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個別株の株価分析

新晃工業の株価は買い時?配当・株主優待はお得?好業績・好財務の、隠れた優良銘柄を分析

この記事ではこのような疑問にお答えします。

  • 「新晃工業に興味があるけど、業績や財務はどうなのだろうか?」
  • 「新晃工業の株価は割安?割高?」
新晃工業はセントラル空調(大型施設などで使われる、集中管理型の業務用空調)の研究開発から設計、製造、販売、メンテナンスまでを一貫して行っている空調メーカーです。同社はセントラル空調に特化することで、同分野におけるシェアは国内No.1となっています。

新晃工業の知名度は決して高くありませんが、業績は緩やかに成長を続けているうえ、営業利益率が約13%(2019年3月期)の隠れた優良企業です。

一方で、世界的な景気悪化懸念から、新晃工業の株価は2018年初から20%近く下落しています。業績が好調な新晃工業の株価は割安と考えてよいのでしょうか?

本記事では新晃工業の業績や財務内容、株価の割安さなどから、今の株価は買い時なのか?について私の考えを紹介します。

本記事は、自分の銘柄調査の一環として行ったものです。私なりの投資判断が含まれていますが、投資を推奨するものではありません。

投資をする際は、最新の情報を調べたうえで、自己責任で投資判断をお願いします。

info飛ばし読みするにはこちら(下に目次もあります)
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私の代表的な6つの投資判断基準

投資判断基準は投資スタイルによって異なります。私の場合、業績好調な割安株(バリュー株)への投資が好きなので、以下の6つの観点を重視しています。

上記6つの観点で新晃工業の株価が買い時なのか、私なりに検討してみました。

新晃工業の売上高・営業利益は長期的に成長している

1つ目の判断基準は「業績は成長しているか?」です。

2007年以降の新晃工業の長期業績(売上高・営業利益)は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

新晃工業の売上高・営業利益

新晃工業の売上高・営業利益

  • 売上高:右軸
  • 営業利益:左軸(0からのスタートではないことに注意してください)

新晃工業の売上高・営業利益はリーマンショック以後にやや減少していました。しかし、2010年を底として徐々に売上が伸びており、2020年3月期は最高益の予定です。

また、新晃工業は2017年に空調のトップメーカーであるダイキン工業と資本業務提携し、ヒートポンプ空調機の共同開発、およびヒートポンプチラーの拡販に関して協業することを発表しています(ダイキン工業株式会社との資本業務提携に関するお知らせ)。

すでに新晃工業はセントラル空調の分野でトップシェアとなっていますが、ダイキン工業との提携によって更なる足場固めが出来そうです。今後の業績への良い影響が期待されます。

今後の懸念材料は、景気悪化による業績低迷

新晃工業の業績は設備投資需要の影響を受けやすいです。実際、新晃工業はリーマンショックのときや、2015~2016年の景気低迷期に売上高、営業利益がやや低下しています。

今後、米中貿易摩擦などの影響で景気が悪化する場合は、新晃工業の業績も影響を受ける可能性がありますので、注意が必要です。

ただし、日本を代表する大手メーカーでもリーマンショックのときは大幅赤字になっていたのに対して、新晃工業の利益減少は40%ほどです。

景気の影響は避けられないものの、その大きさは比較的小さいということは安心材料です。

新晃工業の営業利益率は約13%でやや高い

2つ目の判断基準は、利益率の高さです。利益率は競争力の強さを表す目安であると考えており、利益率は高いほど良いです。

新晃工業の2007年以降の営業利益率は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

新晃工業の営業利益率

新晃工業の営業利益率

新晃工業の営業利益率はリーマンショックの時に約7%まで低下していました。しかし、その後は年々向上しており、2019年3月期は約13%になっています(2020年3月期の会社予想は約18%です)。

日本株の場合、営業利益率が10%以上あれば良好といわれており、日本最大企業のトヨタ自動車でも約8%です。新晃工業の営業利益率はリーマンショック直後も含めて、常に高い水準です。

