テスホールディングス(5074)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。これで4月12社目(1社上場中止あり)のIPOとなります。上場日及び上場件数から見ると4月はこれで打ち止めかもしれませんね。

テスホールディングス(5074)の上場日は4月27日(火)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では不人気市場となる東証一部市場への上場で、IPO主幹事は大和証券となっております。

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これまでIPO愛好家の間では毎回IPOの当選報告も多く個人投資家人気の高い証券会社という位置付けでしたが、2021年4月1日以降はIPO抽選方法が変更となり、初のIPO主幹事となることから、良い意味、悪い意味含めて注目度が高まりそうです。

テスホールディングス(5074)のIPO(新規上場)情報

設立:2009年7月9日(実質上:1979年5月26日)
業種:建設業
事業の内容:再生可能エネルギー発電所の開発・売電、小売電気事業、コージェネレーションシステムを始めとした各種環境・省エネ対策システム等の設計・調達・施工・オペレーション&メンテナンスほか

テスホールディングス(5074)IPO上場承認

上場市場東証一部
コード5074
名称テスホールディングス
公募株数7,000,000株(自己株式の処分)
売出し株数2,800,000株
オーバーアロットメント1,470,000株
IPO主幹事証券大和証券
IPO引受幹事証券三菱UFJモルガン・スタンレー証券
野村證券前受け金不要
SMBC日興証券
みずほ証券
岡三証券
いちよし証券
丸三証券
岩井コスモ証券
SBI証券
松井証券前受け金不要
大和コネクト証券委託幹事
岡三オンライン証券委託幹事
auカブコム証券委託幹事
IPO発表日3月24日(水)
上場日4月27日(火)
仮条件決定日4月8日(木)
ブック・ビルディング期間4月12日(月)~4月16日(金)
公開価格決定日4月19日(月)
IPO申し込み期間4月20日(火)~4月23日(金)
時価総額596.1億円
吸収金額191.5億円
想定価格1,700円(170,000円必要)

公募株式7,000,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場(米国及びカナダ除く)の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は引受人の買取引受による自己株式の処分に係る株式数の範囲内で、本募集及び引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、発行価格決定日2021年4月19日(月)に決定されます。

大手5大証券と呼ばれる証券会社5社がしっかりと主幹事含めIPO幹事団(シンジケート)の中に入っております。さらに上記をご覧の通りこのテスホールディングス(5074)のIPO主幹事が大和証券となっていることからグループ会社となるCONNECTコネクト)、そしてIPO幹事団(シンジケート)の中には三菱UFJモルガン・スタンレー証券岡三証券が入っているため、それぞれグループ会社となるauカブコム証券岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

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テスホールディングス(5074)のIPO(新規上場)事業内容等

テスホールディングス(5074)はグループ会社で、テスホールディングス株式会社を持株会社として、テス・エンジニアリング株式会社を中核とする子会社18社(匿名組合含む)及び持分法適用関連会社3社で構成されております。

テスホールディングスグループは、持続可能な社会の実現に向けて「Total Energy Saving & Solution」を経営理念として掲げ、「再生可能エネルギーの主力電源化」「省エネルギーの徹底」及び「エネルギーのスマート化」を注力領域として、①エネルギープラントやユーティリティ設備のEPC(Engineering:設計、Procurement:調達、Construction:施工)を行うエンジニアリング事業及び②オペレーション&メンテナンス(O&M)、再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、電気の小売供給及びその他を行うエネルギーサプライ事業の2つの事業を展開しております。

テスホールディングス(5074)IPO事業内容

エンジニアリング事業

エンジニアリング事業はエネルギープラントやユーティリティ設備のEPC(Engineering:設計、Procurement:調達、Construction:施工)を行っており、省エネルギー領域と再生可能エネルギー領域の2つを主たる事業領域としております。テス・エンジニアリング株式会社がコージェネレーションシステム、太陽光発電システム及びユーティリティ設備等のEPCを、共立エンジニアリング株式会社がユーティリティ設備のEPCをそれぞれ行っております。
テスホールディングス(5074)IPOエンジニアリング事業

エネルギーサプライ事業

エネルギーサプライ事業はオペレーション&メンテナンス(O&M)、再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電、電気の小売供給及びその他の各種サービスを提供するランニング収益(ストック)型のビジネスであります。テス・エンジニアリング株式会社がO&M、再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電及び電気の小売供給を、テス・アセットマネジメント合同会社がアセットマネジメント業務、プライムソーラー合同会社をはじめとするSPC(特定目的会社)及び匿名組合が再生可能エネルギー発電所の所有・運営・売電を行っております。
テスホールディングス(5074)IPOエネルギーサプライ事業

