東京市場ザラバ~FOMC後に米金利安・株高を受けて348円高~(2023年11月2日)

 

2023年11月2日

・昨日のNY株は10月ADP雇用統計と10月ISM製造業景況指数が予想を下回り金利が低下したため株買いとなり、FOMCでは予想通り政策金利据え置きでパウエルFRB議長会見でも警戒されたほどタカ派姿勢を表明しなかったことで上げ幅を拡大し、ダウは$221高、ナスは1.64%の大幅高で引けました。

・本日の日経は前日終値31,601.65よりも385.37円高い31,987.02で寄り付き、9時半過ぎに486円高の32,087まで上昇し、そこからは32,000を挟んだ揉み合いが前場いっぱい続きました。
後場になると上昇幅を小幅縮めて31,870-980での小動きがひたすら続いて、31,949.89(+348.24)△1.10%で引けました。

 

FOMCの結果
5.25-5.50%で据え置き

★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2023年11月2日)の記事に載せています。

 

 

日経先物
・32,030で寄り付き、10時までは31,990-32,090で揉み合いが続き、10時から一段下げて31,910-32,020での揉み合いとなりました。
その後は32,000を目前にした31,870-990での小動きがひたすら続いて、31,880(+280)△0.89%で引けました。
現物は31,949.89(+348.24)△1.10%でした。

東証プライム売買代金:45,738億円、東証プライム売買高:17.70億株
東証プライム騰落数 値上がり882銘柄、値下がり722銘柄、変わらず54銘柄、比較不可1銘柄

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
・前日終値642.06よりも5.59ポイント高い647.65で寄り付き、直後から上げ出して10:55には662まで上昇しました。
後場になると659-663での小動きがひたすら続いて、663.86(+21.80)△3.40%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・10月ADP雇用統計や10月ISM製造業景気指数が予想を下回ったため米長期金利が低下して円買い・ドル売りとなり、17:00の151.38から23:40には150.81まで下落し、03:00のFOMCの時は151.08でした。
発表直後に151.08から150.88まで下落し、パウエルFRB議長会見で「政策スタンスは制限的、引き締めの完全な影響はまだ感じられない」「これまでの進展を考慮し、FOMCは慎重に進んでいる」「FOMCは次回会合の行動についてまだ決定していない」「(利上げ)サイクルの終わりに近づいている」などの発言から警戒されたほどタカ派姿勢を表明しなかったことで更に利回りが低下してドルが売られて04:30には150.66まで下落し、150.94でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると150.90近辺での小動きが続いた後、7:30からジリ下げが続いて11:30には150.14まで下落しました。
そこからはジリジリと戻して14:40に150.47まで上昇し、150.46で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-15分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
・前日終値3,023.07よりも5.59ポイント高い3,028.66で寄り付き、前場は前日終値を挟んだ動きが続き、後場になるとジリジリと下げ幅を広げて、3,009.41(-13.67)▼0.45%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW   33,274.58(+221.71)
NASDAQ   13,061.47(+210.23)
・朝方は10月ADP雇用統計と10月ISM製造業景況指数が予想を下回り金利が低下したため株買いとなり、FOMCでは予想通り政策金利据え置きでパウエルFRB議長会見でも警戒されたほどタカ派姿勢を表明しなかったことで上げ幅を拡大し、ダウは$221高、ナスは1.64%の大幅高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
・10月ADP雇用統計と10月ISM製造業景況指数が予想を下回ったため利回りは低下し、FOMC後も一段の利上げに対する警戒は薄れたことで利回りは更に低下して、4.736%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足