昨今のコロナ問題により、飲食店は

時短営業や酒提供自粛を求められており

厳しい状態が続いている。

特にキャバクラやラウンジなどの

いわゆる女性が酒を作って男性を接客

するような店はかなりの大ダメージだ。

何故ならば従業員に高い給料を

支払わなければならないからである。

そのため、女の子は店を辞め、小さい店は

潰れていく。

この悪循環はしばらくは続くだろう。


・・・さて、今回はそんなコロナ渦で

キャバクラを辞めて転職した一人の嬢を

紹介しよう。

IMG_20210822_155041


■突然のキャバ嬢引退
彼女の名前はN(32歳)。

数年前にラウンジにて彼女を場内指名して

それ以降も何度か一緒に飲んだ。

それからコロナもあってか、しばらく

その店には飲みに行っていなかったのだが

その間も必ずラインが来る。

ありきたりな世間話から、最近の出来事

などなど、まあ営業ラインなのだが

最後の指名からしばらく経っているのに

その後数年もラインが来るのだから、さすがは

ナンバーを張るだけのことはある。

IMG_20210822_155523


「実は店を辞めることになったの」


そうラインが送られてきたのは

つい先日のことだった。

18から夜の世界に飛び込み、それ以来

夜一本で生計を立ててきたという彼女。

当然、何故辞めるのか理由を聞いてみると

年齢も年齢ということの他に、やはり

今のコロナ事情が大きな原因のようだ。


私は頑張れとだけしか言えなかったが

とりあえず焼肉でも奢るから行こうかと

何気なしに誘ってみたところ

これがなんとあっさりOK。


店を辞めて暇な時間が多いとのことで

数日後に約束することになった。

----------------------スポンサーリンク---------------------



■焼肉デートで・・・
約束当日。

待ち合わせしていた駅にタクシーで

迎えに行く私。

間もなくしてやってきた久しぶりの

Nと再会したわけだが、これがまるで

別人だった。

見た目は黒髪で長さはミディアム?

服装も落ち着いており、店で

会っていた時は茶髪にロングの巻き髪で

派手な爪にドレスだったので、一瞬

誰だかわからないくらいに落ち着いていた。

IMG_20210822_161542


・・・お互い年取ったねなんて

話をしながら、程なくして

焼肉屋に到着。



「もう転職先決まったさ!」


席についてNはビールを半分くらい

飲むと、そう嬉しそうに言う。

私とラインしてから会うまでの間に

決まったそうで、介護職だそうだ。

介護職は常に人手不足で、女性に

比較的人気の職業。

飲み屋を引退してから、女性が昼職に

選ぶことが多いようだ。

彼女は面接で昼職経験が無く、夜一本で

やってきて、介護は全くの未経験で

資格もないと伝えたそうだが、すぐに

契約社員として採用されたらしい。

まあ介護はそれほど人手不足なので

未経験でもあっさり採用される

わけである。


ただ結構な肉体労働の割には給料が

安く、辞めていく人も多い。

彼女はそれでも経験を積んで

介護士の資格を取って正社員に

なるのが今の目標だそうだ。


・・・私はなんて真面目な子

なんだろうと関心していた。

10代から夜一本で大金を稼ぎ

ナンバーを張るほどの人気になって

金には困らなかっただろう。

金銭面も少なからず麻痺していた

はずだ。

それを生活水準を下げてまで

夜を辞めて、転職する。

金持ちの男を捕まえて結婚なら

まだわかるが彼女はそうではない。


「実は彼氏は店を辞める半年くらい
前まで居たんだ」



私が指名していた時も彼氏は

居たそうだが、店を辞めるかどうかで

かなり揉めたそう。

彼氏も同業者だったようで

彼女が引っ越してまで生活水準を

下げることや、その他諸々で

意見がぶつかり、結局は

別れることになったという。

夜の人間とは一切縁を切って

新しいスタートを切るわけである。


・・・久しぶりに会って

色んな意味で良い女になったなと。

そう思い、焼き肉後にオシャレなバーでも

誘おうとしたのだが、何せ営業している

店が少ない。

ということで、また彼女が介護を

始めて余裕ができたらまた会おうねと

約束して、解散。

介護職に転職したNと私。

もしかすると、もしかするかも・・・?

★この日の出費
・焼肉代金15000円
・タクシー代往復5000円
・彼女のタクシー代3000円
合計2万円
--スポンサーリンク--

※お悩み・ご相談があればいつでも
メールまたはツイッターにて
受け付けています。