営業利益率の高さから、新晃工業はセントラル空調の分野で高い競争力を持っていることがわかります。

新晃工業のキャッシュフローは安定的で、成長している

3つ目の判断基準は、キャッシュフローの潤沢さです。キャッシュフローは現金の出入りを表す数値であり、事業の実態を反映する指標として重要です。

新晃工業のキャッシュフローの推移は、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

新晃工業のキャッシュフロー推移

新晃工業のキャッシュフロー推移

特に重要といわれる、営業キャッシュフローは長期的に増加していることがわかります。

新晃工業は投資キャッシュフローを営業キャッシュフローでまかなえており(フリーキャッシュフローが常にプラス)、設備投資 → 営業キャッシュフロー → 設備投資の良い循環ができていることがわかります。

特筆すべきは現金・現金等価物が年々増加していること

上図の中で目を引くのが、現金・現金等価物が2012年ごろから急速に増加していることです。

稼いだ資金を投資キャッシュフローにまわしてもお金が余ってしまうため、現金・現金等価物が増えているのです。この結果、新晃工業は実質無借金状態となっていて、財務は盤石です(次章で説明します)。

長期の業績・財務状態を調べるのに便利な財務分析ツール3選

銘柄分析をするときに、決算短信や有価証券報告書を全部調べていくのは大変です。各社が提供している財務分析ツールを上手に使って、効率よく銘柄分析するとよいです。 中でも、私が主に使っているのは以下の3つです。 これらを使えば、業績・財務を効率的に分析し、優良な割安株を探すことができます。
路井 なびお
路井 なびお
たとえば、マネックス証券 の銘柄スカウターを使えば2007年以降の長期業績を一度に見られます。10年以上の業績を閲覧できるツールは珍しいです。

3つの財務分析ツールの特徴と使い分け方とは?

新晃工業の財務は健全

4つ目の判断基準は財務の健全さです。

貸借対照表(BS、バランスシート)をみると、企業の保有資産や負債などの内訳がわかります。売上高や利益などのデータに表れない、企業の強みや危険な兆候が貸借対照表に表れます

売上高や利益も大事ですが、それ以上に貸借対照表のきれいさのほうが重要と私は考えています(同様に、キャッシュフローのきれいさも重要です)。

新晃工業の貸借対照表は以下のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。

新晃工業の貸借対照表

新晃工業の貸借対照表

新晃工業の自己資本比率は約64%もある

まず最初に注目したいのが、自己資本比率が高い(約64%)ことです。

自己資本比率の目安として、30%くらいで普通、40%以上あれば優良といわれます。自己資本比率が約64%という新晃工業の財務はかなりよいです。

また、新晃工業は有利子負債を大きく上回る現預金を保有しており、実質無借金企業です。新晃工業の財務は万全であり、事業の継続性に不安はほぼないです

自己資本が積みあがっていても、ROEの水準は高い

自己資本比率が高い銘柄は、ROE(自己資本利益率)が低くなりがちです。

しかし、新晃工業はこれだけ自己資本が積みあがっているのに、ROEは約11%もあります。日本企業のROEは平均約8%くらいといわれており、新晃工業のROEは平均をやや上回るレベルです。

新晃工業の場合、自己資本が積みあがっていることがデメリットというわけではありません。

新晃工業の株価はやや割安な水準

5つ目の判断基準は、株価の割安さです。

新晃工業の株価チャートは以下のようになっています(引用:SBI証券のホームページ)。

新晃工業の価格チャート

新晃工業の価格チャート

業績が好調な新晃工業の株価は5年前の約1000円から一時は2200円(2.2倍)を超えました。しかし、2018年初から株価はやや軟調であり、現在は1800円くらいです。今の株価は買い時でしょうか?

