ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO新規上場)第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(1,370円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようです。

ピー・ビーシステムズ(4447)の上場日は9月12日(木)で単独上場、9月第一号IPO(新規上場)となります。上場市場はIPO市場では不人気市場となる福岡証券取引所ですが、新興企業向けのQ-Board市場への上場となるため、本則市場よりはまだマシでしょうか。

IPO主幹事は個人的にはあまり良い印象を持っていないエイチ・エス証券となっております。そしてこのピー・ビーシステムズ(4447)のIPO申し込み期間は8月26日(月)~8月30日(金)ですのでお忘れなく。ちなみにエイチ・エス証券はIPO申し込み時の前受け金は不要です。エイチ・エス証券に良い印象がない理由は下記の過去記事で書いております。

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO(新規上場)初値予想

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO(新規上場)初値予想
ピー・ビーシステムズ(4447)IPO(新規上場)初値予想

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO想定価格は1,370円となっているため、現時点では公募価格の1.5倍~2.2倍程度の初値形成になるのではないかと、やや強めの初値予想となっておりますが、個人的な評価については地合いや上場市場を考慮してC級評価に設定させて頂いております。

このピー・ビーシステムズ(4447)のIPO仮条件は明日8月22日(木)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

ピー・ビーシステムズ(4447)の事業内容は企業の基幹システムをクラウド化する「セキュアクラウドシステム事業」と特殊な映像技術を用いて空間を仮想化する「エモーショナルシステム事業」とIPO市場では人気化しやすいクラウド関連に4DやVRなどの事業も手掛けているため、テーマ性があって面白そうな銘柄です。さらに一カ月以上のIPO空白期間明けという点も日程面で有利です。

このピー・ビーシステムズ(4447)の詳細な事業内容などをお知りになりたい方はお手数ですが、下記の過去記事をご覧下さい。

ただいずれにしてもやはり気になるのは上場市場でしょうかね。
新興企業向け上場市場となる福岡証券取引所のQ-Board市場への上場とはいえ、やはり地方上場市場には変わりません。東証上場と比べると勢いが違います。初動はそこそこあるかもしれませんが、上場後の流動性は激減する傾向にあるため逃げ足は早いかと。現時点での吸収金額も3.2億円と東証であれば完全に軽量サイズと言えますが、地方となると軽量とは言い難いです。

ベンチャーキャピタルは売り出しに参加していないため、今回の上場で回収する予定であることが考えられます。上場後の流動性なども考えると早い段階で売却してくると思われ、売却価格は掛かっているロックアップが解除可能となる公開価格の1.5倍程度がまずは目先の目安となるでしょうか。

<ベンチャーキャピタル等のロックアップ状況>
株主である加賀電子株式会社、株式会社ユニリタ、日本アジア投資株式会社、山代ガス株式会社、株式会社ゼネラルアサヒ、イメージ情報開発株式会社、K&Pパートナーズ1号投資事業有限責任組合、株式会社E3、みやざき未来応援ファンド投資事業有限責任組合及び株式会社バリュー・アップは、主幹事会社に対し、元引受契約締結日から上場日(当日を含む)後90日目(2019年12月10日)までの期間、主幹事会社の事前の書面による同意なしには、当社普通株式の売却等(ただし、当社普通株式の売却価格が本募集等における発行価格又は売出価格の1.5倍以上であって、主幹事会社を通して行う証券会員制法人福岡証券取引所での売却等を除く。)を行わない旨を合意しております。
(ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO(新規上場)目論見書より抜粋)

ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのピー・ビーシステムズ(4447)のIPO株(公募株及び売り出し株)2,100枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
エイチ・エス証券(主幹事1,722枚82.0%
SBI証券210枚10.0%
FFG証券84枚4.0%
西日本シティTT証券21枚1.0%
岡三証券21枚1.0%
東洋証券21枚1.0%
エース証券21枚1.0%
岡三オンライン証券(委託幹事)?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が300枚あります。

地方上場ではあるものの、とりあえず一カ月以上のIPO空白期間が買い意欲につながると考え、現時点での管理人の個人的なこのピー・ビーシステムズ(4447)のIPO参加スタンスは当初の予定通り全力申し込みで問題ないと考えます。

ただIPOの申し込みができる証券会社も少なく、さらにIPO株配分数を見る限りでもIPO当選はほぼ絶望的ですけどね^^;

<追記>
ピー・ビーシステムズ(4447)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:1,370円
IPO仮条件:1,280円~1,380円

IPO想定価格がほぼ最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの設定に伴い市場からの吸収金額は3.0億円~3.3億円となりました。
にしても上限が10円だけ高くなっていますが、この10円の意味はあるのでしょうかね^^;

<追記>
ピー・ビーシステムズ(4447)の第二弾初値予想が発表されたようです。

2,500円~2,800円

IPO仮条件はほぼ一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも下限は上ブレ、上限は下ブレした初値予想となっているようです。個人的な評価についてはC級評価からB級評価に格上げとさせて頂きます。

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