■2017/06/11(日)
東京11R エプソムC 芝1800m


エプソムCのラップ適正穴馬はこちら (C)
前走は後方からの競馬となって後手勝負となってしまったが、上がり最速でラスト200mの伸びはさすがのもの。荒れ芝や揉まれながらのギアチェンジも得意とするところで、これまでの東京1600~2000mでは、ペースや馬場状態にかかわらず、強い相手に大崩れはない。メンバーが楽になる今回はチャンス十分。


今週デビューの注目馬はこちら (c)
米国産の母は1勝どまりで兄姉にも重賞等での活躍馬はなし。しかし、祖母は米国2最優秀牡馬ボストンハーバーの妹と良血で、一流種牡馬を交配してきたあたり期待の肌馬。今回、エンパイアメーカーに父が替わり、早めに仕上がった。
1週前追切では、先週の鳴尾記念で5着に好走したスピリッツミノルと併せ馬。内を通ったとはいえ、パワフルなフットワークから楽な手ごたえで1馬身先着。若駒とは思えない好時計。
6月11日(日) 阪神1200mでデビュー予定

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コース図&参考ラップ
エプソムCコース
コースデータはこちら
128-112-117-120-120-118-114-113-119
(357-358-346:1.46.1)
過去5年の平均




過去のレース映像&ラップ分析

2016.6.12 良 開催8週目(Cコース6日目)
勝馬:ルージュバック(8枠18番) 54kg

129-113-121-122-120-118-110-114-115
(363-360-339:1.46.2)

内が荒れ、先行勢がラチ沿いを避ける場面も。時計速い馬場だが、外差しにシフト。
マイネルミラノがハナに立つとSペースに落としたため馬群一団で追走。3~4角から徐々にペースを上げると番手馬との差が一時的に開いたが、後続も焦ることなく進め、ラストは33秒台のトップギア勝負に。
上がりは1着ルージュバック32.8秒、2着フルーキー33.0秒と、一枚上のトップギアを見せた2頭が上位。しかし、ラップは前残りとなっておかしくないもので、G1や別定G2ではあまり見られないラップ。持続力や底力は問われず。

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2015.6.14 良 開催8週目(Cコース6日目)
勝馬:エイシンヒカリ (5枠6番) 56kg

129-113-114-119-117-116-112-112-122
(356-352-346:1.45.4)

良馬場で、内が荒れてパワーを要するが、先行勢もしぶとく粘れる。内外フラット。
エイシンヒカリがハナに立ち、テン35.6秒は例年より遅めだったが、向正面後半でも12秒台にラップを落とすことなく他馬も追走。1000m通過59.2秒はやや速めの一本調子ラップとなり、4角からエイシンヒカリ自らがラップを引き上げてのスパート。
結果的には追いすがるサトノアラジンを逃げるエイシンヒカリが振り切ってのゴール。ただし、後続に脚を使わせつつの逃げであり、エイシンヒカリ&サトノアラジンの上位2頭はハイレベルの力比べ。

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2014.6.15 良 開催8週目(Cコース6日日)
勝馬:ディサイファ(1枠1番) 56kg

127-114-118-122-121-118-112-113-117
(359-361-342:1.46.2)

洋芝が短く刈られ高速化。例年以上に前が止まりづらいコンディション。
向正面は各馬折り合いに専念し、テン3F35.9秒は馬場状態を踏まえればSペース。3~4角では荒れたラチ沿いを避けるように馬群全体が外目に出したため、さらに外を進出する差し馬なし。
先行優勢のまま横に大きく広がっての直線勝負となり、ラストまで11.7秒と大きくラップを落ちず。
33秒台の末脚を出した差し馬勢が入着できず、急坂でのギアチェンジと、道中の位置取りが重要となった一戦。

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2013.6.9良 開催8週目(Cコース6日目)
勝馬:クラレント(3枠3番) 56kg

127-108-116-118-120-121-120-112-115
(351-359-347:1.45.7)

高速馬場でやや内優勢のコンディション。
1000m通過58.9秒と早めのペースに見えるが、人気薄が10馬身以上の大逃げを打ったため。実質の馬群はクラレントが先導し、60秒前後のSペース。捲り瞬発力を問わない直線からのスパートとなり、クラレントが粘る中、最内を狙ったジャスタウェイが2着まで急追。外を回した差し馬も軒並み33秒台の末脚を使ったが前に届かず。
道中の位置取りと直線進路、そして、高速馬場でのトップギアが問われたレース。

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2012.6.10 良 開催8週目(Cコース6日目)
勝馬:トーセンレーヴ(3枠6番) 56kg

127-110-116-119-120-119-114-116-126
(353-358-356:1.46.7)

東京最終週となり、良発表だが先行勢が外に進路を取るほど荒れた馬場。
先行争いは平年並みだったが、3角に向けて徐々に馬群縦長となり、1000m通過59.2秒はややHペース。先団3頭が4角から早仕掛で勝負したため、馬群縦長のまま4角に入り、ラスト3Fが最速。ゴールに向けてラップが落ちる底力勝負に。
先に抜け出して前粘りを図るトーセンレーヴに対し、後方からダノンシャークが襲いかかるが届かず。後方勢も上がりを出しても入着ならず、仕掛けタイミングが重要となった一戦。

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過去データと適性能力
【JRAホームページ(過去10年の傾向)から】
● 連対馬20頭中19頭は、過去2走での最高単勝人気が4番人気以内。中でも、1番人気は13頭が連対し、連対率で40%を超える。
(アストラエンブレム、タイセイサミット、ナスノセイカン、フルーキー、ベルーフ、マイネルハニー、レッドレイヴンが該当)

● 過去3走以内の芝重賞で3着以内に好走している場合、連対率が20%以上。
(アストラエンブレム、クラリティシチー、クラリティスカイ、タイセイサミット、ダッシングブレイズ、デンコウアンジュ、ヒストリカル、マイネルミラノ、メドウラークが該当)

● 年明け初戦での5着以内の好走が必要。6着以下に敗退した場合と、好走率に大きな差がある。
(アストラエンブレム、カムフィー、クラリティスカイ、タイセイサミット、ダッシングブレイズ、デンコウアンジュ、ヒストリカル、マイネルハニーが該当)

【過去レース映像&ラップ分析から】
● 開催後半という意識が働いてか、Sペースからの直線末脚勝負となりやすい。しかし、高速馬場の時期が続いていることもあり、ラスト2~3Fは11秒台前半のトップギアを要する。
● 4歳馬の好走が目立ち、実績馬ならなおよい。負担重量57kg以上であっても好走することが多い。
● 過去5年の上がり最速馬の成績は【2-2-0-1】と優秀で、唯一連対を外したのはエイシンヒカリが逃げ粘った年のみ。ただし、4角10番手程度からと中団からの差しが中心。後方からでは届かないことが多い。



エプソムCのラップ適正穴馬はこちら (C)