広尾にアメリカンファラオ産駒が追加募集!? 徹底的に考察してみた!!
今回は一口馬主から、広尾サラブレッドクラブ「2021年度追加募集馬を評価」します。
※あくまで個人的な考察です
※当歳馬(2021年産)は注目馬のみをピックアップします
●YouTube動画
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●2021年度広尾TC追加募集馬の評価
①ジェムジェムの2020
生年月日:2020年2月6日
性別:牝
母父:Tapit
評価(コメント):Keeneland September Sale 2021にて14万ドルで落札された経緯がある。母は現役時代目立った活躍なし。母10歳時に本馬誕生。母の全姉にアラバマS(GⅠ)を勝ったCareless Jewel、いとこに同血のリフレイム。父American Pharoahは米国三冠馬で、カフェファラオやダノンファラオを輩出(2019年度種付け料:11万ドル)。Unbridled4×4(12.5%)、Storm Cat4×4(12.5%)クロス。父×母父の組み合わせでは、アメリカの芝GⅠを勝ったHarvey's Lil Goilがいる。アメリカンファラオ産駒といえばダートのイメージだが、母父Tapitが加わることでリフレイム同様、芝でも合いそう。
アメリカンファラオ産駒の勝ち上がり率は驚異的で個人的に注目している種牡馬。早生まれのため、2歳から活躍する可能性も。牝馬のため、募集価格も控えめか。確実に狙いたい一頭。
②ルックオブラヴの2020
生年月日:2020年4月23日
性別:牝
父:ミッキーアイル
母父キングズベスト
生産者:木村秀則
評価(コメント):母は元クラブ馬。母7歳時に本馬誕生。叔父クレッシェンドラヴ、全兄アイルオブラヴ。父ミッキーアイルはメイケイエールやデュアリストを輩出(2019年度種付け料:150万円)。Northern Dancer5×4、Nureyev4×5、Special5×5クロス。ミッキーアイル産駒は早くから活躍し、距離はマイルぐらいまでを主戦場の傾向あり。父×母父で、更に短距離からマイル向きになる可能性あり。
③ステラエージェントの2021
生年月日:2021年2月26日
性別:牡
父:Gun Runner
母父:More Than Ready
評価(コメント):母はKeeneland November Breeding Stock Sale 2020にて40万ドル(Gun Runner受胎)で落札された経緯がある。母は現役時代GⅠ3着馬。母5歳時に本馬誕生(初仔)。父Gun Runnerは現役時代BCクラシックなどダートで活躍し、先日産駒のグランアプロウソが中央初勝利(2020年度種付け料:7万ドル)。Fappiano5×5、Mr.prospector5×5クロス。アメリカでのGun Runner産駒では、GⅠ2勝(いずれもダート)馬Echo Zuluや、GⅠ1勝のGuniteがいて、2歳から活躍している。母父More Than Readyは、母父としてナックビーナスやカフェファラオといった活躍馬を輩出しており、血統的には面白そうな存在。また、日本では数少ないGun Runner産駒のため、活躍次第では種牡馬入りもあり得る。初仔のため、馬体のサイズに注目。
●コメント
ついにアメリカンファラオ産駒が広尾TCで募集されることとなりました。
気のせいか20年産世代から、外国産馬を募集馬にリストアップする一口馬主クラブが増えたような気がします。(ex.インゼル、ワラウカドなど)
それはやはりディープインパクトが亡くなって、次世代を狙う種牡馬戦国時代に突入することを意味しているのだと思います。
兎にも角にも、個人的にはジェムジェムの2020に期待したいです。
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