ここでは、株価の割安さの指標として、以下の3つを使って検討してみました。

  • PER(株価収益率)
  • PBR(株価純資産倍率)
  • 企業価値評価手法による理論株価

新晃工業の最新の株価はこちら

PERやPBRは多くの人が使っているので無視できない株価指標ですが、欠点もあります(PER・PBR・ROEの使い方と注意点についてはこちら)。

一方、私が最も重視しているのが、「企業価値評価手法による理論株価」です。

企業価値評価手法では事業性と資産性を総合評価するため、合理的に株価の割安度を測ることができます。

割安株投資をするなら、企業価値評価手法による理論株価がおすすめです(理論株価の考え方と計算方法についてはこちら)。

新晃工業はPERが約9倍で、割安な水準

最初に、新晃工業のPERの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)

新晃工業の予想PERの推移

新晃工業の予想PERの推移

新晃工業のPERは2016年初に一時15倍を超えました。しかし、2018年以降はPERが低下し続けており、現在は約9倍となっています。PERの平均値は15倍くらいが目安といわれますので、現在の新晃工業のPERは割安な水準です。

新晃工業はPBRが約1.2倍で、割高ではない

次に、新晃工業のPBRの推移を見ると、以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)

新晃工業の実績PBRの推移

新晃工業の実績PBRの推移

新晃工業のPBRは2018年に最大1.7倍くらいになっていましたが、その後、低下して、現在のPBRは約1.2倍です。

PBRは1倍が解散価値(事業を清算したときに残る、帳簿上の価値)といわれ、下値の目安とされています。1倍以下なら株価は割安といわれますが、業績がよい企業であれば1倍以上になるのが普通であり、成長株では10倍以上になる場合もあります。

新晃工業は好業績のわりにPBRが低く、株価の割高感はありません

新晃工業の株価は理論株価(企業価値)に対して割安

割安度の指標として有名なPER、PBRは一面的な評価であり、企業の実態がわかりにくいという弱点があります。

そのため、私が株価の割安さを判断するときは、企業価値評価手法によって求めた理論株価を重視しています。

企業価値(理論株価)を計算する手法はいろいろありますので、自分の考え方に合った手法をとるとよいです。

私の場合は、GMOクリック証券 の財務分析ツールで使われている手法と基本的に同じ考え方であるため、前記ツールを参考値として使っています(GMOクリック証券の財務分析ツールの特徴と使い方についてはこちら)。

理論株価の計算方法について詳しく知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。
理論株価(適正株価)の計算式と使い方の注意点。おすすめは企業価値評価手法

GMOクリック証券の財務分析ツールによると、新晃工業の理論株価は以下のようになっています。

新晃工業の理論株価

新晃工業の理論株価

新晃工業は現預金や売上債権、長期投資資産が多いため、財産価値(資産の種類で重みづけした場合の保有資産価値)が比較的多めです。さらに、新晃工業は業績が好調で、利益率が高いため、事業価値も高いです。

その結果、新晃工業の理論株価は2379円となっており、実際の株価1773円(2019/10/1終値)は理論株価よりも25%割安となっています。

理論株価は決算発表が出るごとに変わります。   
最新の理論株価を調べるには⇒ GMOクリック証券

株主価値と時価総額の推移

さらに、株主価値と時価総額の推移についても見てみましょう。

株主価値(企業価値)は前記の理論株価に発行済み株式数をかけたものです。また、時価総額は株価に発行済み株式数をかけたものを表します。

したがって、下図は株主価値⇒理論株価、時価総額⇒株価と置き換えて見てください。

新晃工業の株主価値と時価総額の推移は下図のようになっています(引用:GMOクリック証券の財務分析ツール)。

新晃工業の株主価値と市場価値の推移

新晃工業の株主価値と市場価値の推移

新晃工業の市場価値は2017年くらいまで、株主価値にある程度追随していました。しかし、景気悪化懸念が生じ始めた2018年以降に株価が大きく下落したため、現在は割安な状態が続いています。

