バリオセキュア(4494)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日IPO新規上場承認発表のあった2社のうちの1社です。もう1社のクリーマ(4017)についてはすでに下記記事にてご紹介させて頂いております。

バリオセキュア(4494)の上場日は11月30日(月)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高まりにくい東証二部市場への上場で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

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ご存知の方も多いと思いますが、このバリオセキュア(4494)は3月上場中止からのリベンジ組です。

バリオセキュア(4494)のIPO(新規上場)情報

設立:2015年9月17日(実質上:2001年6月21日)
業種:情報・通信業
事業の内容:ネットワークセキュリティ機器と独自監視システムによる運用、監視、サポートサービスの提供。ネットワークセキュリティ機器販売、ならびにネットワーク機器の調達、構築によるインテグレーションサービスの提供

バリオセキュア(4494)IPO上場承認

上場市場東証二部
コード4494
名称バリオセキュア
公募株数0株
売出し株数2,365,000株
オーバーアロットメント354,700株
IPO主幹事証券野村證券前受け金不要
IPO引受幹事証券SMBC日興証券
大和証券
いちよし証券
みずほ証券
岡三証券
岩井コスモ証券
SBI証券
楽天証券100%完全抽選
マネックス証券100%完全抽選
岡三オンライン証券委託幹事
IPO発表日10月23日(金)
上場日11月30日(月)
仮条件決定日11月11日(水)
ブック・ビルディング期間11月12日(木)~11月17日(火)
公開価格決定日11月18日(水)
IPO申し込み期間11月19日(木)~11月25日(水)
時価総額82.3億円
吸収金額60.1億円
想定価格2,210円(221,000円必要)

売り出し株式2,365,000株のうちの一部は欧州及びアジアを中心とする海外市場の海外投資家にも販売される予定となっており、国内販売株数及び海外販売株数の最終的な内訳は引受人の買取引受による売出しの需要状況等を勘案した上で、売出価格決定日2020年11月18日(水)に決定されます。その際の海外販売数は売り出し株数の半数未満となります。

そして上記をご覧の通りこのバリオセキュア(4494)のIPO幹事団(シンジケート)の中には岡三証券が入っているため、グループ会社となる岡三オンライン証券のIPO幹事入りも期待できそうです。

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バリオセキュア(4494)のIPO(新規上場)事業内容等

バリオセキュア(4494)はインターネットからの攻撃や内部ネットワークへの侵入行為、またウィルスの感染やデータの盗用といった各種の脅威から企業のネットワークを守り、安全にインターネットを利用することができるようにする総合的なネットワークセキュリティサービスの提供を行っております。

セキュリティサービスで利用する機器の調達、機器にインストールする基幹ソフトウエアの開発、機器の設置・設定、機器設置後の監視・運用までをワンストップで行っており、エンドユーザーは機器の選定や運用サービスを個別に検討する必要がなく、手間を掛けずにサービスを利用することが可能となります。

バリオセキュア(4494)IPO事業内容

バリオセキュア(4494)のインターネットセキュリティサービス事業は単一セグメントですが、提供しているサービスは、以下の通り「マネージドセキュリティサービス」と「インテグレーションサービス」の2区分からなります。

バリオセキュア(4494)IPO事業概要

バリオセキュア(4494)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

バリオセキュア(4494)の市場からの吸収金額はIPO想定価格2,210円としてオーバーアロットメント含め60.1億円と規模的に東証二部市場への上場としてはやや大型で荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は売り出し株のみで23,650枚と比較的多くあります。

そして前回上場予定時からの主な変更点は以下の通りとなります。ちなみに()内の数値は市況悪化に伴う規模縮小時の数値となります。

前回今回
売出し株数2,720,400株
(1,455,000株)
2,365,000株
オーバーアロットメント408,000株
(218,200株)
354,700株
吸収金額65.0億円
(34.8億円)
60.1億円
想定価格2,080円2,210円

市況悪化により一度は規模を縮小させての上場を試みましたが、結果的には上場中止となりました。元々から見ると今回も微妙に規模は縮小となっていますが、()内の変更後から見ると拡大となります。IPO幹事団(シンジケート)の変更などは一切ありません。

バリオセキュア(4494)の事業内容はネットワークセキュリティ系となることからIPO市場では人気化しやすい業態となります。

ですが過去2006年6月に大阪証券取引所のヘラクレス市場にバリオセキュア・ネットワークスという社名で上場しており、2009年12月に上場廃止となっていることから投資家から毛嫌いされやすい再上場案件となります。

さらにバリオセキュア(4494)のIPO株の内訳は公募株無しの売り出し株のみで、その売り出し株放出分のすべてはベンチャーキャピタル投資ファンド)となることから完全なるベンチャーキャピタル投資ファンド)の換金色の強い出口(イグジット)案件となります。

このベンチャーキャピタル投資ファンド)の保有株は2社3,726,600株あり、今回のIPO新規上場)で2,365,000株放出するもののまだ1,361,600株残ります。すべてに90日間のロックアップが掛かっていますが、公開価格の1.5倍以上となれば解除され売却可能となります。

人気化しやすい事業内容ではあるものの、東証二部上場再上場出口(イグジット)案件と、IPO的には最も毛嫌いされやすい3つの要素を含んでいます。

さらに今回はご丁寧にIPO超絶バブル真っ只中であったにも関わらず、傷口は浅かったものの公募割れスタートとなった雪国まいたけ(9月17日上場)ダイレクトマーケティングミックス(10月5日上場)という2つのお手本もあります。評価的にはD級評価からE級評価といったところでしょうか。二度あることは三度あるではないですが、さすがに手出し無用のIPO銘柄となりそうです。

よって管理人の個人的なこのバリオセキュア(4494)のIPO参加スタンスは余程の好材料が出て来ない限りスルーで考えております。もちろんIPOチャレンジポイント狙いでSBI証券からは参加致しますが、いくら前受け金不要でもIPO主幹事の野村證券からの参加もしない予定です。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ SBI証券公式サイト
SBI証券
※現在IPO(新規上場)観測が出ているウェルスナビの主幹事予定。

<追記>
やはり岡三オンライン証券がこのバリオセキュア(4494)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

バリオセキュア(4494)のIPO取り扱い決定岡三オンライン証券
バリオセキュア(4494)IPO岡三オンライン証券

バリオセキュア(4494)のIPO(新規上場)業績等

バリオセキュア(4494)のIPO経営指標
バリオセキュア(4494)IPO経営指標2

バリオセキュア(4494)のIPO売上高及び経常損益
バリオセキュア(4494)IPO売上高及び経常損益2

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