カーブスホールディングス(カーブスIPO)の初値予想と幹事配分などを今回も評価していきたいと思います。コシダカホールディングスを保有している株主にカーブスHDの株を現物配当するため話題となっています。


スピンオフを利用した第1号案件となっていますが厳密には第2号になるようです。スピンオフ制度の整備が始まってからの第1号になるようですね。


カーブスIPO初値予想と評価


東証1部へ直接上場するとされており現在の初値予想は意外と高い数値になっています。


女性専用フィットネスクラブに注力している企業ですが、今後は男性向けにも同様のサービスを展開するため業績への期待があるようです。


コシダカホールディングスの株主はカーブスのIPOを貰えるため一見メリットが高いように感じますが、コシダカHDの株価が大幅に下落した場合は旨味がなくなります。本来の第1号とされる銘柄では公募組だけが儲かり親会社の株式を持ち続けた株主は株価が下落し旨味がなかったようです。


某紙によればJASDAQ上場のアエリア(3758)がゲームポットを分離させたとあります。


項目株数データ
想定価格720円
仮条件720円~750円
公開価格2月20日
公募株数2,415,000株
売出株数0株
公開株数(合計)2,415,000株
オーバーアロットメント362,000株
幹事団三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事)
野村證券
SMBC日興証券
いちよし証券
丸三証券
岡三証券
委託見込auカブコム証券
岡三オンライン証券


スピンオフを利用した構造にはコシダカHDの株主構成が関係しています。通常であれば今回のような上場は既存株主が嫌がると考えられます。親会社も収益が落ちるわけなので企業価値を高めたいと言いつつしばらく苦戦する可能性があります。


また仮条件が発表され720円~750円に決定しています。割安とされていた株価が少し高くなっているようです。想定発行価格は720円でした。


業績予想によれば2020年8月の連結売上が292.4億円で前期比4.3%増、経常利益56.9億円で前期比8.6%増になります。四半期利益は39億円で前期比5.5%増になるようです。PERは仮条件上限750円算出で約16.02倍、PBRは5.66倍になります。


配当金は10円予想されており配当利回り1.33%です。また株主優待は設定され本決算の8月末に100株以上保有していれば一律500円分のクオカードが貰えます。その他、健康寿命の延伸を目的に活動する団体への寄付も可能です。


もっと詳しく知りたい
カーブスIPOの詳細情報を知りたい方は下記記事にまとめているので参考にしてください。仮条件発表後には追記する形で最新の初値予想も記載しています。
カーブスホールディングスIPO上場承認と初値予想!スピンオフで爆益期待


初値予想950円~1,050円


kimukimu

公開株式が多く株単価は低めなので積極的に公募組は狙ってよいと思います!上場後に株価が上向くのか微妙だけどインデックス買い狙いで4月末までは好調に株価が推移するのかも?


既存株主の売り圧力も上場後に気になるところです。上場時発行株式数84,713,284株、また潜在株式数9,144,209株となっています。


幹事名配分単位引受割合
三菱UFJ・モルガンスタンレー証券2,173,700株90.01%
野村證券120,700株5.00%
SMBC日興証券48,300株2.00%
いちよし証券
24,100株1.00%
丸三証券24,100株1.00%
岡三証券24,100株1.00%


今回は主幹事の三菱UFJ・モルガンスタンレー証券からの申し込みは絶対条件です。株数が多いためネット口座でも配分期待があると思います。店頭口座の方は日ごろの取引により裁量配分期待ができそうです。


また、三菱UFJ・モルガンスタンレー証券からの委託販売でauカブコム証券でも取扱いが決定しています。口座を開設している方は当選チャンスなので申し込んでおきましょう。抽選ルールは下記記事で説明しています。





また、野村證券よりもSMBC日興証券からのほうが当選しやすそうです。さらに岡三証券の委託経由で岡三オンライン証券でもカーブスIPOの取扱いが決定しています。口座があれば前受け金なしで申込が出来るため申し込みしておきましょう!




類似企業はルネサンス(2378)やセントラルスポーツ(4801)になると思います。直近では2019年上場のトゥエンティーフォーセブン(7074)が類似企業になると思います。


私はトゥエンティーフォーセブンIPOに当選しましたが現在の株価を見て驚いています。公開価格3,420円の初値が3,800円、高値6,090円から2020年2月13日の前場株価1,552円です。恐ろしい株価推移ですね。


カーブスホールディングスの場合は成熟している銘柄のため株価変動率は狭いと考えられます。取引のポイントはやはりインデックス買いにぶつける投資家が「多いのか」「少ないのか」でしょう。関係会社は既に株式配分の権利があるため買い増しは行わず流れに任せるはずです。


親会社がコシダカホールディングスであることから公開価格割れは個人的に考えていません。初値予想は公開価格から2割~3割上昇したところで売り買い一致となりそうです。某社が提示している1,000円という価格帯は切りがよいためあり得ますね。


日本でも有名フィットネス事業を行っている企業、そして東証1部への上場を考えると上場後数日間は賑わう感じでしょう!公募組は積極的参加ですよね。2020年初当選はカーブスIPOかもしれません。


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