今後も好業績が続けば、株主価値は徐々に向上します。それに伴って、株価も長い目で見れば、連動して上がっていくことが期待されます

割安株を探すのに便利なスクリーニングツール

企業価値評価手法による理論株価でスクリーニングできるツールは少ないです。その中で、私が主に使っているのは以下の2つです(財務分析ツールの特徴と使い分け方についてはこちら)。 スクリーニング条件を自由にカスタマイズできて高機能なのは会社四季報CD-ROMです。しかし、会社四季報CD-ROMは高価な点がデメリットです。 一方、GMOクリック証券の財務分析ツールはカスタマイズできませんが、無料で使える点が便利です。
路井 なびお
路井 なびお
まずはGMOクリック証券 の財務分析ツールを使ってみて、本格的にやりたくなったところで会社四季報CD-ROMのスクリーニング機能を使うとよいです。

GMOクリック証券の財務分析ツールを使った、割安株の選び方とは?

新晃工業の配当利回りは平均的な水準で、株主優待はクオカード

6つ目の判断基準は株主還元(配当・株主優待)をする姿勢があることです。

配当や株主優待には賛否両論あり、無いほうが良いという人もいます。しかし、配当や株主優待がある銘柄は、市場がショックに見舞われたときの株価下落率が比較的小さいという良さがあります。

そのため、私は業績などを最優先としたうえで、株主還元姿勢がある銘柄はなおよいと考えています。

新晃工業の配当・株主優待について、詳しく見ていきます。

新晃工業の配当利回りは平均的な水準

新晃工業の配当金利回りの推移は以下のようになっています(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

新晃工業の予想配当利回りの推移

新晃工業の予想配当利回りの推移

2018年以降に株価が安くなった一方、配当は徐々に増えているため、新晃工業の予想配当利回りは約2.7%となっています。

日本株の配当利回りは平均2%前後です。新晃工業の配当利回りは平均を少し上回るくらいの水準です。

新晃工業の最新の配当金利回りはこちら

新晃工業は長期的に増配を続けている

さらに、新晃工業の配当金の推移を見ると、以下のようになっています(公式ホームページのデータから作成)。

新晃工業の配当金の推移

新晃工業の配当金の推移

新晃工業の配当金は徐々に増加しており、2010年~2020年の10年間でなんと4倍の予定です。

一方で、現在の配当性向は約27%であり、増配余地は大きいです。
※配当性向:税引後純利益のうち、何%を配当金として支払ったかの指標

現在の業績の好調さが続けば、さらなる増配が見込めるというのは、株主にとってありがたいですね。

新晃工業の株主優待は図書カード(1年以上継続保有でカタログギフト)

新晃工業の株主優待は1000円相当の図書カード(100株以上、年1回)です。100単元保有の場合、株主優待利回りは約0.6%です(2019年10月)。

新晃工業の株主優待(1年未満)

新晃工業の株主優待(1年未満)

ただし、1年以上継続保有した株主の場合、新晃工業の株主優待は以下のようにグレードアップします。

  • 3000円相当のカタログギフト(100~1000株未満)
  • 5000円相当のカタログギフト(1000株以上)
新晃工業の株主優待(1年以上)

新晃工業の株主優待(1年以上)

たとえば、100株保有している場合の優待利回りは約1.7%です。配当利回りと合わせると、4%以上の利回りが見込めます。

新晃工業は利回りが高いので、長期保有するのにも適していますね。

新晃工業と競合企業の比較について

新晃工業の競合企業として、ダイキン工業、クボタ、三菱電機の業績と各種投資指標を比較してみました。

ダイキン工業は空調の分野のトップメーカーですが、クボタ、三菱電機は空調以外にも幅広く事業を行っています。直接的には比較しにくいですが、電気・機械メーカーの参考例としてみてください。

売上高、営業利益の比較

新晃工業、ダイキン工業、クボタ、三菱電機の売上高、営業利益を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

新晃工業、ダイキン工業、クボタ、三菱電機の売上高・営業利益の比較

新晃工業、ダイキン工業、クボタ、三菱電機の売上高・営業利益の比較

新晃工業、ダイキン工業、クボタ、三菱電機は4社とも売上高、営業利益が増加傾向にあります。

特に、ダイキン工業は2010年から売り上げは3倍弱、営業利益は約6倍に急成長しています。ダイキン工業ほどの企業規模でこれほどの成長を遂げているのは素晴らしいですね。

