■2017/04/08(土)
阪神11R 阪神牝馬S 芝1600m


皐月賞の注目馬はこちら (A)
持続力とトップギアは世代屈指の素質馬。前走も皐月賞をイメージして好位競馬を教え込んでの勝利と順調。ただし、スタートやギアチェンジのユルさはかなり解消されてきたとはいえ、パワーを要する小回りコースでも力を存分に発揮できるのか。


3歳特別戦の注目馬はこちら (a)
豊富な持続力が持ち味だが、前走は、開幕週の小回りコースに対し、後方から距離ロス最大の強引な外捲りとなってしまい参考外。元々は、馬群内で折り合うことができるタイプ。荒れ芝は問題なく、巻き返しに注意。

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阪神牝馬S
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参考記事
阪神牝馬S~ラップ分析~
阪神牝馬S~最終予想~

馬場状況
小雨が降り、終日重馬場。
かなりパワーを要し、外差し馬場とまではいかないが、インは伸びづらい。

レース映像


ラップと展開
今 回
125-115-116-119-118-112-118-120
(356-237-350:1.33.3)
参 考
128-108-116-119-118-111-113-118
(352-237-342:1.33.1)
1600m戦となった昨年のもの

いったんは掛かり気味にクイーンズリングがハナに立ったが、3角からは入れ替わるようにクロコスミアが先導。渋った馬場とあり、テン3Fは35.6秒と基準より遅かったものの、残り600mから各馬がペースを上げると、早々にラップが落ち、ラストは12秒台に。

かなり底力を要したラップで、直線は差し競馬でも力があるものしか浮上できず。ミッキークイーンの能力は一枚抜けており、2着には割り切ったイン差しで抜け出したアドマイヤリード。全体時計はかなり優秀。

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着順上位馬

〇 ⑥ミッキークイーン 1人気1着
スムーズに好位につけ、3~4角のペースアップに前を追いかけずに、若干、馬群内後方に押さえて我慢。4角出口から気合つけつつ外目に出していくと、一気にトップギアに引き上げ馬群を抜け出した。
430kg台の牝馬で、渋った馬場ではパワフルにトップギアに引き出せないのではと懸念されたが、明らかに能力は一枚上だった。前半ゆったりと流れながらも、残り2F目からラップが落ちるような底力ラップとなった分、いっそう強さが際立った。昨年は4戦して未勝利だったが、今年は初戦から快勝と幸先良し。

△ ⑯アドマイヤリード 3人気2着
大外枠だったが、いったん後方に下げてラチ沿いに。4角出口からはインを突くように前との差を詰めていくと、差し馬勢がこぞって外に進路を取ったため、馬群内を突いて一気に伸びてきた。
いかにもステイゴールド産駒らしいピッチ走法で荒れたインでもお構いなし。33秒前後のトップギア勝負では分が悪いが、荒れ芝でのパワー勝負は向いている。ただ、これまで外を回しての直線勝負で、今回は、ルメールJの奇襲的なイン差し。これが毎回決まるかといえば難しいか。

◎ ⑧ジュールポレール 4人気3着
好スタートからスムーズに好位に。4角のペースアップに外目に進路を取ると、残り2Fからメリハリつけてのスパート。残り200mでは前を捕らえる勢いで伸びたが、ラストは1~2着馬の決め手に屈した形。力をつけている。


人気敗退馬

△ ③クイーンズリング 2人気15着
スタートから掛かってしまい一気にハナに。3角からは譲って3番手に下げたが、直線気合つけてもジリ伸びまででラスト200mはズルズル後退。前半リキんだ分があったのは確かだが、元々、インを立ち回って抜け出すのが持ち味。今回の馬場に合わなかったのも確か。

- ⑤トーセンビクトリー 5人気6着
中団で折り合いに専念し、4角からは思い切って外に出していったものの、手ごたえの良さとは裏腹にジリ伸びまで。パワフルなギアチェンジと捲りの鋭さは垣間見ることができたが、底力勝負となっては上位馬に一枚足りない。


その他

△ ④クロコスミア 7人気4着
積極的に進め3角からはハナに。荒れたインを通しながら、直線前半では後続をいったん離す力強さを見せた。小柄だが、過去には渋った馬場でも10秒台ラップを出したことがある道悪巧者。終いがかかる流れとなっても入着を確保したあたり、今後も馬場状況によっては注意が必要。