ヘッドウォータース(4011)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。ヤバいのが来ましたね。

1日1社のIPO発表及び単独上場とようやくこれがマトモだということに気付いたのでしょうか。やや9月末に集中し過ぎな面はありますが、このペースはKY攻撃が得意な東証にしては珍しく良いペースですね。

ヘッドウォータース(4011)の上場日は9月29日(火)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はまたもやみずほ証券となっております。

ヘッドウォータース(4011)のIPO(新規上場)情報

設立:2005年11月1日
業種:情報・通信業
事業の内容:AIソリューション事業(企業の経営課題をITやAIのシステム開発を通して解決するソリューション事業を提供)

ヘッドウォータース(4011)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4011
名称ヘッドウォータース
公募株数100,000株
売出し株数0株
オーバーアロットメント15,000株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券SBI証券
大和証券
楽天証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
東海東京証券
極東証券
あかつき証券
マネックス証券委託幹事
IPO発表日8月24日(月)
上場日9月29日(火)
仮条件決定日9月7日(月)
ブック・ビルディング期間9月9日(水)~9月15日(火)
公開価格決定日9月16日(水)
IPO申し込み期間9月17日(木)~9月24日(木)
時価総額20.6億円
吸収金額2.5億円
想定価格2,240円(224,000円必要)

これまた規模の割にIPO幹事団シンジケート)が8社と多めです。IPO株数から考えると平幹事への割り当て数は極少で完全抽選分についてはほぼ皆無となりそうです^^;

ヘッドウォータース(4011)のIPO(新規上場)事業内容等

ヘッドウォータース(4011)は顧客企業の業務改善、経営課題の解決のため、AI(人工知能)をどこに、どのように、どうやって活用するのか、これらの複雑な導入プロセス、多くの技術的課題をワンストップで解決していく「AIソリューション事業」を展開しております。

ヘッドウォータース(4011)IPO事業概要

提供する「AIソリューション事業」は企業の経営課題をITやAIのシステム開発を通して解決する「インテグレーションサービス」及びインテグレーションサービスで開発したシステムの改善、保守を行う「OPSサービス」で構成されております。

インテグレーションサービス

<AIインテグレーションサービス>
顧客の業務を分析し、AIの活用部分を抽出し、概念実証を行った後に選定したAIを既存の業務に組み込み運用するところまでをワンストップで行うサービス。

<DX(デジタルトランスフォーメーション)サービス>
顧客企業のIT化を支援し、企業のデジタル化を推進しております。顧客企業AI化のファーストステップとして、アナログからデジタルへの業務・サービス変換への対応や、オンプレミスからクラウドサービスへの移行なども行っております。

<プロダクトサービス>
ヘッドウォータースが有するAIプロダクト「SyncLect」や「Pocket Work Mate」等を顧客に提供、もしくはカスタマイズすることによって顧客の経営課題を解決するサービス。

OPSサービス

インテグレーションサービスで開発したシステムの可用性はもとより、システム内の情報を有効的に活用できるよう継続的に機械学習を行うことで、運用の自動化や顧客に新しい「気付き」を与えるサービス及び不具合が発生しないよう保守を行うサービス。

【手取金の使途】
差引手取概算額199,080千円については、AIソリューション事業を推進するために必要な人材採用費及び人件費として2020年12月期に8,000千円、2021年12月期に116,400千円、2022年12月期に74,680千円をそれぞれ充当する予定であります。
また上記調達資金は実際の充当時期までは安全性の高い金融商品等で運用する方針であります。
(ヘッドウォータースのIPO目論見書より一部抜粋)

ヘッドウォータース(4011)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ヘッドウォータース(4011)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,240円としてオーバーアロットメント含め2.5億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては超小型サイズとなり、荷もたれ感は全くありません。IPO株数も売り出し株無しの公募株のみでたった1,000枚しかなく希少性も十分です。

ヘッドウォータース(4011)の事業内容は企業向けのAIソリューション事業の提供ということでBtoB事業。「AI」「ビッグデータ」「IoT」「クラウド」「デジタルトランスフォーメーション」などこれでもかと言えるほどIPO人気ワードがぎっしりで、かつ「三密対策&混雑認識」「コロナ対策」など今後必須となり得る対策などにもしっかり意識しております。

株主の中にベンチャーキャピタルの保有株が3社192,600株ありますが90日間のロックアップが掛かっております。公開価格の1.5倍以上となれば解除されますが、みずほ証券お得意の初値形成後でないと売却できないロックアップとなるため、上場時の売り圧力とはなりません。

その他既存の上位株主にも上記同様のロックアップもしくは解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっているためIPO新規上場)時はガチガチにロックされているため、需給不安はまったくありません。

業績も売上はおおむね横ばいですが、収益は2017年12月期からは黒字化しており、その後は順調に右肩上がりで推移しています。

ヘッドウォータース(4011)は東証マザーズへの上場、人気化しやすい事業内容、公開規模極少、IPO株数極少、どれをとっても完全に初値ぶっ飛び系のIPOと考えて良いでしょう。唯一欠点を探すとすれば設立が2005年と事業内容の割には比較的古く今さら上場感がある点ぐらいでしょうか。それでも今のIPO好地合いが続いているようであればほぼ確実に3日目突入となりそうな雰囲気のあるIPO銘柄です。

ただIPO新規上場)は銘柄自体の魅力ももちろん必要ですが、上場日の地合いもかなり重要です。このヘッドウォータース(4011)の上場日(9月29日)までに数銘柄の冷やし玉のようなIPO銘柄があるため、今の地合いがそのまま継続している可能性は低いと考えるのが現実的なのかもしれません。

それでももちろん管理人の個人的なこのヘッドウォータース(4011)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行きます。ただ残念ながらIPO株数は公募株のみでわずか1,000枚しかありませんので、超プラチナチケットとなり、IPO当選は限りなく厳しいでしょうね。せめてSBI証券が主幹事であればIPOチャレンジポイント全力投下で少しは期待できたのかもしれませんが。

<追記>
マネックス証券がこのヘッドウォータース(4011)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

ヘッドウォータース(4011)のIPO取り扱い決定マネックス証券
ヘッドウォータース(4011)IPOマネックス証券

ヘッドウォータース(4011)のIPO(新規上場)業績等

ヘッドウォータース(4011)のIPO経営指標
ヘッドウォータース(4011)IPO経営指標

ヘッドウォータース(4011)のIPO売上高及び経常損益
ヘッドウォータース(4011)IPO売上高及び経常損益

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