スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きたいと思います。

昨日(3月19日)はまたもやIPO新規上場承認発表が2社ありました。もう1社のSANEI(6230)についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きたいと思います。

そして同時に昨日(3月19日)はIPO(新規上場)中止発表がまたもや1社追加されました。これで2020年は堂々の年間中止件数過去最多となりました。中止(延期)銘柄は4月7日上場予定のアイキューブドシステムズ(4495)です。仮条件決定日を延期していたので、おおむね想定内です。IPO新規上場承認発表はどんどんある一方で、どんどん中止(延期)になっています。使い方が間違っていなければ、これはまさにカオスです。

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)の上場日は4月23日(木)で、今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は今年(2020年)イケイケのみずほ証券となっております。

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)のIPO(新規上場)情報

設立:2012年12月27日
業種:電気機器
事業の内容:企業向け非接触ICカードリーダ端末の販売、当該端末と連携した店舗向けO2Oサービスの提供、独自音通信技術のライセンス及び認証サービスの提供

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード6598
名称スマート・ソリューション・テクノロジー
公募株数340,000株
売出し株数40,000株
オーバーアロットメント57,000株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券野村證券
いちよし証券(前受け金不要
SBI証券
楽天証券100%完全抽選
上場日4月23日
仮条件決定日4月3日
ブック・ビルディング期間4月7日~4月13日
公開価格決定日4月14日
IPO申し込み期間4月15日~4月20日
吸収金額4.6億円
想定価格1,070円(107,000円必要)

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)のIPO(新規上場)事業内容等

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)は主にSmart端末販売及びスマートフォン用Zeetleアプリを活用した店舗向けO2Oサービスである「Zeetleカードサービス」、音通信技術を用いたサービス構築において必要となるセキュリティに対応するための認証サービス「TrustSoundサービス」の提供(ZeetleカードサービスとTrustSoundサービスを総称してSmartSoundサービス)を行っております。

O2Oサービスとは「Online to Offline」サービスの略称で、インターネット上(Online)の情報提供等を通じて、実店舗など(Offline)への集客や購買行動を促すためのサービスのことを言います。

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)IPO事業系統図

Smart端末販売

独自に開発したSmart端末「ピットタッチシリーズ」の販売を行っております。「ピットタッチシリーズ」には、非接触ICカードによる通信のほか、独自音通信技術による通信方式を採用した端末があり、勤怠管理などのビジネス用途と店舗等での販促用途に利用されております。 Smart端末の製造は、ハードウェアの設計を含めた製品開発は自社にて行っておりますが、製造ラインは保有しておらず、全て外部の製造委託先にて製造を委託しております。また、一部の部材につきましては、自社が調達し、製造委託先に支給しております。

SmartSoundサービス

独自に開発した音通信技術は、スマートフォンのマイクとスピーカーを使用する技術であるためスマートフォンの機種への依存が少なく、より幅広い対象にサービスが提供できるほか、ビルなどの施設に既存で設置されているスピーカーを使うことも可能なため特別な設備を必要とせず、スマートフォンとの通信環境を構築できるメリットがあります。「SmartSoundサービス」として、自社の音通信技術とSmart端末を活用したO2Oサービス「Zeetleカードサービス」及び、当社の音通信技術を用いたサービス構築において必要となるセキュリティに対応するための認証サービス「TrustSoundサービス」の提供を行っております。SmartSoundサービスの主なサービスは以下の通りです。
スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)IPOSmartSoundサービス

【手取金の使途】
手取概算額326,696千円については、製品開発関連費、研究開発費、広告宣伝費、開発用機材購入費、オフィス増床費に充当する予定で、残額につきましては、将来的な設備投資、開発資金及び人材の採用費等に充当する方針ですが、具体化している事項はありません。なお、上記調達資金は、各々の具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(スマート・ソリューション・テクノロジーのIPO目論見書より一部抜粋)

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,070円としてオーバーアロットメント含め4.6億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型で、荷もたれ感はありません。

株主にベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位株主には180日間のロックアップが掛かっています。公開価格の1.5倍以上となれば、売却可能となりますが、みずほ証券お得意の初値形成後です。

事業内容は上述の通りで、一言で申し上げるには無理がありますが、通常時であれば人気化しやすい内容で、何より吸収金額が4.6億円でIPO株数も3,800枚しかないという希少性も加えると2倍以上の初値は固いIPO銘柄と言えます。あくまでも通常であればの話です。

ただ、もうすでに空気感でご承知のことと思いますが、IPO市場はまったく盛り上がっておりません。昨日(3月19日)上場した関通(9326)は巣ごもり効果や、AmazonのGOODニュースの援護射撃など偶然にもタイミングが良かっただけで、買われるべくして買われたという感じです。

あまりにチキンな取引で画像を出すのも恥ずかしいですが、買われるべくして買われる銘柄のIPOセカンダリは簡単です。環境的に握力がいつも以上に弱くなっており、微益のチキン取引なので偉そうなことは言えませんが。初値形成からわずか17分でストップ高(1,332円)まで買い上げられたことは伏せておきます^^;

関通(9326)IPOセカンダリ2020.3.19

何が言いたいかと申しますと、IPO市場自体の地合いは何一つ変っていないということです。あくまでも管理人の主観ですが。現時点で発表されているIPO銘柄に巣ごもり的な銘柄はなく、しばらくは苦戦が強いられそうです。

このような環境下でIPO新規上場承認が続々と発表されている時点でドン引きですが、上場後の市場変更を狙った大人の都合(?)は曲げられません。無駄なIPO新規上場)となる可能性が高そうですが、受け入れるしかありませんし、あとは少しでも市況が良くなっていることを願うしかありません。

とりあえず現時点での管理人の個人的なこのスマート・ソリューション・テクノロジー(6598)のIPO参加スタンスは本来なら全力申し込みで行きたいところですが、劇的な市場回復が無い限りやはりニュートラル(中立)継続とさせて頂きます。この環境でもIPO当選は困難でしょうけどね。

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)のIPO(新規上場)業績等

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)のIPO経営指標
スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)IPO経営指標

スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)のIPO売上高及び経常利益
スマート・ソリューション・テクノロジー(6598)IPO売上高及び経常利益

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