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2021年10月02日

ワラウカド 2020年産駒 新規出資馬紹介~プリンセスプリンセスの20



プリンセスプリンセスの20
ワラウカド 2020年産駒 新規出資馬紹介~プリンセスプリンセスの20
1歳 牡馬
父 モーリス
母 プリンセスプリンセス
母父 ディスクリートキャット
栗東 斉藤崇史厩舎
生産 パカパカファーム
2020年1月31日生
体高 155cm
胸囲 181cm
管囲 20.5cm
馬体重 470kg
(2021年9月25日測尺)

パカパカファーム代表 ハリー・スウィーニィ氏コメント

[馬体・背景など]
・ 本馬は初仔ですが現在の馬体重は470kgと標準的なサイズですが、初子とは思えないほどの十分な骨量と秀逸なバランスを有した馬体が魅力で、馬体面では紹介する募集馬の中でもベストの1頭であると感じております。
・ 父の面影を連想させる程よい長さの背中に、適度な長さの首から肩にかけて筋肉がバランス良く付いており、肩の角度も申し分なく、可動域の大きな動きを見せています。加えて大きく発達したトモは競走馬としての重要な資質を備えていると言えるでしょう。
・ モーリス産駒は今年に入って3つの重賞を獲るなど、3歳になって能力が開花してくるタイプであり、種牡馬としての評判は日増しに高まっております。そのためモーリスの種付け料は年々高騰しており、現時点では800万円となっておりますが、本馬の出来に非常に満足していますので、来年さらに値上がりしたとしても種付けに同じ配合を最優先で検討しています。

[気性面]
・ 人馴れしており人の指示に対しては従順です。
・ 放牧地では挑戦的であり元気に飛び回る活発さを見せています。多少気の強い部分があるのは一般的な牡馬として見られるものと同じです。
[期待するコース・距離適性・成長速度など]
・ 本馬は馬体面からも父モーリス血統面からも1600mを中心に活躍するタイプだと見ております。父・母の勝ち鞍の傾向や本馬の歩様からも芝を中心に活躍するのではないかと思っておりますが、母の全兄エアハリファは根岸Sを勝った活躍馬であり、ダート適性においても可能性を感じます。
・ モーリス産駒は現時点では2歳の早い段階で活躍するタイプというよりは少し奥手なタイプのように見ております。馬体面からは早期での活躍を期待してしまいますが、順調であればおそらく2歳の9月〜10月頃のデビューがより良いタイミングなのではないかと見ております。
・ 本馬は斉藤崇史調教師に預託することとしました。ご存知の通り斉藤崇史調教師は昨年の有馬記念馬でもあるクロノジェネシスをはじめ4頭の重賞馬を手掛けるなど開業以来着実に成績を向上させており、若手調教師の中でも最も将来が期待される調教師の一人であると思っております。クラブでもバクマツを預託しており、本紹介をしているタイミングでまだデビューを迎えておりませんが、馬の状態をしっかり見ながら育成面でのアドバイスを適宜行う姿勢や率直な分析力に私も大きな信頼を寄せており、期待の本馬とともにクラブも更なる飛躍を目指したいと思っております。
(写真・情報はワラウカドHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています。)


9月28日更新の ヴァルガス近況記事 でお伝えしていたように、28日正午より開始された会員先行募集にて、当日12:03頃にはスマホから申し込み完了となったのが本日紹介するモーリス産駒の牡馬です。
ラインナップ発表時から血統面をチェックし、キトゥンズロアの20(父 Frankel)、 ヴェイルドイントリーグの20(父 Churchill)の外国産馬2頭や、プリンセスプリンセスの20(父 モーリス)はもとより、血統面で気になっていたのはSea-Bird、Graustark、Riverman と、渋い血が流れる ポウリナズラヴの20(父 ハービンジャー)あたりでした。
そして24日夕方頃から公開された募集馬写真・動画等も含めて、先週末にビッシリ勉強し最終チェック。まだブログで紹介していない出資馬も2頭(時期を見て紹介します)いますし、個人的に他クラブでの出資馬代金の支払い時期とも重なり、一口馬主で使える資金もあまりない時期でもありますので、今回の募集は「良くなければ無理しないで見送る」 というスタンスでの出資馬・出資検討だった訳ですが、馬体・歩様・厩舎・血統と気に入ったのがプリンセスプリンセスの20で、モーリス産駒への出資は現3歳世代のヴァルガス(中央未勝利・地方2勝)に次いで2頭目となります。

まずは 父モーリス譲りの "曲飛のモーリス産駒" という部分で、これはヴァルガスに当てはまらない部分で、個人的にモーリス産駒の2頭目に出資する場合の必至条件でもありました。背腰には当然まだ緩さは感じますが(これからのトレーニングで鍛えてもらいます)、前後の筋肉量は充分ですし、肩の長さ&胸の深さなど、馬体全体のバランスも良い感じに映りますし、一見重厚に見えますが、動かすと手先が軽そうな歩様も好印象です。

血統面では母父にダーレージャパンで現役バリバリの種牡馬でもあり、産駒も現役で渋く活躍しているディスクリートキャット。そして父モーリス×母父ディスクリートキャットの配合での血統登録馬は、このプリンセスプリンセスの20ただ1頭。フレッシュなSire×BMS&母の初仔という可能性を秘めた部分にも魅力を感じましたし、血統的な希少価値というのも面白いと思います。

管理予定の斉藤崇史厩舎への出資馬は初めてとなりますが、凱旋門賞出走の管理代表馬ともいえるクロノジェネシスをはじめ手腕は言わずもがな。いつか縁があれば斉藤崇史厩舎の馬に出資してみたいなとも思っていましたので、このプリンセスプリンセスの20が良い機会だろうと嬉しく思ってます。

「良くなければ無理しないで見送る」 というスタンスのなか、見つけた素敵なお気に入りの1頭 プリンセスプリンセスの20 の紹介でした。
皆様も素敵なお気に入りの出資馬と巡り会えますように。

函館レーシングクラブ



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Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 23:32 │【ワラウカド】ヒズハイネス