写真=Getty Images
移籍金290億円という史上最高額をバルセロナに支払い、ブラジルの宝ネイマールを獲得したPSG。
そのPSGが所属するリーグが、本日8月4日に開幕したフランス1部、リーグ・アンだ。
PSG(パリ・サンジェルマン)は、昨シーズンにモナコにトップの座を譲るまで、このリーグ・アンで2012年からリーグ4連覇の強豪であり、豊富な資金力で有名なチームだ。
今夏は両サイドバックにマンCからダニエウ・アウベス、そしてレアル・ソシエダからユーリ・ベルチチェを獲得。その資金力で他クラブとの争奪戦を制し、お目当ての選手は必ず手に入れている。
5季連続優勝をモナコに阻まれたため、今季は大金をはたいて大幅補強を行ない、タイトル奪還を全力で目指すだろう。
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一方、ライバルのモナコはというと、優秀な若手を欧州に引き抜かれていくことが多く、最近では18歳のキリアン・ムバペをレアル・マドリードが狙っているらしい。容赦ない引き抜きに戦力を落とされたモナコだが、移籍金で190億円ほどの収集を得ており、天才と称される20歳のMFユーリ・ティーレマンスをアンデルヒトから、そして23歳のDFテレンス・コンゴロをフェイノールトから獲得。ベテランと若手が半々ほどのメンバーを揃え、バランスの取れたチームを作り上げている。
ネイマールの参戦により、より世界の注目を集めることになるリーグ・アン。上記2チームのほかに、ニースやリヨンが優勝争いに絡んでくるのが恒例となってるが、今季は酒井宏樹の所属するマルセイユがこの優勝争いをかき乱しそうなのだ。
昨年終盤にメジャーリーグ、ダルビッシュ有の移籍が決まったドジャースのオーナーだった実業家が、マルセイユを買収し大きな資金を得たマルセイユは、早速仏代表のディミトリや、ユヴェントスのパトリス・エブラなどを獲得。各チームで主力級の選手を次々に獲得し、昨シーズンよりも数段高いレベルのサッカーを見せてくれそうだ。
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ネイマールの参戦で、日本でもおのずと知名度が上がってくるであろうリーグ・アン。マルセイユの酒井宏樹 vs ネイマールの1対1を見るのが楽しみだ。