一方、新晃工業の成長率は4社の中でみると、やや低めです。しかし、営業利益の伸びは2010年から3倍近くなっており、一般的には高い成長率となっています。

投資指標の比較

新晃工業、ダイキン工業、クボタ、三菱電機の投資指標を比較した結果が以下です(引用:マネックス証券の銘柄スカウター)。

新晃工業、ダイキン工業、クボタ、三菱電機の投資指標の比較

新晃工業、ダイキン工業、クボタ、三菱電機の投資指標の比較

売上、営業利益の成長率が高いダイキン工業はPER、PBRがやや高めです。一方で、4社の中では成長率が低めな新晃工業はPER、PBRが低くなっています。クボタ・三菱電機は両者の中間です。

ただし、資本効率性の高さを表すROE、ROAで比べると、新晃工業はクボタ・三菱電機より良い上、自己資本比率は4社中トップです。

今後も成長が続くと考えるならダイキン工業、割安さを重視するなら新晃工業がよさそうです。

直近決算の状況

新晃工業の第1四半期決算を見てみましょう(第1四半期決算短信から作成)。

新晃工業の売上高・営業利益(2020年3月期第1四半期)

新晃工業の売上高・営業利益(2020年3月期第1四半期)

新晃工業の四半期決算はぶれが比較的大きく、第1四半期は前年同期比で約264%の営業増益となっています。

例年、第1四半期は進捗率が低めですが、今期は順調にスタートしており、2019/9/19には通期計画の大幅な上方修正も発表しています(業績予想の修正に関するお知らせ)。

今のところ、今期の新晃工業の業績はよさそうとみています。

【まとめ】新晃工業の株価は買い時か?私の総合的な投資判断について

新晃工業の投資判断について、下表にまとめました。各項目について、私なりの基準で◎、〇、△、× の4段階で評価してみました。

観点評価備考
業績の成長業績は順調に成長している
利益率の高さ営業利益率は約13%で高い
キャッシュフロー営業キャッシュフローは安定的で成長している
財務の健全さ自己資本比率が約64%
株価の割安さ割安
配当、株主優待 配当利回りは2.7%で平均より少し高い
株主優待図書カード(1年以上継続保有でカタログギフト)

新晃工業は業績・財務が良好なわりに、株価が割安です。長期保有しがいのある、優良な割安株という印象です。

一方、新晃工業の業績は設備投資需要に左右されるため、やや景気敏感銘柄であることが懸念材料です。今後、景気悪化が本格化した場合には、一段の株価下落はあるかもしれません。

しかし、リーマンショックの時も新晃工業は赤字になっていませんし、財務体質は健全(実質無借金)であり、事業継続性は高いです。

景気悪化懸念はすでにある程度株価に織り込まれていると思いますので、現在の新晃工業の株価は、長期でみれば投資妙味がありそうと考えています。

銘柄選定の参考になれば幸いです。

新晃工業の最新の株価はこちら

※本記事は投資を推奨するものではありません。投資をする際は、最新の情報を調べたうえで、自己責任で投資判断をお願いします。
ほかに知りたい銘柄がある場合は、以下のまとめ記事をどうぞ。
当ブログの株価分析記事のまとめ

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新晃工業の株の買い方

最後に、新晃工業の株を少額から、安い手数料で買う方法について解説します。手数料は運用成績を確実に悪化させる要因ですので、できるだけ手数料が安い証券会社を利用しましょう。

