2017/06/24(土)
2歳戦レース回顧と勝馬評価です。


CBC賞の注目馬はこちら (B)
前走&前々走と道中かかり気味となって力を発揮できなかったが、厳しい流れを先行して好走するなど、距離短縮は大幅にプラス。11秒台のトップギアにも実績あり、軽ハンデで望める今回は一発に警戒。


今週デビューの有力馬はこちら (b)
母はステイゴールドの半妹でゴールデンサッシュ牝系。兄弟の勝ち上がり率にはばらつきあるが、2~3歳戦で活躍するなら重賞級。前躯のボリュームなどはいかにもダイワメジャー産駒であり、坂路を力強く駆け上がる。
7月1日(土) 中京1600mに出走予定

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(レース映像&ラップ評価等は続きをクリック)
馬場状態

東京芝
開催10週目で最終週。
良馬場で時計速めも、さすがに先行勢が外目に出すほどだが内外フラット。

阪神芝
開催4週目で最終週。
良馬場で時計は速め。インが荒れてきたように見えるがまだ粘れるため、先行優勢。

函館芝
開最2週目で洋芝約10~14cm。
前週ほどではないが時計は速く、まだまだイン優勢。先行勢同士の叩き合いとなりやすい。




■2017/06/24(土)
東京01R 未勝利 芝1600m

今 回
130-115-126-129-126-111-110-117
(371-255-338:1.36.4)
参 考
125-113-122-127-120-119-117-121
(360-247-357:1.36.4)
過去3年の6月東京未勝利戦の平均

ペース&展開
各馬が控えたため掛かったマイネルキャドーがハナに。ガッチリ手綱押さえて進めたため、1000m62.6秒の超Sペースとなり、直線で12.6-11.1秒へと一気にギアチェンジ。
さすがに先行勢が有利な流れとなり、逃げるマイネルキャドーがそのまま逃げ切り。単勝1.5倍の断然人気サトノオンリーワンは差し届かずの2着。

勝馬評価
マイネルキャドー (父:ディープブリランテ)
(ギアチェンジ③、トップギア③、持続力②、レースセンス②、将来性②)
若干出遅れたため手綱促すと、各馬が押さえて進め、掛かり気味にハナに。その後、番手以降は1馬身後方を進め、Sペースを作ることができ、直線残り500m付近からスパート。さすがに逃げ馬に楽な流れとなり、詰め寄る2着馬を振り切ってのゴール。

デビュー戦は、うまく前に壁ができ差し競馬。馬群の隙間を突くと一気にはじけ3着に浮上と、パワフルなギアチェンジも持っているが、今回、逃げてラスト200mで左右に大きくヨレながらゴールしたあたり、まだ精神的な若さが強く、昇級後も経験を積んでといった印象。

その他
2着の⑦サトノオンリーワンは、前走同様、ダッシュがつかず押して中団に。前に壁が作れず、若干リキみながらの追走も、3~4角でジワリと前に詰め寄ると、坂でのギアチェンジに苦労。しっかり伸びたのは残り200mで、勝馬を捕らえきれずクビ差負け。
ひと叩きにより、トモに筋肉に張りを増してきたが、それでもギアチェンジに鈍さがあり兄ソールインパクトと同様の傾向。兄も2着続きから3戦目での勝利だったが、昇級後ペースが厳しくなっても安定した成績。持続力は十分なものがあるだけに、早く初勝利が欲しい。

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■2017/06/24(土)
東京05R 新馬戦 芝1600m

今 回
129-115-121-122-119-114-118-121
(365-341-353:1.35.9)
参 考
127-115-122-125-125-117-116-120
(364-250-353:1.36.7)
過去2年の6月東京新馬戦の平均(良のみ:6レース分)

ペース&展開
テンこそ基準並みに流れたが馬群は縦長。その後、3角からもペースを緩めずに進めたため、先団が入れ替わりつつ4角~直線に。通常、各馬が折り合いに専念して直線トップギア勝負となりやすい東京マイル新馬戦だが、中盤緩まぬ一本調子ラップとなったため、持続力勝負向きの差し馬に有利な流れ。

勝馬評価
マイネルサイルーン(父:キャプテントゥーレ)
(ギアチェンジ③、トップギア③、持続力④、レースセンス③、将来性③)
中団でしっかり折り合い、3角以降は距離ロスを意識してラチ沿い。直線で馬群がバラついたところをスムーズにスパートすることができ、残り200mからは先頭に。仕掛け早めの厳しい持続力勝負となり、ラストは12秒台にラップを落としたが、しっかりと終いまで脚を伸ばしての勝利。マイネルらしい仕上がりの早さを見せた。

父は3年目の産駒となるキャプテントゥーレ。皐月賞の父だが、産駒の走りは1400m戦などの一本調子ラップ向きのものが多く、今回マイル戦での勝利となるが、後々は1400m戦などを得意条件となりそう。
今回10番人気の低評価ではあったが、中盤で息を入れるラップに対しては先行するなどの自在性があるなら、距離に融通が利き、昇級後も面白い存在となるか。

その他
1番人気の⑭ミュージアムヒルは、外目の好位をしっかり折り合い、外を捲って徐々にスパート。ただ、坂でのギアチェンジに若干外にヨレる場面があり、しっかりとトップギアに乗ったのは残り200mから。
448kgと中型の牝馬だが、筋肉量は少なく、まだまだ体つきは幼い。終いの伸びはメンバー随一のものがあったが、差し届かなかったあたり、次走までにはもう一回り成長を促して、決め手鋭いところを見せてほしい。