■2017/08/20(日)
小倉11R 北九州記念 芝1200m


北九州記念のラップ適正穴馬はこちら (D)
スッと切れる末脚ではないが、上がりは堅実。近走ダートも試した以外は、重賞戦線でも大きく負けてない。とにかく直線平坦コースの前傾ラップは向くと思われるが、これが小倉スプリント初出走とは意外。前走からの上積みも大きい。


2歳特別戦の注目馬はこちら (d)
米国産の母は100万ドルの高額取引も未出走のまま繁殖入り。半兄はギアチェンジの鋭さなどレースセンスの高さで幅広い距離の重賞戦線で活躍。父ハーツクライで母系も晩成傾向のためユルさが残るが、2歳戦絶好調の藤沢厩舎とあり注目の良血馬。ルーカスやリシュブールといった好メンバーのそろう新馬戦に挑戦。
8月20日(日) 札幌1800mに出走予定

------------------------------
競馬ランキング&競馬情報検索エンジン 競馬サーチ.com投資ギャンブル ブログサイトランキング



コース図&参考ラップ
北九州記念コース
コースデータはこちら
117-103-108-112-115-119
(328-346:1.07.4)
過去5年の平均




過去のレース映像&ラップ分析

2016.8.21 良 開催4週目(Aコース8日目)
勝馬:バクシンテイオー (6枠9番) 54kg

119-107-110-113-115-121
(336-349:1.08.5)

開催4週目となり、時計かかる馬場。捲り差しが決まるようになり、外差しにシフト。
人気のベルカントが番手に控えたこともあり、例年ほどの前傾ラップとまではならなかったものの、馬場状態が悪く、インを通した先行勢を目標に4角から差し込んだメンバーが上位を独占。ラスト1Fは12秒台に落ち込んでおり、かなりの持続力を要した一戦。
勝ったバクシンテイオーはラップ&外差し場馬がハマっての差し切り。その中で、先行して積極的に前で進めたベルカントは2着を確保しており、力があるところを見せた。

------------------------------

2015.8.23 良 開催4週目(Aコース8日目)
勝馬:ベルカント (2枠3番) 55kg

117-102-108-112-119-115
(327-346:1.07.3)

Aコース最終週で、ペース次第では外差しが届くコンディション。
テンから4頭がハナ争いを演じるが、例年ほど速い流れとはならずに馬群はややSペース気味。
3~4角からベルカントが軽く促してスッと先頭立って直線を迎えると、後続勢は手綱しごいても追いつけず。ゴール前が11.5秒とはこのレースらしくないラップであり、中緩みから前残りの一戦。
ベルカントの強さが目立ったが、先行優勢のラップ的にハマったのも確か。出遅れから2着に差し込んだビッグアーサーも強い競馬。

------------------------------

2014.8.24 良 開催4週目 (Aコース8日目)
勝馬:リトルゲルダ(1枠1番) 53kg

117-105-109-111-112-121
(331-344:1.07.5)

小雨の降る良馬場で、やや時計掛かるものの、内がまだ粘れる。
注文どおりアンバルブライベンがハナを切るとすぐに後続を1馬身離したためマイペースの逃げ。テン33.1秒は1200m戦となった過去8年間で最遅となったため、4角でもラップが落ちず、ラチ沿い先行勢の脚色が圧倒的。差し馬勢は全頭後手に回ってしまい、上がり33秒台を出しても入着すら届かぬメンバーも。3連単395万円の大波乱。
通常のスプリント戦のラップとは全く異なり、次走以降につながるかといえば微妙。

------------------------------

2013.8.18 良 開催4週目(Aコース8日目)
勝馬:ツルマルレオン(4枠7番) 55kg

116-100-106-111-115-119
(322-345:1.06.7)

時計速い馬場。外伸び傾向が強く、差しが届きやすい、コンディション。
ハナを切ったのはアイラブリリで、後続も手綱促して追走するが、単騎逃げを狙い2~3馬身離したままラップを緩めず飛ばしたため、テン3F32.2秒と極度のHペース。縦長馬群から4角でようやく後続が詰め寄っての追い比べ。
内に進路を取った馬は少なく、差し馬のほとんどは外へ持ち出し、トップギアと持続力勝負の差し比べとなった一戦。力強く抜け出すツルマルレオンを追いかけて差し込んだ軽ハンデのニンジャが2着。

------------------------------

2012.8.19 良 開催4週目(Aコース8日目)
勝馬:スギノエンデバー(8枠16番) 55kg

116-101-105-113-116-118
(322-347:1.06.9)

時計速い馬場で、内が荒れて外差しが決まりやすい馬場。
このレースらしくテン3F32.2秒とHペースで流れるが後続も離されまいと積極的に追走。4角からは大きく広がっての叩きとなり、残り100mから外に出したメンバーが一気に詰め寄ってのゴール。
距離ロスしながらも外に出して、スムーズに決め手を見せたメンバーが有利となり、差し馬が上位独占。

------------------------------

過去データと適性能力
【JRAホームページ(過去9年の傾向)から】
● 前走1着馬の複勝率が34.5%と好調で、さらに、前々走、前走ともに1着の場合は、複勝率で66.7%と高い。
● 前走1番人気が連対率と複勝率でトップと好調。ただし、前走が重賞の場合は7番人気以下からの巻き返しも多い。
● 夏競馬に入る前の5月に出走せず、夏競馬2~3戦目のローテが好調。

【過去レース映像&ラップ分析から】
● 野芝のスプリント戦で、スタートから4角まで下りが続く。3F目も10秒台になることが基本で、テン3Fは32秒台。とにかく時計勝負への対応が必要で、差し馬も離されずに追走する必要あり。
● テン3Fより上がり3Fが2秒以上かかる前傾ラップで、4角10番手以下の追い込みが決まることも多い。過去5年において複勝圏内の60%(15頭中9頭)は上がり3位以内が占める。
● しかし、昨年こそ上がり最速のバクシンテイオーが勝利したが、過去5年の上がり最速馬の成績は【1-0-2-2】と差し届かずのケースが多く、好位から距離ロス少なめに伸びるタイプの勝率が高い。
● とにかくトップギアの持続力が必要となるが、4角で膨らみ過ぎないためのコーナーリングのうまさも重要。
● 他コースとは異なる独特な末脚性能が必要となり、近走実績よりも小倉実績を重視したほうが良い。また、京都1200mもラップ適正は類似。



北九州記念のラップ適正穴馬はこちら (D)