今回は、抗がん剤「アブラキサン点滴静注用100mgが供給停止の見込み」について現役薬剤師が紹介します。
●概要
膵(すい)がんや胃がんなどの治療に使われる抗がん剤「アブラキサン」が、在庫が切れる10月中旬以降、一時的に供給が止まる見込みとなった。
製造販売元の大鵬薬品工業によると、生産する米企業で製造工程の検証があり、再評価の必要が生じたためという。年間4万人の治療に使われており、関係学会は代替治療の検討などを呼びかけている。
●なぜ供給停止!?
海外生産拠点であるABRAXIS BIOSCIENCE, LLC (Bristol-Myers Squibb Companyの子会社)より製造工程に関する定期的な検証にて再評価が必要となったため。
●出荷再開のめどは!?
8月26日時点では、出荷再開のめどは立っていない。
●アブラキサンについて
効能効果:乳癌、胃癌、非小細胞肺癌、治癒切除不能な膵癌
製造販売元:大鵬薬品工業株式会社
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