-129万円 TMFの損出しでミスった件。国内営業日に要注意!

米国が稀に見る高金利なので将来的な利下げに備えて購入したTMF(長期米国債ブル3倍)が絶不調で含み損が膨らんでいる(泣)

とは言え、このまま指を加えて待つだけでは勿体ないので、せっかく有る含み損を損出しに使って配当の税金を非課税にするチャレンジを初めてやってみた(*素人注意)。

 

奇しくも、金融所得に社会保険料を課す検討が開始されたようだ。もしこれが実現してしまった場合に課税をコントロールする方法の一つとして自在に使えるようにしておきたいところだ。

それにしても、現行の社会保障制度のままではどんなに増税をしても所詮焼け石に水なのに、なぜ青天井の支出削減やシーリングといった必要な制度改革を一切しないのだろうか・・?

 

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 損出しトライ結果!と失敗原因 

損出しは節税ではなく、単なる納税の先送りテクニックだ。

とは言え納税が先送りできればその分を投資に回せるので金額が大きければメリットは十分にある。

 

昨年は米株配当だけで100万円以上あったので、この配当の税金を払わずに済めばしめたもんである(但し米国所得税の10%は避けられない)。

そこでSBI証券にて持っているTMFの一部を売って損失を確定し、直ぐ(同日だと何かダメだと聞いたので翌日)に買い戻してみた。その結果は・・!

 

 

 

赤の四角がTMFの損出しの結果である。

-1.04万$(譲渡益税明細によると-129万円)ほど。一見成功している様に見えるが、実は想定していたほどの損失は作れなかった。昨年より円安が随分進んでいるので、この損失だと配当益を消すのに結構ギリギリかも知れない。平均取得単価も買い戻し直後には想定通りになったのだが、何故か後日に訂正されて想定よりも高くなってしまった。

 

調べてみると、この原因はどうやら国内営業日にあったようだ。

 

 

SBI証券・米国株式取引 サービス概要より

 

売買を出来ているのだから当然、米国市場は開いているわけだが、損益や平均取得単価を計算するのはあくまで国内営業日基準であり、売りも(翌日に行った)買いもGW中で翌日が国内営業日ではなかったため、同日に売買したこととして計算されてしまった

 

「平均取得単価」だけはリアルタイムで計算されるので一時的に売りを先にやったとして計算されて表示されていたものの、国内営業日では同日とされるので、同日の売買は買いから先に計算されるという謎ルールに沿って後日訂正された様だ。

 

 今後はどうするか? 

繰越控除は3年しか有効では無いので、損出しはやりすぎるとむしろ将来的に税金を多く支払うことになりかねない。この事態を避けるためにはできるだけ年内の利益と同等の損失を作りたいところだ。

 

しかし国内営業日によっては同日だと判定されて計算が狂うので、米株売買の翌国内営業日に注意する必要がある。米株の国内営業日カレンダーなどは見当たらなかったが、発注画面で「注文確認画面へ」を押すと「国内約定予定日」が表示されるので、この日付を参考にすれば良さそうだ。

 

 

注文確認画面に表示される国内約定予定日(5/19、日曜日の昼間にトライ)

 

また、今回の買い戻しで時差が生じたため、平均単価で何ドルか損をしてしまった(日本円だと合計数十万・・)。

逆に得をすることもあるので特に気にすることは無い気もするが、多額で気になる場合は信用取引と組み合わせることで時差による損得が発生しないようにも出来るようだ。ただ信用と言うからには証拠金がそれなりに必要だと考えられるので必ずしも優れた方法ではないのかも知れない。

 

 

信用取引と組み合わせた損出し方法

 

ちなみに、売買手数料(信用なら金利も?)は別途発生してしまうので、あまり頻繁にやらないこと、手数料よりも納税先送りのメリットが十分に大きい場合にのみに限定する必要がありそうだ。

 

米株売買、素人には思わぬハードルがいと多し!

てか売買手数料高杉!Moomooか、Moomooなのか、大丈夫か!?(親会社が中国)

コメント

  1. 一読者 より:

    私も昨年11月に米国利下げは決定事項との思惑に乗り旧NISAの枠を使って夫婦で240万ほど買いました。しばらくは良かったんですがね(涙目)。
    NISAなんで損益通算も出来ないし,残り4年間でプラ転するのをのんびり待ちたいと思います(遠い目)