現在の大井競馬場の天候は曇り。気温は15度。馬場は『良馬場』と発表されています。本日は大井競馬開催3日目です。 


昨日、2日目の競馬はやや重で行われ、馬場バイアスは『インコース有利』のバイアス。差し決着の競馬も内目、中目が伸びていますので、インは効いている印象。道中、ロスなく立ち回ることがポイントで差し馬は『インベタの中差し』がベストの騎乗でしょう。本日は馬場が乾いて良馬場の発表。馬場が乾けばインが効くようになるのが最近の大井の特徴ですので、大きくバイアスは変わらないと見ています。前半戦はしっかりと馬場を見ていきます。


『昨日の好騎乗騎手』

吉井騎手 御神本騎手

昨日乗れていた騎手は上記の2人。御神本騎手は人気馬ですが3勝を挙げています。吉井騎手は積極騎乗で1勝ですが騎乗自体は悪く無い。あとは昨日は珍しく森騎手がインを意識した騎乗をしていましたね。これは後ほど考察文で解説します。


以下現時点での本日の予定です。


9R  馬券内穴馬

A2B1混合の1200M戦。クラス間ハンデは2K、出走頭数は全10頭。人気は割れ気味だが、ここは①キャプテンハウテンが休み明け初戦、④イノデライトも前走の東京盃で前に行けずに大敗で状態面に疑問、他に先行は前走馬券にした⑤リンガスネオと⑧ロイヤルビクトリーのみという先行勢のメンバー構成を考えて、ハナに行けるであろう③ナイキアドヴァンスの逃げ切りに期待する。8歳馬で馬柱が汚れているので人気はないが、前走は休み明け、2走前は16頭立ての16番ゲート発走、4走前は休み明けと理由はある敗戦。今回は叩き2戦目で内枠でハナには行けるメンバー構成で残り目の可能性はある。差し追い込み馬が多いので何とか粘って馬券内に残してほしい。





11R ハイセイコー記念・軸狙い馬

本日のメインレースは2歳重賞・ハイセイコー記念。 内回り・1600Mで定量戦、出走頭数は⑩プリマガリーナが取り消したため全15頭です。人気は割れ気味ですが、以下の馬が単勝10倍以下に売れている現状。


①ゴールドビルダー
⑥ブリッグオドーン
⑪ファンシーアップ
⑫ストーミーデイ
⑬マンガン

まず、展開ですが、逃げ候補1番手で飛ばして逃げると見ていた⑩プリマガリーナが取り消したため、超ハイペースの展開にはならないと見ています。どの馬がハナに行くかは未知ですが、私は渡邉厩舎の2頭。⑥ブリッグオドーン、⑧デスティネの2頭のどちらかが逃げると見ています。
本日は端的に私のこのレースの軸馬を書きます。

