3歳戦レース回顧と勝馬評価です。


アーリントンCの注目馬はこちら (A)
前走は、勝負どころで外から絞られ、内に進路を変更するロスあり。それでも、ギアチェンジ鋭く、一気に馬群を抜け出すところを見せていた。コーナーワークの鋭さやギアチェンジは世代屈指のもの。しっかりと賞金を獲得し、今後のローテを楽にしたい。


3歳特別戦の注目馬はこちら (a)
前走は勝負どころで前が壁になり、かつ、勝馬に寄られて追いづらくなるロスあり。それでも安定した先行力に加え、馬群に揉まれてもしっかり伸びてくる持続力は申し分なく、ここでは力量上位。
2/25(土) 中山2200m水仙賞に出走予定

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馬場状態

東京芝
Dコース4週目だが、良馬場で時計は速め。
土日ともに内外フラットでトップギア勝負となりやすい。

京都芝
8週にわたる京都開催の最終週で内が荒れている。
土日ともに外差しコンディション。

小倉芝
開催2週目。
土曜は内が伸び、持続力勝負となっても前が残りやすかったが、日曜は外差しにシフト。




■2017/02/18(土)
東京09R フリージア賞 芝2000m

今 回
131-121-124-124-128-126-121-116-111-116
(376-252-247-343:2.01.8)
参 考
128-117-122-125-124-125-124-117-117-119
(367-249-249-353:2.01.8)
過去5年の同レース及びセントポーリア賞を参考とした

ペース&展開
馬群一団のSペースで進み、3角から逃げ馬が後続を引き離しにかかるものの、12秒台後半の中緩みラップ。4角から各馬がスパートしたため、11.6-11.1秒と一気のギアチェンジを要し、ラストはトップギア勝負に。

勝馬評価
トリコロールブルー (父:ステイゴールド)
好スタートから先団を見る位置に控え、4角ではギアチェンジ鋭くスパート。直線ではしばらく前が壁だったため、スペースを確保するのに時間がかかったが、前を向くとスッと抜け出した。終始余裕のある手ごたえで、スムーズならもっと着差があった強い内容。

11月の黄菊賞以来の出走となったが、この時はタガノアシュラの逃げ切りを外捲りで唯一追いかけての2着。これで3戦していずれも上がり最速と、素質の高さを見せている。
ディープインパクト産駒の半兄ダノンジェラートワールドインパクトは、素軽さよりもは持続力に偏った末脚性能で、上級では決め手に欠ける場面もあった。しかし、本馬は父がステイゴールドに替わり、ギアの上げ下げに対応できるタイプ。距離延長や小回りコースも問題なく、クラシックトライアルでも十分に好走が期待できる。

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■2017/02/19(日)
京都09R つばき賞 芝1800m

今 回
131-121-129-131-129-126-122-107-110
(381-386-339:1.50.6)
参 考
130-118-120-127-131-124-119-113-117
(368-382-349:1.49.9)
過去5年の平均

ペース&展開
少頭数競馬とあり、向正面は馬群一団のSペース。3角から逃げ馬が後続を引き離しつつ逃げるものの、レースラップはそれほど上がってなく、直線入口で10.7秒へのギアチェンジ。完全に前が残っておかしくない流れのところ、人気のファンディーナがしっかりと差し切り、強い内容。

勝馬評価
ファンディーナ (父:ディープインパクト)
テンで前に行きたがったが抑えて好位追走。スローペースに対して各馬が折り合いに専念するところも問題なく進め、4角からは軽く促して前との差を詰めにかかると、上がり33.0秒のトップギアを披露し差し切り勝ち。
レースラップのラスト1Fが11.0秒と、完全に逃げ残りとなっておかしくないラップだけに着差以上に強い内容。

デビュー戦は、出たなりでハナに立って逃げ、直線であっという間に後続を引き離し、2着馬に1.5秒の圧勝。この時も、ギアチェンジ時に11.0秒の素軽さを見せており、ラスト200mは流して11.4秒と極めて優秀な末脚性能であった。516kgの大型牝馬とあり、1月デビューとじっくり取り組んだが、2戦目の今回はさらに凄みを増していた。

母は仏国で未出走での繁殖入りも、その近親には凱旋門賞馬のバゴなど活躍馬多数のファミリー。底力に期待できるものがある上に、重心低く大トビのフットワークはいかにもディープインパクト産駒。
距離に問題ないため、目標はオークスか。焦らずにしっかりとローテを組みたい素質馬。