フォーラムエンジニアリング（7088）IPO上場承認発表と初値予想！

フォーラムエンジニアリング（7088）がIPO（新規上場）承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。どうも今年（2020年）は証券コード7080番台のサービス業が多いですね。

そして嬉しいことに本日も2社のIPO新規上場承認発表がありました。なかなかのハイペースです。もう1社のコンピューターマネージメント（4491）についてはまた後ほど別記事にてご紹介させて頂きます。

フォーラムエンジニアリング（7088）の上場日は3月9日（月）で、今のところは単独上場、上場市場は東証本則市場への上場ですが一部になるか二部になるかはまだ未定（売り出し価格決定後に決定する予定）で、IPO主幹事はIPO申し込み時の前受け金が不要の野村證券となっております。

詳細や口座開設はコチラ ⇒ 野村證券公式サイト

フォーラムエンジニアリング（7088）のIPO（新規上場）情報

設立：1981年4月17日
業種：サービス業
事業の内容：エンジニア人材の派遣事業・紹介事業

※売出しについては国内売出し4,499,400株（46.5%）及び海外売出し5,174,200株（53.5%）を目処として行われますが、国内売出しと海外売出しの最終的な内訳は、それぞれ総売出数の範囲内で、需要状況等を勘案の上、売出価格決定日（2020年2月28日）に決定されます。

下記の有価証券上場規定第210条第1項に規定する株主数、流通株式及び時価総額に適合する場合は東証一部上場となります。

＜有価証券上場規定第210条第1項＞
株主数：2,200人以上
流通株式：2万単位以上で上場株数の35%以上
時価総額：250億円以上

フォーラムエンジニアリング（7088）のIPO（新規上場）事業内容等

フォーラムエンジニアリング（7088）の主な事業内容はエンジニア派遣サービス（売上高99.6%）となっており、その他にエンジニア紹介等のサービスも提供しております。これらのサービスはエンジニアの生涯を通して希望の仕事に就き、その能力を最大限発揮できるための支援をすることを目的としております。自社専用人材採用サイト「cognavi（コグナビ）」の運用も行っております。

エンジニア派遣サービスの主なターゲット（顧客企業及びその事業所）は機械・電気系主要8業種（自動車、輸送用機械、産業機械、精密機器、電気機器、家電、電子部品、情報通信）に属する企業の営業エリア内の従業員数100名以上の約3,200事業所とそれに属する部署となります。

顧客企業の各事業所に属する部署まで把握し、その業務内容や必要とされるスキルなどの理解に努めており、これらの部署単位での業務内容・人材ニーズ把握努力がエンジニア人材のAIダイレクトマッチングプラットフォーム「cognavi（コグナビ）」開発のベースとなっています。

「cognavi（コグナビ）」の5つの特徴を活かした人材サービスとHRマネジメントサービスの提供を行っており、スキルをツリー状に見える化し、AI（人工知能）を活用してマッチングを行う「cognavi（コグナビ）」の仕組みを従来のビジネスである人材派遣以外の領域にも活用し、機械・電気系エンジニア人材市場全体を網羅するプラットフォームとしてすべてのエンジニアに提供することを目標としています。

※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

フォーラムエンジニアリング（7088）のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

フォーラムエンジニアリング（7088）の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,310円としてオーバーアロットメント含め135.5億円と規模的に東証所属未定となっていますが、一部ならまだ標準的なサイズですが、二部となるとやや大型となり、荷もたれ感を感じるサイズとなります。

どうもこの手の老舗企業の目論見書というのは事業拡大傾向にあることからか、事業内容に後付け部分が多く、継ぎはぎだらけのイメージで理解するのに時間を要します。歳のせいで理解力が乏しくなっていることが原因ということもありますが＾＾；

とにかくAI（人工知能）を活用した自社専用人材採用サイト「cognavi（コグナビ）」がやたらと目に入り、今どき感を出しているように受け取れますが、まだまだ成長段階といった感じです。業績も横ばいで人材派遣だけでは成長性が見えにくく新規性も無いため、IPO魅力ワードを入れた感を感じてしまいます。完全にグロース株（成長株）ではなくバリュー株（割安株）の位置付けですね。

フォーラムエンジニアリング（7088）の株主にベンチャーキャピタルの保有株は無く、既存の上位株主には解除価格無しで180日間のロックアップが掛かっています。公募株無しの売り出し株のみという点では投資家から敬遠されやすいため気になるところですが、グローバルオファリングということから海外投資家の動向も気になるところです。

とりあえず公募株無し売り出し株のみの大型IPOということから、現時点での個人的な管理人のこのフォーラムエンジニアリング（7088）のIPO参加スタンスは不参加寄りの中立とし、まずは機関投資家や海外投資家の動向や大手初値予想会社の第一弾初値予想の見解を見てから決めたいと思います。

珍しくフォーラムエンジニアリング（7088）のIPO申し込み期間は2月25日から27日までと、がわずか3日間しかないため、申し込みを考えている方は注意が必要です。

フォーラムエンジニアリング（7088）のIPO（新規上場）業績等

フォーラムエンジニアリング（7088）のIPO経営指標

フォーラムエンジニアリング（7088）のIPO売上高及び経常利益