▽今週重賞の馬体診断予想を完全公開▽
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少し前だが、ヒストリカルが引退という記事をJRA公式ホームページでみた。

この馬は、馬体的にみて「その素晴らしい長所がありながら、それを十二分に活かし切れていない印象」だったため、過去、事あるごとに、<馬体診断予想>などで色々と綴ってきた馬だ。

良くも悪くも、予想通りの引退となり、馬体的に非常に残念でやるせない気持ちだ。

ズバリ、「何が残念なのか?」直近の本馬の馬体解説を転載しておく。

ヒストリカル
その馬体、ディヴァインライトやアド
マイヤマックスなどとかぶる馬。

一目見てわかる母父ノーザンテースト
の色が出たマイル中距離仕様。スケー
ルは凡庸も、SP絶対値の高さを誇る
造り。

つまり、その距離適性とSP強みがあ
れば、適距離レンジでは堅実に走れ、
同時に、少し短めの距離では、タフな
流れとなった際、ハマッたときの差込
は強烈と言えるのだ。

個人的に、もう何年も参戦を熱望して
いるのだが、ズバリ、中京1200<
高松宮記念>でこそ、激走臭ぷんぷん
の馬体なのである。

以上、今走適性屈指の一頭で、仕上が
り次第で堅実に走れるだろう。

そういえば、本馬を管理する音無調教
師と言えば、あの歴史的名馬体アドミ
ラブルを管理しているはず。他、アン
ビシャスといい、東京向きの薄く軽い
【持続C型】馬を見抜く相馬眼がある
模様。

もし、その相馬眼に、馬体の構造的な
適性判断ができていれば、G1<高松
宮記念>参戦は実現していたのではな
いか。

もうすでに8歳、何度も言うが、残念
無念のローテーションだ。


ズバリ、このヒストリカル、馬体から是非とも

中京1200m<高松宮記念>での走りを見たかった

ちなみに、本馬の生涯成績を見返してみたが、ただの一度も1200mを使われていない。ただの一度もだ。その馬体を見れば見るほど、本当にやるせない気持ちになる。

あくまで想像だが、3歳時に1800mの毎日杯を勝ち切ったことで、「人がとらわれてしまった」のではないかと思う。


以上、本馬以外にも、馬体的にミスマッチなローテーションや乗り方(脚質)を選んでいる馬はたくさんいる。

もちろん、競馬の結果は、「馬体」だけに依存するわけではないので、馬体的にベストなコースや距離を使ったところで、より良い結果が保証されるわけでもないが。

それでも、バイクで例えるならば、

小回りが効きづらいハーレーに乗って
原付スクーター相手に、街乗り勝負ばかり挑んでいる


そんな様が、馬体を通じて競馬をみていると、本当にたくさん目にすることがある。

競走馬のローテ選択には、色々な諸事情や思惑があるのだろうが、これだけ「馬体とミスマッチなローテーションを歩んでいる馬」を目にすると、調教師や騎手だからと言うだけで、イコール、「馬体の見極め」ができるわけではないんだなぁと痛感する。

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