ソラコム(147A)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(820円~870円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

ソラコム(147A)の上場日とIPO申込期間

ソラコム(147A)の上場日は2024年3月26日(火)で、L is B(145A)JSH(150A)ハッチ・ワーク(148A)4社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証グロース市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券大和証券2社共同主幹事となっております。

このソラコム(147A)のIPO申し込み期間は3月7日(木)~3月13日(水)となっており、IPO申し込み期間ラッシュ真っ只中で、他IPO案件とのIPO申し込み期間被りが複数社あるため、申し込まれる方は資金管理や申し込み忘れにご注意下さい。

ソラコム(147A)のIPO(新規上場)初値予想 第1弾

ソラコム(147A)のIPO(新規上場)初値予想

ソラコム(147A)のIPO想定価格は820円~870円(平均単価:845円)となっているため、現時点では公募価格の1.2倍~1.5倍程度の初値形成になるのではないかと、やや弱めC級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値予想については弱めD級評価に設定させて頂いております。ちなみにもう1社のあまり当たらない方の初値予想会社の初値予想は最上限評価となっています。

なお、このソラコム(147A)のIPO仮条件は明後日3月6日(水)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の最下部に順次追記致します。

ソラコム(147A)の事業内容

ソラコム(147A)の事業内容はIoTプラットフォーム「SORACOM」の開発・提供ということで、顧客企業がIoTを導入・運用する際に直面する共通課題を解決するIoTプラットフォーム「SORACOM」を提供しており、この「SORACOM」を利用することで迅速・効率的にIoTサービスを立ち上げることが可能となります。

ソラコム(147A)IPO事業概要

このソラコム(147A)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方は、すでに下記のIPO新規上場発表時の記事に記載しておりますので、お手数ですがご覧頂けますと幸いです。

ソラコム(147A)のブルベア要素とIPO参加スタンス

ソラコム(147A)の市場からの吸収金額はIPO想定価格820円~870円(平均単価:845円)としてオーバーアロットメント含め101.8億円~108.1億円(平均価格:105.0億円)と規模的に東証グロース市場への上場としては大型サイズとなり、荷もたれ感のある水準となります。

IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて108,053枚と多めにありますが、簡易型のグローバルオファリングで、海外投資家への販売があることやコーナーストーン投資家(上場承認時に一定額の株式取得を約束する投資家)への売付け(親引け)もあるため、IPO募集株は少なくなり、IPO主幹事は2社共同主幹事でどちらも店頭系証券(みずほ証券大和証券)となることから、IPO当選はそう簡単では無いかもしれません。

そして今回もこのソラコム(147A)のブル要素(ポジティブ材料)ベア要素(ネガティブ材料)をそれぞれ要約して簡単に考察してみます。

まずブル要素(ポジティブ材料)としては事業内容がIoTの導入や運用する際の課題を解決するためのIoTプラットフォーム「SORACOM」の開発及び提供と、中身はIoTの見本のようなサービスを提供しており業績も堅調、KDDIグループのNEXTコア事業を担う会社としても成長期待があり、各方面からの注目度はかなり高いようです。

現時点の公開規模はIPO想定価格(820円~870円)ベースで101.8億円~108.1億円と荷もたれ感のある水準となりますが、海外投資家への販売(未定)があることやコーナーストーン投資家(37.5億円予定)への親引けもあるため、最終的には半分ぐらいの規模までは縮小されそうです。

一方、ベア要素(ネガティブ材料)としては株価設定に割高感があり、値付けの難しさからかIPO想定価格には幅が持たせています。上場日はIPOラッシュ中盤戦の3月26日(火)で、L is B(145A)とJSH(150A)とハッチ・ワーク(148A)と4社同日上場、翌日27日(水)は3社同日上場、28日(木)及び29日(金)はそれぞれ2社同日上場とIPOラッシュらしくタイトなスケジュールとなっており、資金分散や買い疲れの影響を受ける可能性があります。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
ソラコム105.0億円東証グロースみずほ・大和
L is B15.3億円東証グロース野村證券
JSH3.7億円東証グロースSBI証券
ハッチ・ワーク5.8億円東証グロースSMBC日興証券

重複上場や過密スケジュールでもIPO好地合い継続であれば資金は流入すると思われますが、ここまでの過密スケジュールとなるとさすがに予測は難しいですね。とはいえ、3月IPOの中では一番の注目IPOとなっていることから、資金分散となったとしてもこのソラコム(147A)にはしっかり資金が入り、影響は軽微なような気もします。

よってとりあえず現時点の管理人の個人的なこのソラコム(147A)のIPO参加スタンスは当初の予定通り参加の方向で行く予定です。IPO株数が多く、IPO当選は容易であるかのような雰囲気を感じますが、海外投資家への販売分やコーナーストーン投資家への親引け分を差し引いて、今のIPO人気を鑑みると、IPO当選は困難になることが予想されます。

ソラコム(147A)のIPO幹事配分数

そして推定となりますがこのソラコム(147A)のIPO株(公募株及び売り出し株)108,053枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て株数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分及びコーナーストーン投資家への親引け分は考慮しておりません。

証券会社IPO株配分数配分割合
みずほ証券(主幹事86,551枚80.1%
大和証券(主幹事10,806枚10.0%
野村證券5,403枚5.0%
SMBC日興証券1,621枚1.5%
岡三証券864枚0.8%
東海東京証券864枚0.8%
松井証券前受け金不要864枚0.8%
マネックス証券100%完全抽選540枚0.5%
楽天証券100%完全抽選540枚0.5%
大和コネクト証券委託幹事?枚?%
岡三オンライン委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が16,207枚あります。

積極的にこのソラコム(147A)のIPO株を狙いに行くのであれば、2社共同主幹事となるみずほ証券大和証券からのIPO申し込みは外せません。

平幹事の上位は抽選割合の少ない店頭系証券で占められていますが、持ち分は三桁レベルはありそうで、抽選割合の多いネット証券(松井証券マネックス証券楽天証券)も三桁レベルの持ち分はあるため、狙えない数字では無さそうです。

ソラコム(147A)のIPO仮条件決定

ソラコム(147A)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:820円~870円
IPO仮条件:820円~870円

IPO想定価格と同値となる一般的なIPO仮条件設定となりました。市場からの吸収金額は101.8億円~108.1億円のままとなります。

尚、訂正目論見書内にはIPO新ルール「仮条件下限の80%以上かつ上限の120%以下の範囲内で公募価格が決定する場合がある」の追記はありません。

ソラコム(147A)のIPO(新規上場)初値予想 第2弾

ソラコム(147A)の第二弾初値予想が発表されたようです。

1,400円~1,600円

IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾は初値予想第一弾時よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはD級評価からC級評価に格上げとし、IPO参加スタンスについては参加のままで変更はありません。

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