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MTF(マルチタイムフレーム)分析で複数時間足を見て勝率を上げる方法

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FXのプロトレーダーが、複数のモニターを見て分析している姿を見たことがある人は多いでしょう。

トレーダー 複数モニター

まぐまぐさんより画像をお借りしました。

複数のモニターに表示しているのは異なる通貨ペアを監視している場合もありますが、同じ通貨ペアで時間足を分けて見ているケースが多いです。

例えば、ドル円の1時間足、15分足、5分足などです。

複数時間足のチャートで分析することをマルチタイムフレーム分析と言います。本記事では、マルチタイムフレーム分析でエントリーを絞り勝率を上げる方法を詳しく解説をしていきます。

マルチタイムフレーム分析とは

マルチタイムフレーム分析とは、チャートを短期足(1分足、5分足、15分足)から長期足(1時間足、4時間足、日足)の複数時間足のチャートを見て分析することでトレード戦略を立てることです。

略してMTF(Multiple Time Frame Analysis)とも呼ばれます。

複数時間足のチャートを見るメリット

複数時間足 ローソク足 勝率 有利

まずは、複数の時間足のチャートを見る(マルチタイムフレーム分析)メリットについて紹介します。

パソコンが1台しかない方でも、同じMT4上に異なる時間足で表示させる事は可能です。

FXトレードの精度を上げるうえで重要な事になるので、下記を参考にして取引をしてみましょう。

マルチタイムフレーム分析は相場の方向性が分かる

例えば、1分足や5分足といった短い足で、短期売買のスキャルピングをしたとします。

複数時間足 ローソク足 勝率 見方

上のチャートは1分足のチャートです。

このチャート上では、相場の方向性が決まっていないレンジ状態を作っていることが分かります。

続いて、同じ時間帯の1時間足を見てみましょう。

複数時間足 ローソク足 勝率 見方

1時間足で見ると、相場は明らかな上昇トレンド作っていることが分かります。

あくまでも短い足の直近相場だけでレンジを作っている状態であり、この時の相場状況は「上昇方向が強い相場」と判断できるのです。

スキャルピングをする際にショートのチャンスが来ても、「今の相場はロングが強いから回避する」または「少額での資金調整をしよう」といったように応用ができます。

1分足や1時間足に関わらず、メインで取引する時間足よりも上位の足で相場を見れば相場の方向性がわかります。

マルチタイムフレーム分析はトレンド転換のサインを察知できる

先ほどは、メインが短期足でトレードするスタイルで、相場の環境認識を上位足で行った例です。

次は、その逆でメインで分析する足より環境認識を短期足で行った例を見ていきましょう。

通常の分析を1時間足などで見て、デイトレードやスイングトレードを狙うとします。

複数時間足 ローソク足 勝率 見方

1時間足で見た場合に上画像のような下落トレンドが発生し、うまくショートエントリーでトレンドに乗っかった状態です。

次に、直近相場を示す1分足が下のようになっていたとします。

複数時間足 ローソク足 勝率 見方

1分足で見ると、ローソク足がどんどん収縮して、三角持ち合いというチャートパターンを作っている事が分かります。

三角持ち合いのパターンが出現するとトレーダーたちが様子見に入っている状態のため、次に大きなブレイクが発生しやすい状況になります。

当然下方向にブレイクする可能性もあるので、保有し続けていれば大きな値幅を獲得できるチャンスとなります。

しかし、上昇方向にブレイクをすれば、それは下落トレンドの転換点にもなりやすいです。

トレンド転換を示すチャートパターンには三角持ち合いだけではなく、ダブルトップ・ボトムやトリプルトップ・ボトムもあります。

上位足で見て順調にトレンドが発生していても、短期足で転換のサインが出ている際は決済ポイントが迫ってきているとの認識が可能です。

マルチタイムフレーム分析はエントリーポイントが絞れる

