2017/06/17(土)
2歳戦レース回顧と勝馬評価です。


宝塚記念の注目馬はこちら (A)
先行してギアチェンジの鋭さを生かすのが持ち味も、ここ2走は出脚が鈍り後方から運ばざるを得ない流れ。前走は、3角以降のペースアップにゴチャついてしまい、スムーズにギアチェンジできず。終いは伸びているだけに、力はまだ見限れない。


今週デビューの有力馬はこちら (a)
母はクロフネの半妹で芝中距離3勝。3頭いる全兄はディープインパクト産駒ながら素軽いトップギアに優れることなく、パワー豊富な走りで小回り向き。5月早々に入厩し、ゲート2回目で合格。480kg前後でのデビューとなりそう。
6月25日(日) 阪神1800mに出走予定

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(レース映像&ラップ評価等は続きをクリック)
馬場状態

東京芝
開催9週目となりDコース替わり。野芝約10~12cm、洋芝約12~16cm。
インが荒れて先行勢がラチから2~3頭分離れて走るものの、上がり33秒台の競馬が中心。
外差しは決まりづらく、先行勢が残りやすい。

阪神芝
開催3週目でBコース替わり。野芝約10~12cm、洋芝約14~18cm。
パンパンの良馬場で上がり32秒台が出るほど高速化。多少厳しいラップとなっても先行勢が残る。

函館芝
開幕週で洋芝約10~14cm。
インの状態よく、500万下でレコードが出るほど高速化。先行勢が止まりづらく内枠優勢。




■2017/06/17(土)
東京01R 未勝利 芝1400m

今 回
127-110-120-121-111-117-126
(357-121-354:1.23.2)
参 考
125-110-116-120-115-117-125
(351-120-357:1.22.8)
6月に東京未勝利が行わてからの4年平均

ペース&展開
テンから先行3頭がペースを握ったが、番手以降が抑え、中緩みのラップ。しかし、4角から人気のスプリングマンが先頭に被せていったため、早めスパートから持続力勝負に。1400m戦ながらマイルに近いラップであり、勝馬の決め手が一枚上だった。

勝馬評価
スプリングマン (父:ローズキングダム)
(ギアチェンジ④、トップギア③、持続力③、レースセンス③、将来性④)
好スタートからスッと先手を取りに行ったが、外から被せられたため無理をせず番手。3角ではやや掛かり気味になっていたが、その後も我慢させつつ直線に向かうと早々に先頭に。残り200mでムチ入れて追うとしぶとく粘る先行馬を交わして快勝。

デビューはステルヴィオサトノオンリーワンに次ぐ3着も、1000m通過61秒台で走りながら、上がりも34秒台と古馬500万下に匹敵するハイレベル戦。今回、ひと叩きしたことにより馬体重は+8kgと増えた上に、さらに大きく見せ毛ヅヤも良好。単勝1.3倍の断然人気に応えることができた。
まだ、直線ではフワフワしたところがあるものの、手先の軽さが感じられ、時計速い馬場での決め手勝負なら昇級後も通用。夏の新潟開催に向けてきたなら面白い。

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■2017/06/17(土)
函館05R 新馬戦 芝1000m

今 回
123-110-114-113-117:57.7
参 考
123-112-116-112-117:58.0
開幕週1000m新馬戦の過去5年平均

ペース&展開
テンから各馬が手綱しごいて進め、基準以上に速めのペースに。馬群縦長のまま直線に向かったが、スピード不足のメンバーはそのまま後方に置かれ、先団同士が叩き合ったままゴールに。
時計は基準以上も高速馬場の影響が大きい。スプリント適性が問われた前傾ラップ。

勝馬評価
ベイビーキャズ (父:アルデバランⅡ)
(ギアチェンジ③、トップギア②、持続力③、レースセンス③、将来性③)
出遅れたものの積極的に押して好位に。3角からは3番手にまで押し上げ、そのまま外を進出して行くと、直線も止まることなく、しっかり伸びての差し切り勝ち。
常に手綱を動かしつつの追走だっただけに、豊富な持続力が目立った形。テンから後手に回り、距離ロスも最大の立ち回りだっただけに着差以上の評価が必要。

父、母父ともにミスプロ系で、祖母父はブライアンズタイム。サンデーサイレンスのみならずノーザンダンサーも5代祖までさかのぼる血統。428kgと小柄な牡馬で、ユルさを全く感じさせないピッチ走法。
直線入口で若干外に膨らんだものの、コーナーリングのうまさは際立った。直線平坦小回り戦への適性が高そう。