WACUL(4173)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(900円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な私見も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

WACUL(4173)の上場日は2月19日(金)単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。尚、このWACUL(4173)のIPO申し込み期間はアクシージア(4936)と同じ2月2日(火)~2月8日(月)となっておりますので、IPO申し込みを考えている方はお忘れの無いようご注意下さい。

WACUL(4173)のIPO(新規上場)初値予想

WACUL(4173)のIPO(新規上場)初値予想

WACUL(4173)のIPO想定価格は900円となっているため、現時点では公募価格の3.3倍~5.5倍程度の初値形成になるのではないかとかなり強めA級評価レベルとなっており、個人的な評価についても強めA級評価に設定させて頂いております。

このWACUL(4173)のIPO仮条件は今週末となる1月29日(金)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

WACUL(4173)の事業内容はデジタルマーケティングのPDCAプラットフォーム「AIアナリスト・シリーズ」の提供、「DXコンサルティング」の提供、企業・学術機関との共同研究等により顧客企業のデジタルトランスフォーメーションを推進ということでIPO市場では鉄板のSaaS系ドストライク銘柄となります。

このWACUL(4173)の詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

WACUL(4173)の公開規模はIPO想定価格ベース(900円)で7.2億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり、荷もたれ感はありません。IPO株数も公募株及び売り出し株合わせて6,986枚と多くはありません。

上述の通りWACUL(4173)の事業内容はAI(人工知能)+DX(デジタルトランスフォーメーション)+SaaS(クラウド)関連と三拍子揃った最強コンボに加え、東証マザーズ上場の公開規模わずか7.2億円の小型案件と来てます。今年第一号かつ現時点で発表されているIPO新規上場)の中では文句無しのドストライク案件の最強銘柄となります。

あとは逆にネガティブ要因を探すということになりますが、業績は赤字から黒字化しての上場となるため、それほどネガティブ材料とは言えません。この手の業態であれば赤字でも問題ないぐらいです。強いて言うのであればベンチャーキャピタルの保有量でしょうか。

ベンチャーキャピタルの保有株が3社2,799,000株あり、今回のIPO新規上場)に際する売り出しで321,700株放出するもののまだ2,477,300株残ります。ロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍以上となれば解除され売却可能となるIPO株数が2,477,300株あることとなるため、そこそこ大きな売り圧力となります。

しかしながら2,477,300株のうち約93%となる2,310,000株と一番多く保有しているベンチャーキャピタルはジャフコ系の超プロフェッショナルで筆頭株主となることから売り渋る可能性が高いことは想像に容易いです。引き続き強いIPO地合いが確認されれば2日目の最上限価格(想定価格ベースで4,700円程度)ぐらいまでは引っ張るの可能性は十分あり得そうです。となるとこれもネガティブ材料ではあるもののほとんど問題無いと考えて良いかもしれません。ネガティブ材料はほとんど無いに等しいですね。

よって当然管理人の個人的なこのWACUL(4173)のIPO参加スタンスは当初の予定通り全力申し込みで変更はありませんが、問題はやはりIPO主幹事がIPO愛好家には厳しいみずほ証券という点ですね。IPO当選の道は最難関となりそうです。ただまだ救いはホットイシュー扱いとなっていることからか、単価が1,000円未満となるものの200株1セット配分ではなく通常通り100株配分となっていることはまだマシでしょうか。

WACUL(4173)IPOみずほ証券

WACUL(4173)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのWACUL(4173)のIPO株(公募株及び売り出し株)6,986枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事5,588枚80.0%
SMBC日興証券384枚5.5%
SBI証券384枚5.5%
大和証券182枚2.6%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券182枚2.6%
楽天証券100%完全抽選126枚1.8%
いちよし証券70枚1.0%
マネックス証券100%完全抽選70枚1.0%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%
auカブコム証券委託幹事?枚?%
DMM株委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,047枚あります。

やはりIPO株を狙いに行くのであればIPO主幹事となるみずほ証券からの申し込みは必須となりますね。次にどこの証券会社が良いかと聞かれると返答に困るというのが正直なところです。

SBI証券IPOチャレンジポイントを使用するという手もあるかもしれませんが、平幹事で引き受け株数も少なく複数配分の可能性はまず無いと考えられます。加えて低単価となるため満足の行くポイント単価にならない可能性が高いことから、個人的には使用するタイミングでは無いように思います。

そして結論から言えば、可能性がゼロでは無い限り、申し込みできる余力があるなら申し込める証券会社からはすべて申し込んだ方が良いと考えます。もちろん管理人は全力申し込みと張り切っているので、すべての証券会社から申し込みます。

このWACUL(4173)はIPO委託幹事(裏幹事)合わせると総勢10社で前受け金不要の証券会社はわずか1社のみ。ある意味逆に低単価で良かったのかもしれませんね。

<追記>
WACUL(4173)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:900円
IPO仮条件:900円~1,050円

IPO想定価格が最下限となる強気なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は7.2億円~8.4億円となりました。

<追記>
WACUL(4173)の第二弾初値予想が発表されたようです。

4,000円~5,000円

IPO仮条件が強気な設定となったことからか、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限はそのままで下限のみ上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはA級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスも全力申し込みで変更ありません。

<追記>
DMM株がこのWACUL(4173)のIPO裏幹事委託幹事)にいつものやるかやらないパターンではなく正式にIPO裏幹事委託幹事)になると発表がありました。

WACUL(4173)のIPO取り扱い決定DMM株
WACUL(4173)IPODMM株

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2020年12月のIPO取扱い件数は10社で配分も1株ではなく100株だった!

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