マルチタイムフレーム分析は、エントリーポイントを絞るのに大変有効です。

普段の1つの時間足でしか見ていない場合からすると、複数時間足で見た方が短期足や上位足でのパターンといった複数根拠を用いて取引できます。

必然的にエントリーポイントが絞りこまれ、精度の高い分析に繋がるのです。

これは、メインを短期・上位足のどちらでも見た場合も同じであると言えるでしょう。

通貨によっては、時間足によってひげを引きやすい、または坊主足で確定しやすいといったクセがあります。

時間足や通貨ごとのクセを理解することは、エントリーポイントを絞る以外にも戦略の幅を広げる際にも有効となるのです。

初心者の方で具体的な手法が定まっていないという方は、複数時間足でのパターンを分析してみると良いでしょう。

すでに手法がある方は、他の時間足での根拠を付け加えて、エントリーの精度をさらに上げることが可能です。

マルチタイムフレーム分析はローソク足の作り方を確認できる

MTFは、ローソク足の作り方を確認するのに最適です。

1分足と5分足を例にした、下の図をご覧下さい。

複数時間足 ローソク足 勝率 見方

同じ5分足の形でも、全く異なる状況で確定している状態になります。

例1の場合では最後に陽線で確定しているので、上昇方向の勢いが強い状態です。

それに対し例2では、最後がコマ足で確定していることから、相場の方向性が定まっていない5分陽線です。

このように、ローソク足はどのようにして形成されたかを短い足で見ることも重要です。

同じ形でも内容によっては相場状況や投資家心理が全く異なるので、複数時間足を表示して分析してみると良いでしょう。

マルチタイムフレーム分析を行う際の注意点

次は、マルチタイムフレーム分析を行う際の注意点を紹介します。

複数時間足を見ることはFXでのエントリー精度を上げるのに有効ですが、MTFを使う際には注意をして利用する必要があります。

マルチタイムフレーム分析はエントリーチャンスが減る

複数時間足で相場を見ると、根拠を足し過ぎてエントリーチャンスが減ってしまう懸念があります。

エントリーの精度を上げるということは、エントリーするためのより強い根拠を付け足すことにも繋がるのです。これにはメリットもデメリットもあります。

スイングトレードやデイトレードであれば、根拠を多くして取引回数を減らすことは重要ですが、スキャルピングで小さな値幅を獲得する際は有効でない場合が多くなります。

短期足で見ていて普段であればエントリーしていた箇所も見送ることになり、大数の法則を用いて利益を上げることができなくなる可能性があるのです。(大数の法則:確率論・統計学における基本定理の一つ)関連記事:「大数の法則」で期待値を収束させる

数を打ちたい方であれば、エントリー根拠というより決済時の根拠付けとして複数時間足での分析をすると良いでしょう。

短期足のだましに合いやすくなる

上位足に比べて短期足はだましが多くなりがちです。

日足や週足などに比べて形成される足の数が異なるので、当然と言えば当然の話となります。

複数時間足で見て相場の環境認識をしたときに、短期足のパターンに惑わされすぎない事が重要となってくるのです。

為替相場は常にだまし合いの世界であるため、100%の鉄板パターンというものはありません。

上位足のみで見ていた方が勝率が高かったという風にならないように、短期足はあくまでも環境認識の1つとしてみるといいでしょう。

短期足に惑わされすぎず、ルールに基づいて淡々と売買していきましょう。

まとめ

マルチタイムフレーム分析(MTF)について紹介しました。

よくあるパターンとして、1時間足をメインにトレードする場合、MTFで5分足や1分足まで落として分析しますが、トレードを続けていくにつれて短い足(5分足や1分足)のみでトレードするようになってしまう方がいます。

これはあまり良くないパターンです。

あくまでもメイントレードの足が1時間足なら1時間足をみてトレードをしましょう。エントリー精度を上げるためにだけ短い足を見てトレードチャンスを見計らうようにすれば良いのです。



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