イボキン(5699)の初値予想暫定記事になります。東海東京証券が主幹事を務める案件で、上場市場はJASDAQスタンダード、公開株数624,000株、オーバーアロットメント93,600株、今回の上場による市場からの吸収額は想定発行価格算出で約12.6億円となります。事業は「解体事業、環境事業及び金属事業による総合リサイクル事業」となっています。


IPO市場においてあまり人気がないと思われますが、上場規模がそれほど大きくないために初値利益は狙えそうです。売上はそれほど増加していませんが、利益が伸びています。近畿及び中国エリアにて事業展開している企業ですが、今後は全国的なアライアンスネットワークを展開するそうです。


イボキン(5699)初値予想暫定


項目株数データ
想定価格1,760円
仮条件7月12日
公開価格7月24日
公開株数624,000株
オーバーアロットメント93,600株
上場時発行済み株数1,620,000株(公募分を含む)
想定ベースの時価総額約28.5億円
幹事団東海東京証券(主幹事) ←IPO口座は少ない
SBI証券
SMBC日興証券
エース証券
岩井コスモ証券 ←後期型抽選


初値予想2,000円~2,300円


2018年12月連結業績予想では売上11.3%増、経常利益8.3%増(2,300万円増)の増収増益予想が出ています。想定ベースのPERは11.9倍、PBR20.6倍となります。また、配当金が24円出ることになっており、配当利回り1.36%となります。


ベンチャーキャピタル出資は無く、ストックオプションの採用も無いため公開株式以外の流通は少ないと思われます。ロックアップは180日間が適用されることになっています。イボキンの詳細は下記の記事からご確認をお願い致します。

⇒ イボキン(5699)IPO新規上場と初値予想


IPO当選を狙うなら東海東京証券は押さえておきたい証券会社ですが、他の証券会社からもできるだけ申込を行っておきましょう。数万円の利益が見込めそうですが、続くIPO発表が行われていないため思いのほか初値が高くつく可能性もあります。同日上場のシステムサポート(4396)も同規模の上場となっており2社とも初値は高くなると考えています。


イボキンの事業は「解体事業」「環境事業」「金属事業」を行い、自社中間施設工場でリサイクルや再生資源として循環させる機能が備わっています。ただの解体事業者ではないことにポイントがあります。類似企業ではタケエイ(2151)あたりかと思いますが、PER的には同社へ魅力があるように思います。事業拡大に伴い営業利益が拡大することに期待したい企業となっています。


直近ではミダック(6564)も産業廃棄物処理を行いましたが、こちらは公開株数が332,000株、オーバーアロットメント49,800株で上場規模が約5億円だったため大きく初値を超えています。比較すると上場規模が違いますが、参考になるかと思います。公開価格1,300円の初値は2,000円でした。


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