主なネット証券の一覧

投資をするなら、対面型証券会社よりもネット証券が良いです。ネット証券は運営コストが安いので、対面型の証券会社より格段に手数料が安いです。

主なネット証券11社とおすすめの用途は以下のようになっています。

会社名おすすめの用途当ブログの評価記事
SBI証券何でもSBI証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
楽天証券投資信託
ポイント
楽天証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
マネックス証券米国株マネックス証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
松井証券ロボアドバイザー
投信工房
auカブコム証券日本株
GMOクリック証券日本株
財務分析ツール
GMOクリック証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
SBIネオモバイル証券日本株
単元未満株
SBIネオモバイル証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
ストリーム(株アプリ)日本株
手数料
ストリーム(STREAM)のメリット・デメリット、評判・口コミ
LINE証券日本株
単元未満株
LINE証券のメリット・デメリット、評判・口コミ
PayPay証券
(旧:ワンタップバイ)
米国株PayPay証券(旧:ワンタップバイ)のメリット・デメリット、評判・口コミ
岡三オンライン日本株
ライブスター証券日本株

以下では、日本株投資で特におすすめな証券会社として、以下の3つを紹介します。

格安な手数料で、1株から少額投資したいならSBIネオモバイル証券

日本株の通常の取引単位は100株(1単元)です。新晃工業の株価は1773円(2019/10/1終値)ですので、通常は約18万円くらいの資金が無いと購入できません。大金を一度に投資すると、失敗したときのダメージが大きくなりますし、そもそも投資資金が豊富でないと買えないという問題があります。

少額からリスク控えめに投資したいなら、SBIネオモバイル証券の単元未満株制度を使うとよいです。なぜなら、格安な月額手数料で、1株から何度でも売買できて便利だからです(単元未満株のメリット・デメリットはこちら)。

SBIネオモバイル証券は2019年4月に営業開始した新興ネット証券ですが、ネット証券最大手のSBI証券とCCC(TSUTAYAやTポイントの運営会社)の合弁会社なので、信頼感もありますSBIネオモバイル証券のメリット・デメリットはこちら)。


株式の取引手数料を無料にしたいならストリーム(STREAM)

株アプリ「ストリーム(STREAM)」は2018年にスタートした、新しいネット証券です。SBI証券や楽天証券のような知名度はありませんが、株式の取引手数料がゼロ円という他にはない特長を持っています(ストリームのメリット・デメリットはこちら)。

ストリーム(STREAM)は新興ネット証券ですが、KDDIや大和証券などの大企業も出資している会社が運営していますので、ある程度の信頼感はあると考えています。

スマートプラス『STREAM』開設プロモーション

最大手のネット証券でオールマイティーに便利なのはSBI証券

株取引をするなら、信用ある大手がいいという場合は、SBI証券がおすすめです。SBI証券は国内株式個人取引シェアNo.1であり、最初に開いた口座がSBI証券という方は多いです。

SBI証券の手数料は無料ではないですが、他証券と比較しても安い水準です。また、SBI証券は夜間取引やIPO(新規公開株)など、取り扱う商品・サービスが豊富なので、オールマイティーに使いやすいのがメリットです(SBI証券のメリット・デメリットはこちら)。

SBI証券[旧イー・トレード証券]

アンケート:株価分析を希望する銘柄があれば、教えてください

もし、株価分析を希望する銘柄があれば、下記のアンケートで投票いただけるとうれしいです。

分析記事の対象銘柄選びの参考にさせていただきます(過去の株価分析記事はこちら)。

投票の仕方:

  • 以下の銘柄の中で、株価分析を希望する銘柄に投票してください。選択肢にない銘柄をご希望であれば、自分で追加することも可能です。
  • 書き込む場合は銘柄コードではなく、日本株の銘柄名でご入力ください。
  • 本アンケートは日本株限定でお願いします。
株価分析を希望する銘柄はありますか?
  • 新しく回答を追加する
備考:
  • 書き込む場合は、日本株の銘柄名のみを入力してください。もし、それ以外の不適切な内容が書き込まれた場合は削除することもありますので、ご了承願います。
  • 銘柄数が多くなりすぎた場合は、サイト管理者が整理することがありますので、あらかじめご了承ください
  • できるだけご希望に沿えるように記事を作成していきたいと思いますが、余暇を使って記事を作成している関係上、すべてのご希望にお応えできるとは限りません。あらかじめご了承いただけますよう、よろしくお願いします。
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