2017/06/03(土)
2歳戦レース回顧と勝馬評価です。


マーメイドSの注目馬はこちら (A)
牝馬限定戦では、持続力は一枚上。前走は後方から直線外に出そうとするが、進路をふさがれ力を出せずじまいの参考外。直線長いコースの方が力を発揮しやすいだけに、阪神内回り戦でインをうまく立ち回れるかが見もの。


今週デビューの注目馬はこちら (a)
名牝の母の2番仔。全兄は気性面の課題を克服できず、3歳2月に1戦使ったのみだが、それよりも素直で前向きとの事。父ディープインパクトだが、馬体は母同様むっちりの筋肉質でバネを感じさせる。ゲート試験後、秋に備えるとのことだったが、最終追切の内容次第で出走してくる予定。
6月10日(土) 東京1400mでデビュー予定

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(レース映像&ラップ評価等は続きをクリック)
馬場状態

東京芝
開幕7週目で、野芝約10~12cm、洋芝約12~16cm。
インの荒れが目立ち、先行勢が直線でラチ沿いを避ける場面も。
しかし、時計速い馬場のため、外差しとまではならず内外フラット。

阪神芝
前開催から6週あけての開幕週で、野芝約10~12cm、洋芝約14~18cm。
多少ペースが上がっても前が残りがち。内優勢。




■2017/06/03(土)
阪神05R 新馬戦 芝1600m

今 回
126-111-130-137-126-111-112-115
(367-263-338:1.36.8)
参 考
130-122-129-133-128-117-108-114
(381-261-339:1.38.1)
過去5年の6月阪神新馬開幕週の平均

ペース&展開
テンから先団一団で進め、逃げ馬は掛かり気味。テン3Fは基準よりも1秒以上早くなったため、いったんは13秒台後半ラップを刻んだものの、直線からは一気にギアチェンジ。上がり33秒台を出したメンバーが上位を占めたが、中でも勝馬の決め手は抜けていた。
馬場状態もあるとはいえ、勝ちタイムはこの時期としては優秀で、秋の新馬戦並みに速い。

勝馬評価
ケイアイノーテック (父:ディープインパクト)
(ギアチェンジ⑤、トップギア④、持続力④、レースセンス④、将来性④)
好スタートからしっかり番手で控え、直線は最内の狭いところをすり抜けると一気に抜け出した。上がり3Fが11.1-11.2-11.5のところ後続を引き離しており、ギアチェンジ&トップギアは一枚抜けていた。

母は阪神ダ1400mのレコードホルダーで、テンのスピード&持続力で重賞2勝。初仔のディープインパクト産駒は英国で新馬戦で勝利し、再びディープインパクトでの2番仔。母の産駒としては国内初登場。
母は手脚の長い細身体型もだったが、本馬はトモなどに筋肉がついてバランスの良さを感じる。調教映像からも重心の低さとバネの強さが目立っていたが、ここまで鋭い決め手を見せるとは、後々まで期待できる素質馬。

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■2017/06/03(土)
東京05R 新馬戦 芝1400m

今 回
127-112-117-121-117-116-123
(356-121-356:1.23.3)
参 考
128-116-123-125-116-112-117
(367-128-345:1.24.0)
過去2年の6月東京新馬戦の平均(良のみ:5レース分)

ペース&展開
先団一団で飛ばしたため、この時期としてはHペースであり一本調子ラップ。4角一団となってからの叩き合いとなったが、持続力なくしては厳しい。マイル戦以下の距離で必要となる末脚性能が試された一戦。

勝馬評価
ヴィオトポス (父:マツリダゴッホ)
(ギアチェンジ④、トップギア③、持続力④、レースセンス③、将来性③)
好スタートを切るが中団に控え、4角で外を鋭く捲り上げつつギアチェンジ。直線では蛇行してヨレ、柴田大Jも何度も追いづらそうにしていたが、さらに後ろから差し馬に詰め寄られると手前を替えて再加速してのゴール。

スラリとした430kgの牝馬で、ユルさを全く感じさせず締まりある馬体は初戦から動ける出来であった。
坂を駆けあがる際にヨレたあたり、もう一回り大きくなってパワーをつけてほしいが、仕掛け反応の鋭さは抜群のものがあり、今回のラップから持続力勝負にも強いところを見せた。

母マイネヴィータは札幌2歳、フラワーCを2着。父ナリタブライアンの代表産駒といえる存在。
本馬は、昨年の朝日チャレンジCを制したマイネルハニーと4分の3同血であり、他にロードクエストなど、母にロベルトを含むマツリダゴッホ産駒の成績は総じて良い。