■2017/02/11(土)
東京11R クイーンC 芝1600m


クイーンCの危険な人気馬はこちら (C)
基本的には一本調子ラップ向きで、豊富なスピードと持続力を活かした走りが魅力。11秒前半のトップギア勝負には分が悪いため、勝ち負けに持っていくには、それをカバーすべく早めから勝負しなければならなく、案外仕掛けどころは難しい。


3歳特別戦の注目馬はこちら (b)
未勝利勝ちの昇級初戦となるが、デビュー戦の敗因は、超Sペースで内からスッと抜け出したメンバーに脚元をすくわれたもの。豊富な持続力はこのクラスでも上位であり、馬群内で揉まれてもアツくならずにスッとスパートできるレース巧者の面も。ローカル小回りコースでも力を発揮しやすい。
2/11(土) 小倉2000mあすなろ賞に出走予定

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コース図&参考ラップ
クイーンCコース
コースデータはこちら
125-113-118-123-122-113-113-119
(356-245-345:1.34.6)
過去5年の平均




過去のレース映像&ラップ分析

2016.2.7 良 開催3週目(Dコース5日目)
勝馬:メジャーエンブレム (3枠6番) 55kg

123-108-113-117-117-112-116-119
(344-234-347:1.32.5)

良馬場で高速馬場。想像以上に前が流れるため、前残り多発。
断然人気のメジャーエンブレムがハナを切ると、後続も離れずについていったため、1000m通過57.8秒は過去最速のHペース。しかも、やや中盤が緩んだとはいえ、12秒台ラップが皆無と、かなり厳しい流れ。
直線ではメジャーエンブレムが楽な手ごたえのまま後続を突き離して独壇場。昨年の1.34.0秒を大幅に更新するレースレコード決着。
2着以下には中団以降に控えた差し馬勢が叩き合っていたことからも、勝馬の能力が数段上だったことを証明。

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2015.2.14 良 開催3週目(Dコース5日目)
勝馬:キャットコイン (3枠6番) 54kg

124-112-115-118-120-114-115-122
(351-238-341:1.34.0)

内が荒れてきたため、ゴール前の時計がかかるようになってきたが、内外フラット。
テンこそ平年並みに流れたが、逃げ馬が3角からもリキんでペースを落とさなかったため、中緩みが少なく厳しい流れ。さらには、ラスト3F前から速めにスパートを開始したため、後方勢もいったん引き離されて慌てて追いかけての直線。次第にゴールに向かったラップが落ちる底力勝負となり、例年以上のハイレベル戦に。
勝馬のキャットコインは厳しいラップの中、先に勝負しての勝利で強い競馬。また、2着のミッキークイーンは輸送失敗の中でも力を発揮しており世代屈指の能力を証明。

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2014.2.18 稍重 開催3週目(Dコース6日目)
勝馬:フォーエバーモア(3枠6番) 54kg

125-115-120-125-125-113-115-119
(360-250-347:1.35.7)

降雪延期となり火曜日の開催。稍重発表だが、それほど時計掛からず、内外フラットなコンディション。
2番手のフォーエバーモアが掛かったままでの追走となったが必至に折り合いに専念。例年なみに中盤が緩むペースとなったが、フォーエバーモアが4角のラスト3Fからそのままペースアップしたため、馬群一団の一斉スパート。
結果的に、終いのラップが平年ほど落ちず、上がり3F勝負となったが、仕掛けどころが早かったこともあり、終いは持続力勝負。2着には中団から持続力まかせに伸び切ったマジックタイム。

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2013.2.9 良 開催3週目(Dコース5日目)
勝馬:ウキヨノカゼ(8枠15番) 54kg

126-114-120-123-120-112-111-120
(360-243-343:1.34.6)

時計速めで、内伸び馬場。
テンから先行争いがなくゆったりと流れたが馬群縦長。しっかりと4角まで息を入れ、4角出口の残り600mから先団が一気にペースを上げると、11秒前半のラップを連続で刻むギアチェンジを要したが、ラスト12.0秒に落ちたところを好位~中団からの差し馬勢が飲みこんでのゴール。
後方からイン差しで急追したスイートサルサが2着だったが、外を回して後方から直線勝負に賭けたメンバーは届かず掲示板まで。

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2012.2.11 良 開催3週目(Dコース5日目)
勝馬:ヴィルシーナ(5枠9番) 54kg

126-116-124-131-130-115-110-114
(366-261-339:1.36.6)

時計速めで、内伸び馬場。
人気薄が逃げ、番手以降に人気のイチオクノホシやヴィルシーナが敢然と待機したため、1000m通過62.7秒はかなりのSペース。その後も、3~4角では13秒のラップが刻まれていたが、馬群一団のまま膠着したため、4角で一気のギアチェンジを要し、完全な先行有利の流れに。
メンバーの大半が33秒台の上がりで駆け抜け、番手からスムーズに伸びたヴィルシーナに対し、マークしてゴールまで追いかけたイチオクノホシが決め手を見せるものの差を詰めきれずの2着。順当どおりの決着。

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過去データと適性能力
【JRAホームページ(過去10年の成績)から】
● 単勝1倍台の断然人気馬が勝率50%、それに続く2~5倍未満の人気馬が連対率57%、複勝率86%。上位人気馬は素直に信頼。
● フルゲートとなる16頭で行われた8回に限ると、3枠から4頭、5枠から3頭が勝利し、偏りが生じている。
● 好成績を挙げているのは前走がG1・G2だった馬で、G3から臨んだ馬も上々の成績。

【過去のラップ分析から】
● テンから折り合いに専念することが多く、前半Sペース必至。その分、早めの3F前から11秒台前半にまでギアチェンジすることが多い。
● 基本的には先行~中団が有利でトップギア重視。ただし素軽さだけでなく、急坂後もそれをキープする持続力が必要。
● 過去5年の上がり最速が【0-2-1-2】と勝ちきれていない。直線長い東京コースとはいえ、4角のギアチェンジでズブく後手に回っては分が悪い。後方からの追い込みを決めるには後々クラシックで活躍するくらいの能力が必要となる。
● フェアリーSからのローテが人気の一角を担うが、ラップ適正は合致しない。フェアリーSで先行しての好走よりも、差し届かずの方が魅力あり。



クイーンCの危険な人気馬はこちら (C)