東京市場ザラバ~日銀決定会合は現状維持で下げ幅を縮め168円安~(2023年9月22日)

 

2023年9月22日

・昨日のNY株は前日のFOMCの結果がタカ派的だったとの見方から米金融引き締めの長期化懸念が再び高まり、また米長期金利の上昇も売り要因となってダウは$370安、ナスも1.82%安で引けました。

・本日の日経は前日終値32,571.03よりも381.71円安い32,189.32で寄り付き、日銀決定会合を控えて32,150-300で狭いレンジの動きが前場いっぱい続きました。
昼休み中の11:52に日銀金融政策決定会合の現状維持の発表があり、後場は32,448で寄り付き、32,535まで上昇して32,500近辺での小動きが続きました。
13時半から小幅押し戻されて32,366まで下落し、引け前に32,516まで戻して、32,402.41(-168.62)▼0.52%で引けました。

日銀金融政策決定会合の結果
11:52 現状維持

 

 

日経先物
・32,010で寄り付き、9:05に31,940まで下落し、31,940-32,050で揉み合いが続いた後、11:10に32,150まで一段上げて、11:52の日銀金融政策決定会合の時は32,100でした。
発表後から上げ出して12:35には32,330まで上昇し、32,300での揉み合いがしばらく続きました。
13:45に32,140まで押し戻されましたが再び戻して14:45には32,300まで上昇し、32,270(-140)▼0.43%で引けました。
現物は32,402.41(-168.62)▼0.52%でした。

東証プライム売買代金:38,813億円、東証プライム売買高:16.08億株
東証プライム騰落数 値上がり839銘柄、値下がり924銘柄、変わらず73銘柄

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

マザーズ
・前日終値712.52よりも6.12ポイント安い706.40で寄り付き、前日の安値を割り込んで年初来安値を更新しました。
しかし寄り付き後からすぐに上げ出してプラテンし、11:20には727まで上昇して725.68で前引けとなりました。
後場は728.28で寄り付き、729.11まで上昇した後は725-729での小動きが続き、726.61(+14.09)△1.98%で引けました。

左:マザーズ-5分足 右:マザーズ-日足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨夜のドル円は東京時間に年初来高値を付けたことで利食い売りに押され、17:00の148.25から20:00には147.69まで下落し、そこから戻して21:30に148.05まで上昇しました。
NYタイムに入るとNY株が軟調に推移したためリスクオフの円買いとなり00:10には147.32まで下落し、その後は147.50近辺での小動きが続いて147.56でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると147.50近辺での小動きが続いた後、10:30から上げ出して10:50に147.79まで上昇し、鈴木財務相の「(為替相場の過度な変動について)あらゆる選択肢を排除せず適切に対応」「政府として高い緊張感をもって注視」などの発言がありましたが反応は薄く、11:52の日銀金融政策決定会合の時は147.72でした。
発表直後に147.72から148.16まで急伸し、13:10には148.25まで更に上昇しました。
その後13:45に147.88まで押し戻された後は148.00近辺での揉み合いが続き、148.08で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・11:52に日銀金融政策決定会合の現状維持の発表後に上昇しましたが、すぐに押し戻されて低下し、145.28で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

上海総合指数
・前日終値3,084.70よりも0.05ポイント高い3,084.75で寄り付き、終日上昇基調が続いてほぼ本日高値の3,132.43(+47.73)△1.55%で引けました。

左:上海総合指数-1分足 右:上海総合指数-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW   34,070.42(-370.46)
NASDAQ   13,223.98(-245.14)
・昨日のNY株は前日のFOMCの結果がタカ派的だったとの見方から米金融引き締めの長期化懸念が再び高まり、また米長期金利の上昇も売り要因となってダウは$370安、ナスも1.82%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足