①ゴールドビルダー 森

まあ、相性の悪い騎手騎乗馬ですが、順に説明していきます。まず今年のハイセイコー記念の出走メンバーの主力組は以下の2レースを走ってきた馬

9月17日 大井 準重賞・ゴールドジュニアー
10月30日 船橋 重賞・平和賞

まずは大井の1400Mで行われたゴールドジュニアーから解説していきます。この日の馬場はインコース有利のバイアス。逃げたのは本日は出走なしの小久保厩舎のファルコンウィングという馬でその番手に行ったのが3着入線したヴァケーション。このあと書きますが、このヴァケーションという馬が平和賞で強い勝ち方をする馬です。この2頭を『外3』というあり得ないポジションで追いかけたのが当時1番人気に売れていた①ゴールドビルダー。鞍上は本田騎手で1枠・1番発走で『イン3』を放棄して向こう正面で『外3』に出ていきました。①ゴールドビルダーが『イン3』をあけたため『イン3』に潜り込んだのがこのレースの勝ち馬となる⑫ストーミーデイ。直線で逃げたファルコンウィングは苦しくなり、ヴァケーション、①ゴールドビルダー、⑫ストーミーデイの先行した馬3頭のたたき合いに後方から追い込んできたのが2着に入線した⑯モンゲートラオというのがレースの展開と結果。
このレースで一番強い競馬をしたのは『外3』でロスのある先行をした①ゴールドビルダーと追い込んで力を見せた⑯モンゲートラオの2頭。その次が『外2』で休み明けだったヴァケーション、そしてポジション的に恵まれた勝利だったのが⑫ストーミーデイというのが私の見立て。
つまり、①ゴールドビルダーは『騎手のヘグリ騎乗』で準重賞のゴールドジュニアーを負けたわけで、持ち賞金的に余計な1戦(前走の川崎戦)を使うことになりましたが、森に乗り替わって『完璧なイン3騎乗』で直線での差し切り勝ちを決めました。つまり、『本田がへぐらなければ4戦4勝馬だった可能性』もある馬です。枠順も『3戦連続1枠』と運もある馬で今回は間違いなく『イン3』で騎乗してくるはずで昨日から森はインを意識した騎乗を試しています。キタサンミカヅキが引退してキタサン以外では今年度重賞を勝っていない森としては何としてもほしいのが重賞勝ちでしょう。これだけ恵まれてもって来れなければ、リーディングジョッキー様である資格はないというくらいの条件が揃った競馬。
後は下手に乗ってハナ差だったヴァケーションが平和賞をちぎっていますので、力関係から行って⑬マンガン、⑤チョウライリンよりは上、そして枠順も恵まれたとなれば、勝ってもおかしくはないでしょう。
別路線ではやはりノーザン・社台系の2頭でしょうね。⑥ブリッグオドーンと⑪ファンシーアップ。
この2頭が人気している理由は『社台・ノーザン系』『2戦2勝馬』『御神本・吉原のトップ騎手騎乗』『大井競馬でのマイル戦での持ち時計がトップ』のこのあたりの点でしょう。
この2頭とも大井のマイル戦の特選レースで時期は違いますが、同じロイヤルペガサスという馬が逃げた展開を『イン3』騎乗で差し切った馬です。2頭とも成長の可能性はありますが、本日の枠順では『イン3』は無理ですので逃げるか『イン5』を狙うか、もしくは外を回すかになるでしょう。人気ほどの期待値はないと見ています。同じことがゴールドジュニアー勝ち馬の⑫ストーミーデイにも言えます。前走は『ポジションが嵌って恵まれた勝利』なのは間違いなく、今回は『イン3』を①、⑥、⑪、⑫の4頭で争うわけですから一番外枠の⑫も人気ほどの期待値はないでしょう。距離延長も微妙かもしれません。
的場の⑤チョウライリンがまくりを打つ可能性はあり、そうなると⑬マンガン、⑯モンゲートラオの出番になる可能性はあります。この2頭とは①の馬単表裏あたりを押さえておくのがいいかもしれません。
ここは①が『良馬場が走らない』などのへんな理由がなければ勝ち負けだと見ていますので、①から馬券を組みます。相手は平和賞とゴールドジュニアー組中心。






12R 馬券内穴馬

最終レースはオープン特別の黄葉賞、距離は1200M、別定戦で出走頭数は②エピカリスが取り消したので全12頭。②の取り消しは展開には影響を与えるでしょうね。
別定戦ですが、⑪ツルオカボルト、⑬サンダーマックス以外は57Kという斤量で現時点では実力馬の⑧キャンドルグラスが圧倒的人気に売れている現状。まあ、東京スプリント、アフター5スター賞、東京盃と同じコースの重賞を使ってきている馬でこのメンバーであれば頭一つ抜けている可能性は高く、馬券に絡む可能性は高いでしょう。小久保厩舎から『スピード馬2頭』が出走してきました。

③エッシャー
⑬サンダーマックス

上記の2頭と⑥クルセイズスピリツ、⑧キャンドルグラスあたりがハナに行く想定ですが、③、⑬はせい合わないので前に行った馬が残る可能性はあります。

穴馬は2頭。2年前の東京スプリントの4着馬の①ダノングッドと8月のアフター5スター賞で外を回して5着だった⑫ヨンカー。

ここは人気の⑧が馬券に絡む可能性は高いと見て小久保の2頭③、⑬そして穴馬の①、⑫を絡めて馬券を組みます。差し馬で届くのは⑤サブノジュニアくらいでしょう。



以上が本日の考察文です。その他のレースはパドック更新のみとさせていただきます。


『本日の注目騎手』

御神本騎手 森騎手 藤本騎手


『本日の注目厩舎』

荒山厩舎 船橋・佐藤賢二厩舎 三坂厩舎


本日もよろしくお願いいたします。

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