2016/07/23(土)
2歳戦レース回顧と勝馬評価です。


アイビスSDの注目馬はこちら (A)
千直競馬は5戦して3勝2着2回。テンのスピードに不安はあるものの、類稀な持続力と揉まれ強さを備え、馬群を割って出る力強さ。外枠配置が多かったのも確かだが、むしろ外枠よりも中枠のほうが力を発揮しやすいタイプ。いきなりの重賞制覇があっても驚けない。


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馬場状態

福島芝
最終週となり、インが荒れて先行勢が外に進路を取るほど。
パワーを要するため、良馬場ながら時計もかかる。

中京芝
最終週で、インは全く伸びず。
良馬場とあり、時計は基準並みだが、外差しが優勢。

函館芝
最終週でインが荒れているが時計速め。
内外フラットで有利な脚質はペース次第。




■2016/07/23(土)
福島05R 新馬戦 芝1800m

今 回
128-122-129-140-133-123-120-117-120
(379-395-357:1.53.2)
参 考
129-114-123-129-125-122-122-119-123
(366-376-364:1.50.6)
2015年7月の福島新馬戦平均(4レース分)

ペース&展開
先行争いはなく、各馬が折り合いに専念したため前半1000mは65.2秒の超Sペース。さすがに向正面後半からペースは上がったものの、先団の脚色よく前残り。インが荒れているとはいえ、11秒台のギアチェンジ戦に対して外から一気に差した勝馬の決め手は十分。

勝馬評価
ペイドメルヴェイユ(父:ローエングリン)
外枠から控えつつじっくりと進め、向正面でも焦ることなく中団待機。3角からは距離ロスを被りつつ外を捲るしか方法がなかったが、思い切って外に出すと残り200mから一枚上の脚色で猛追。3角から手前を替えぬままゴールまで追われたが、ヨレることなくきっちり差し切ったのは力がある証拠。

ミスティックリバーは、芝中距離で3勝も条件戦どまりだが、ヴィクトワールピサの全姉。他の兄弟も重賞戦線で活躍と活力のあるファミリー。
4頭いる兄姉は中央未勝利ということもあり、今回、5番人気に甘んじていたが、小回り向きの持続力は血統からも確かなものがあり、コーナー4つの競馬は向いている。
この後も中距離戦での活躍が見込まれるが、トップギア勝負に対応できるかは半信半疑。このひと叩きによりさらに素軽さが増すことを期待したい。

その他
ほかに末脚目立ったのは4着の⑥サッチン。近親に目立った活躍馬はいないものの、小柄ながら重心低くやわらかいフットワークは、母父ディープインパクトの良さ。4角から大きく外を回して距離ロス最大の走りであり届かずも、トップギア十分の走りであり、新潟での2戦目に期待が持てる。

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■2016/07/23(土)
中京09R 中京2歳S 芝1600m

今 回
125-115-118-122-121-119-112-118
(358-243-349:1.35.0)
参 考
126-117-122-127-130-120-114-125
(365-257-359:1.38.1)
過去2年の平均

ペース&展開
少頭数競馬だったものの、すぐに馬群縦長となり引き締まった流れ。3~4角でも大きくラップを緩めることはなかったため、後方勢は大きく外に出す距離ロスを生じたが、先行勢には厳しい流れとなり、差し馬が上位独占。

勝馬評価
ディーパワンサ(父:ディープブリランテ)
出遅れたため、割り切って後方から運び、直線で思い切って外に出しての追い込み。直線からの反応抜群にトップギアに入れると、各馬が荒れた芝に寄れながらとなっている中、しっかりした脚取りで上がり最速。

デビュー戦は、牝馬限定戦らしからぬ厳しい一本調子ラップで、厳しい持続力勝負。道中我慢しつつも、ノーステッキのまま抜け出した決め手はインパクト十分。424kgの小柄な馬体には見えないほど、パワーと持続力に秀でたフットワークは目立っていた。
祖母シンハリーズに父ディープブリランテと世代屈指の持続力を備えているのは間違いない。そして、牡馬相手でも遜色ない力強さは、体いっぱいに使った大きなフットワークとバネの強さから生まれるものであり、距離延長でのギアチェンジ戦でも期待。
この後は、ファンタジーSかデイリー杯から阪神JFに向かうと思われるが、十分に勝負になる能力。

その他
2着の⑧エントリーチケットは番手から馬場の良いところに持ち出し、いったんは先頭に立ったものの、目標となってしまった。
デビュー戦は人気薄だったが、Hペースで逃げ、息を入れぬままギアチェンジと強い内容での勝利。時計速い馬場では決め手を欠きそうだが、ラフィアンらしく、ゲート&レースセンスの良さが目立ち、荒れ芝で力を発揮するタイプ。

3着の⑨アンノートルは、中団待機から徐々に外を捲り上げていくが、デビュー戦のようなパワフルな登坂力やギアチェンジは見せることができず。左手前のままコーナーリングしてしまいスムーズにスパートできなかったのが原因で、ラストはしっかりと勝馬に詰め寄っていた。このクラスでも力は十分。

1番人気の④サトノクロノスは、後方から外を回して追い込みにかけたが、坂でモタついてしまいジリ伸びまで。
デビュー戦は番手から余裕の手ごたえで完勝していたが、レースラップ的にも楽だったのは確か。このクラスでは慣れが必要であり、また、牡馬としては小柄でパワー不足。荒れ芝に苦戦した印象。