に27,510から27,650まで上昇し、その後はグッドフライデーで米国株式市場が休場、債券市場は短縮取引だったことで商いが薄くなり、27,620近辺でのこう着がひたすら続いて、27,650(+110)△0.40%で引けました。
CME日経225先物はグッドフライデーで休場でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は131.45-95で上下し、21:30の雇用統計の時は131.55でした。
前日まで労働関連の指標が相次いで予想を下回っていたため米経済の下振れへの警戒が高まっていた中、今回の結果を受けて米景気に対する過度な懸念が緩和ことから発表直後に131.55から132.38まで急伸しました。
その後はグッドフライデーで米国株式市場が休場、債券市場は短縮取引だったことで市場参加者が少なくなり131.95-25での小動きがひたすら続いて、132.19でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

米国10年債権利回り(チャートは1:00時点)
・3月米雇用統計で失業率は予想より強い内容となったことで米景気懸念が和らいだことやFRBが5月に追加利上げを行うとの見方が高まったことで債権が売られて利回りは上昇し、グッドフライデーで短縮取引のため01:00に3.413%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足