写真=地方女子メディア
先日、本田の新天地として発表されたのが、メキシコ1部のパチューカだ。
既に練習に練習に参加しており、23日にはデビューを飾る可能性もある。日本人にとってあまり馴染みのないメキシコサッカーについて、ざっくりご説明しよう。
【メキシコ】
北アメリカ南部に位置し、アメリカ、グァテマラ、ペリーズと国境を接している。
首都はメキシコシティ。公用語は設定されていないが、第一言語としてスペイン語が話されている。スペイン語圏としては人口最大の国。
【メキシコサッカー】
メキシコの夏と冬は日本と大差はないが、雨季と乾季が存在する。
現在雨季真っ只中のメキシコのFIFAランキングは現在16位、北中米カリブ海では1位。日本の46位と比べると、そのサッカーのレベルの高さがわかる。
第一言語としてスペイン語を話すメキシコには、中南米の足元の上手い選手が集まる。また、戦術を重要視するため、日本サッカーに近い部分もある。
メキシコ国民が最も熱狂的なスポーツがサッカーであり、サッカー熱が非常に熱い。
【CFバチューカ】
メキシコのクラブは資金が豊富なことでも知られているが、バチューカも例外ではない。クラブはショッピングセンター、ホテル、レストラン、スポーツクリニックなども経営しており、さらにはサッカー大学も開校している。
2000年代に入ってから成功しているチームであり、現在までにメキシコ1部、プリメーラ
ディビシオンを6度制覇している。また、クラブW杯常連チームでもあり、今年12月のクラブW杯にも参加する。
メンバーはアルゼンチン、ウルグアイ、チリ、コロンビアなどの代表選手が所属しており、国際色豊かでレベルが高い。チームのスタイルは攻めのサッカー。テクニック豊富な選手たちで作る攻撃は、見ていておもしろい。
そんなクラブの本拠地は標高2400m、富士山6合目に相当する。国内でも非常に高所にある本拠地であり、やはり酸素の薄さが応えるようだ。2週間もすれば慣れるようだが、最初はかなり体に応えるはず。もしかすると本田のデビュー戦も遅れることになるかもしれない。
クラブ史上最高の年俸で移籍した本田は、W杯出場に向け、チームに定位置を見つけなければならない。今のところは左ウイングでの出場が有力そうだが、各国の代表レベルが集うチームだけに、ポジション争いも簡単とはいかないだろう。
開幕戦は23日、ここから新天地での戦いが始まる。