東京市場ザラバ～日銀決定会合は現状維持で306円高～（2024年4月26日）

 

2024年4月26日

・昨日は米1-3月期GDPが予想を下回ったものの1-3月期四半期コアPCEが予想を上回ったため長期金利が上昇したことで株売りが強まり、ダウは一時700ドル超の下落となり、$375安で引けました。
またナスもメタの決算でAI関連コストの拡大を警戒した売りで0.64%安で引けました。

・本日の日経は通常取引終了後にでたアルファベットとマイクロソフトの決算を好感して、前日終値37,628.48よりも97.13円高い37,725.61で寄り付きました。
しかしすぐに下げ出して9時半過ぎには77円安の37,550まで下落し、そこからはジリジリと上げ出して11時過ぎには224円高の37,852まで上昇し、151.87円高の37,780.35で前引けとなりました。
昼休み中の12：22に日銀金融政策決定会合の現状維持の発表があり、日経先物とドル円が急伸したため後場は297円高の37,926.06で寄り付き、直後に468円高の38,097まで上昇しました。
その後13時過ぎに37,859まで押し戻されましたが、そこから再び上げ出して14時前に38,086まで上昇し、37,934.76（+306.28）△0.81%で引けました。

日銀金融政策決定会合の結果
12:22　現状維持

 

 

日経先物
・37,850で寄り付き、直後から下げ出して9：40には37,570まで下落し、そこからはジリジリと戻して11：15には37,870まで上昇し、12：22の日銀金融政策決定会合の結果発表の時は37,780でした。
発表直後に37,780から38,120まで急伸し、13：05に37,870まで押し戻されましたが、そこから再び上げ出して13：45に38,100まで上昇し、引けにかけて再度押し戻されて、37,900（+290）△0.77%で引けました。
現物は37,934.76（+306.28）△0.81%でした。

東証プライム売買代金：49,674億円、東証プライム売買高：18.61億株
東証プライム騰落数　値上がり1,189銘柄、値下がり420銘柄、変わらず42銘柄

左：日経先物－5分足　右：日経先物－日足
　

 

東証グロース市場250指数
・前日終値640.12よりも1.40ポイント高い641.52で寄り付き、9：40に636まで下落した後は上昇して前引けは642でした。
後場は644で寄り付き、直後に647まで上昇し、その後643まで押し戻されて、644.61（+4.49）△0.70%で引けました。

左：東証グロース市場250指数－5分足　右：東証グロース市場250指数－日足
　

 

ドル円（チャートは15：30時点）
・昨夜は21：30に発表された米1-3月期GDPが予想を下回ったものの1-3月期四半期コアPCEが予想を上回ったため長期金利の上昇と共に21：50には155.74まで上昇して1990年6月以来約34年ぶりの高値を更新しました。
その後、時事通信が「日銀は26日の日銀金融政策決定会合で国債買い入れ縮小の方法を検討する。縮小すれば、日銀が保有する国債の償還ペースが新規買い入れを上回ることになりそうで、国債保有残高を減らしていく事実上の量的引き締め局面に移行することになる」との報道もあり、155.45-65での揉み合いが続いて155.64でNYクローズとなりました。
またイエレン米財務長官は為替介入について「まれな出来事であるべき」「過度な変動がある場合に限定され、事前に協議があることが期待される」と述べました。
・東京時間に入ると日銀決定会合を控えて155.55-65での揉み合いがひたすら続きました。
12：22に日銀金融政策決定会合の現状維持の発表があり、155.53から156.08まで急伸し、12：40には156.14まで上昇しました。
その後12：55に155.92まで押し戻されましたが、再び上げ出して14：05には156.21まで上昇し、156.10で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

左：ドル円－日足

 

日本国債（チャートは15：00時点）
・日銀金融政策決定会合前は価格は143.80近辺、利回りは0.9250%で推移していましたが、現状維持と国債買い入れについては「3月に決定された方針に沿って実施する」と公表されると減額が見送られるとの見方から債券は買われて144.06まで上昇して利回りは低下し、143.91で15時となりました。

左：日本国債先物－15分足　右：日本国債先物－日足
　

 

上海総合指数
・前日終値3,052.90よりも2.07ポイント高い3,054.97で寄り付き、前場はプラス0.3-0.6%で推移し、後場は一段高となってプラス0.7-1.3%で推移し、3,088.64（+35.74）△1.17%で引けました。

左：上海総合指数－1分足　右：上海総合指数－日足
　

 

昨日のNY株式市場
ＮＹ ＤＯＷ 　　38,085.80(-375.12)
ＮＡＳＤＡＱ 　 15,611.76(-100.99)
・昨日は米1-3月期GDPが予想を下回ったものの1-3月期四半期コアPCEが予想を上回ったため長期金利が上昇したことで株売りが強まり、ダウは一時700ドル超の下落となり、$375安で引けました。
またナスもメタの決算でAI関連コストの拡大を警戒した売りで0.64%安で引けました。

左：DOW－日足　右：NASDAQ－日足