■2017/05/21(日)
東京11R オークス 芝2400m


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前走は課題のスタートを決め、中団から外捲りの競馬も、しっかり伸びたのは残り200mから。元々右回りでは外に膨らみがちで勝負どころでモタつくところあり。折り合い面の課題はかなり解消しており、左回り2400mでの巻き返しに期待。


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参考記事
オークス~ラップ分析~
オークス~最終予想~

馬場状況
良馬場で時計は速め。インの状況が極めてよいため、外を回しては厳しい内伸び馬場。

レース映像


ラップと展開
今 回
127-116-128-126-120-123-123-121-116-113-112-116
(371-369-360-341:2.24.1)
参 考
125-108-121-124-123-123-126-124-123-118-116-118
(354-370-373-352:2.24.9)
過去5年平均(全て良馬場)

押し出されるようにフローレスマジックがハナに立ち、ソウルスターリングが敢然と番手に。後続各馬はそれを見るように折り合いに専念。
向正面では12秒台中盤にラップを落とすことなく早めのペースで進んだが、馬群一団のまま。馬場状態も併せると、ラップが示す以上の実質Sペース。

このため、早め4角から、ソウルスターリングがスパート開始すると、それに呼応して各馬が仕掛けていったが、先に勝負したメンバーは止まらず。勝馬ソウルスターリングはトップギアと持続力を存分に発揮し、ラストまで11.6秒と速い上がりを使って後続を振り切った。
ただし、中団以降から差しに回ったメンバーは、ラップ&馬場状況から不利に働いた状況。大外を回した3着アドマイヤミヤビ、前が壁となった5着リスグラシューも、勝馬との大きな力量差は感じられない。

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着順上位馬

〇 ②ソウルスターリング 1人気1着
相変わらずの好スタートからがっちり抑えて番手競馬。ラチ沿い2列目で我慢させつつ進めていたが、早め3角から逃げるフローレスマジックの外目に出すと、直線持ったまま先頭に。
坂で外にヨレつつ何度も手前を替えたため、内から一気にモズカッチャンに詰め寄られるが、ラスト200mからは持続力に優れるところを見せ、一気に伸びた。
不安だった折り合いは前にうまく壁を作ってクリア。高速馬場とはいえ、ラスト4F前から11秒台のロングスパートを敢行し、終い11.6秒で締めるとは強い内容。

△ ①モズカッチャン 6人気2着
内枠からじっくり進めラチ沿い3列目。4角で先に抜け出したソウルスターリングを追いかける形でスパートすると、ギアチェンジ鋭く一気に並びかけたが、底力面で勝馬に敵わず。
元々、立ち回りの良さが武器で、ギアチェンジ鋭く揉まれながらも抜け出せる内枠巧者。今回も存分に最内枠の恩恵を受けた形だが、今後もSペースとなりやすい牝馬限定戦では大崩れない走りが期待できる。

△ ⑯アドマイヤミヤビ 2人気3着
外枠から無理に出さず後方待機。4角のペースアップにムチ入れながら追いかけていくと、大外をしっかりと伸びたが、さすがにインをうまく立ち回った2等には届かず。
今回の馬場&枠順では、常に外を回さざるを得なかったロスが響いた形。ただし、トップギアはメンバー最上位の実力も、ギアチェンジ時のパワーが不足し、勝負どころが登りの東京コースではややモタついてしまった感あり。秋に向けてさらに後躯が充実したなら世代頂点を目指せるだけの力は証明できた。


人気敗退馬

◎ ⑭リスグラシュー 3人気5着
ゲートでアオってしまったが、軽く促して馬群内中団に。4角からのペースアップに対してもスムーズに前を追いかける余裕があったが、前が詰まってしまい、ムチ入れてギアチェンジした時にはすでに前が抜け出した後。
桜花賞時に見せた勝負どころのズブさは今回感じず、ラスト詰め寄ったのは力がある証拠。ただ、今回は外を回して勝負する馬場状況でもなかったため、課題のゲートをうまくクリアできなかったのが痛かった。

- ⑬レーヌミノル 4人気13着
テンから手綱がっちり押さえて、馬群の外中団。各馬がペースアップしても持ったまま手ごたえ十分に直線に向かったものの、残り400mからムチ入れても前との差は開くばかり。
元々、トップギア勝負はこのメンバーでは一枚下。これまでの好走も、豊富なスピードを活かして早め勝負から押し切る競馬が主だっただけに、中距離戦のペースでは能力を発揮しづらい。本質的には1400m向き。


その他

▲ ⑦ディアドラ 9人気4着
スタート後すぐにラチを目指してインに進路を取り、ラチ沿い後方から。直線でも徹底したイン突きを狙うと、ちょうど逃げるフローレスマジックがバテ始めたため、それを目標にスパートすると、パワフルな走り。
これまでも、上がり33~35秒台の叩き合いに対応しており、揉まれながらもしっかり伸びる持ち味を存分に発揮。岩田Jもインを執拗に狙い、好調時の勝負勘が戻ってきた。

△ ③フローレスマジック 5人気6着
好スタートを切ったもののソウルスターリングがスッと控えたため、押し出されるようにハナに。その後は、うまくマイペースに持ち込んだように見えたが、早めからソウルスターリングに外から被されてしまい、スパートせざるを得ず。
直線早々で交わされた後もしばらく追いすがっていたが、横からミルコにうまく乗らされてしまい、強い相手に目標にされては厳しかった。