テスホールディングス(5074)の保有運転中再生可能エネルギー発電所
テスホールディングス(5074)IPO保有運転中再生可能エネルギー発電所

【手取金の使途】
手取概算額11,136百万円及び自己株式の処分の手取概算額上限2,349百万円については、連結子会社のテス・エンジニアリング株式会社への投融資資金として全額充当する予定であります。 なお、投融資資金は、テス・エンジニアリング株式会社において、①木質バイオマス発電プロジェクトへの出資(2案件)にかかる出資資金として2,566百万円(2021年6月期:1,305百万円、2022年6月期:881百万円、2023年6月期380百万円)、②同社子会社であるPT PTEC RESEARCH AND DEVELOPMENTにおける設備投資資金(EFBペレット製造設備)のための投融資資金として197百万円(2023年6月期)に充当する予定であります。また、残額は、③同社が大規模太陽光発電設備建設(EPC)等にかかるプロジェクト資金(運転資金)として調達した短期借入金の返済資金の一部(2022年6月末まで)に充当する予定であります。上記調達資金については、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する予定であります。
(テスホールディングスのIPO目論見書より一部抜粋)

テスホールディングス(5074)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

テスホールディングス(5074)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,700円としてオーバーアロットメント含め191.5億円と規模的に東証一部市場への上場としては特に大型サイズではありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて98,000枚と多くありますが海外への販売もあります。

またもや海外販売のあるIPO案件ということで、IPO総株数が多いものの、配分割合が決まるまでは当選しやすいかどうかはわかりません。さすがにこの手の業種で海外配分が半数を達するのは厳しいとは思いますが、いずれにしても額面通りの配分は難しいため、IPO当選への期待値は低く見積もっておいた方がガッカリ感は少ないかもしれません。

さらにこれまた「再生可能エネルギーの主力電源化」「省エネルギーの徹底」「エネルギーのスマート化」の3つの事業領域に注力することで、世界的なエネルギー脱炭素化に貢献し、SDGs(持続可能な開発目標)の実現を目指すSDGs関連企業となります。

テスホールディングス(5074)IPOSDGs

ただこのSDGs関連がIPOの初値への寄与度が高くないということはすでに昨年(2020年)12月に上場たポピンズホールディングス(7358)で証明されており、日本初のSDGs銘柄であったにも関わらず公募割れスタートとなっていることから特に目立ったワードでは無いことが伺えますが、少なくとも再生可能エネルギーということでのテーマ性はありそうです。

テスホールディングス(5074)の株主の中にベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているため、上場時の余計な売り圧力はありません。

これまでおよそ2年間に渡って東証一部市場は不人気市場という位置付けで捉えられていましたが、先日3度目の正直でようやくIPO新規上場)を果たしたウイングアーク1st(4432)が見事に公募価格を上回ってスタートしたことから、一定程度の評価は戻ってきていそうです。少なくとも4月13日(火)に同じ東証一部に上場する予定の紀文食品(2933)が公募割れ回避となれば、より一層東証一部上場への不安感は払拭されそうですね。

いずれにしてもこの規模であれば個人投資家だけの参戦では持ち上げることができないため、海外投資家及び機関投資家のチカラが必須となります。まずは海外投資家への配分割合がどうなるかに注視したいところです。

とりあえずの初値評価は大幅な上昇も見込みにくく、公募割れする可能性も低いと考えD級評価に設定させて頂きます。管理人の個人的なこのテスホールディングス(5074)のIPO参加スタンスもひとまず中立とさせて頂き、大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解や紀文食品(2933)のIPO初値結果を含めた今後の株式市場全体の雰囲気を見ながら決めて行きたいと考えています。

あとは冒頭でも申し上げている通り、このテスホールディングス(5074)のIPO主幹事は大和証券で、IPO抽選配分方法の変更後初の主幹事案件となることから、これまで通りIPOの当選報告が上がって来るのかどうかも気になるところですね。

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<追記>
やはりCONNECTコネクト)がこのテスホールディングス(5074)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

テスホールディングス(5074)のIPO取り扱い決定大和コネクト証券
テスホールディングス(5074)IPO大和コネクト証券

<追記>
やはり岡三オンライン証券もこのテスホールディングス(5074)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

テスホールディングス(5074)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
テスホールディングス(5074)IPO岡三オンライン証券

<追記>
やはりauカブコム証券もこのテスホールディングス(5074)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

テスホールディングス(5074)のIPO取り扱い決定auカブコム証券
テスホールディングス(5074)IPOauカブコム証券

テスホールディングス(5074)のIPO(新規上場)業績等

テスホールディングス(5074)のIPO経営指標
テスホールディングス(5074)IPO経営指標

テスホールディングス(5074)のIPO売上高及び経常利益
テスホールディングス(5074)IPO売上高及び経常利益

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