日曜日の中央競馬。本日は東京メインレースでアルゼンチン共和国杯、京都メインレースでみやこステークスの2重賞が行われます。本日はこの2重賞を打っていきます。 



15時35分 東京11R アルゼンチン共和国杯

芝・2500Mで行われるハンデ重賞。出走頭数は全13頭。人気は割れ気味ですが、現時点では単勝10倍以下に4頭が売れている状況。まずは人気馬から考察していきます。

①アフリカンゴールド

2017年ソールインパクトが2着、2018年⑦ムイトオブリガードが2着、⑧マコトガラハットが3着と近2年馬券がらみしている六社ステークスの勝ち馬でルメール騎乗で最内枠ということで1番人気に売れています。上昇中の4歳馬ではありますが、重賞初挑戦、斤量55Kは少し見込まれた感はありますね。調教は栗東のCWでしたが、内容はよくデキはいいと思います。過剰人気気味ではありますが、内枠をさばくのが上手いルメールですので押さえは必要な馬でしょう。

⑤ルックトゥワイス

同コース、同距離の5月の目黒記念では頭獲りさせてもらった馬。今回はその目黒記念からの休み明け。鞍上はレーン騎手から福永騎手に弱化。コース適正、能力があることはわかっていますが、1週前調教がポリトラック、最終追いが坂路で平凡時計とデキに関しては疑問がつく状況。藤原厩舎ですのでここを叩いてジャパンカップというローテーションも想像できる状態で今回は人気ほどの信頼度はないと思います。新聞が報じている『ヒトとん挫あった』とは調教中で受けた外傷のようです。


⑦ムイトオブリガード

昨年のこのレースの2着馬でこの馬も目黒記念は5着ですのでコース適正は間違いないでしょう。斤量は目黒記念と同じ56K。鞍上は昨年の六社ステークスを制したときの横山騎手。この騎手が鞍上ですから逃げ馬が見えづらいレースで逃げの可能性も出てくるでしょう。出来は普通で馬券に絡んでもおかしくはない動き。

④アイスバブル

この馬も目黒記念で5番人気で2着で的中に貢献してくれた馬で全く適性のない夏の小倉記念からの休み明け。調教は本数もこなしており、デキに関しては問題はないと思います。適性はありますので、人気している馬の中では買いたい馬ですね。



上記が人気馬に関しての短評です。人気している馬は内枠に配置されており、東京芝コースは先週の天皇賞時と同じでインコースが効き、時計も早い馬場状態。やはりロスなく周回することがポイントとなりそうです。
展開を考えると逃げる可能性があるのは外枠の馬たち。 

⑪パリンジェネシス
⑫オジュウチョウサン
⑬ウインテンダネス

の3頭のいずれかがハナに行く可能性が高く、これらの馬を①、②、⑦、⑧あたりが追いかける展開想定。ペースは普通くらいで直線での終い勝負になると見ています。ここはやはり内枠から期待値のある馬を穴軸にして馬券を組みたいレース。候補は以下

④アイスバブル
③ハッピーグリン
(⑨ノーブルマーズ)
爆穴・⑥ポポカトペトル

まず④は上記に書いた通りで休み明けでも動ける状況。③は門別から中央厩舎に転厩初戦となる馬。栗東坂路での調教の動きは悪くなく、出来落ちはないでしょう。昨年のレコード決着だったジャパンカップでも7着に好走、毎日王冠よりは距離が延びることはプラスだと考えます。
⑨はやや外枠ですが、過去、目黒記念で2着のある馬でコース適正はある。近2走も重賞で好走している馬で調教の動きも悪くないので馬券には加えたい。
爆穴として取り上げたいのは⑥ポポカトペトルでこの馬も目黒記念で僅差の4着があり適正はある。近走は凡走が続いているが、今回はノーザンファームしがらき仕上げで厩舎的にも馬主的にも怖い馬なのでこの枠であれば警戒はしたい。鞍上は過去このレースでフェイムゲームを持ってきた北村宏司。


ここは現時点では④を穴軸として馬券を組む予定です。




15時45分 みやこステークス

ダート・1800Mで行われる別定重賞。出走頭数は全16頭。昨年はJBCが京都開催だったので施行されなかったレース。ここも人気は割れ気味ですが、以下の4頭が単勝10倍以下に売れているレース

⑯インティ

今回は4か月の休み明けでトップ斤量の59Kを背負い、鞍上は主戦の武豊から川田に変更と飛んでもおかしくない要素が揃った1番人気馬。得意戦法は『武豊の睨み逃げ』ですので、逃げが効く浦和のJBCになぜ登録しなかったのかは謎。わざわざ主戦が乗れない、59Kのここを選んでの出走は当然次走のチャンピオンズカップに向けた叩き台でしょう。調教の動きは普通ですが、ここは『負ける言い訳』が用意されたレースでこの馬を1番人気で買うことほど期待値のない馬券の買い方はないでしょう。同型の馬も多く、逃げることはまず無理でポジション取れなければ沈没もあるでしょう。

⑤スマハマ

この馬は持ち賞金的にここで加算しないとチャンピオンズカップ出走が微妙なのである程度の勝負気配はあるとは思いますが、逃げたい馬の中で最内枠はいいのですが、⑧、⑩、⑯あたりに外から被せられる可能性もあり。砂を被りたくない馬が砂を被って沈没は考えておきたい。調教の動きは普通。

⑧ワイドファラオ

2走前のユニコーンステークスでダートに転向して逃げ切り勝ち。今回は浦和でのテレ玉杯を叩いて距離延長での参戦。マイル戦→1400M戦→1800M戦とローテーション的には微妙で仮に逃げたとしても同型につぶされる可能性は高く、2頭だしの角居厩舎はデムーロが乗ってきましたが、あっさり負ける場面もあり得る馬でしょう。私は牝馬ですが、⑥ラビットランのほうが魅力を感じますね。


⑨アナザートゥルース

サウンドトゥルーの半弟で厩舎も同じ高木厩舎。5歳になって力をつけてきたことは2走前のアンタレスステークスを先行して勝ち切ったことで証明されています。今回は休み明けでの参戦ですがデキはいいようで好走しても驚けない。ただ、中山や阪神の急坂のあるコースで良績があり京都の平坦コースでは平安ステークスで人気に押されて4着と勝ち切れていません。押さえはしますが、展開、流れが向くかでしょう。


上記が人気馬に関しての短評です。はっきり言って上位人気馬は不安要素も抱えている馬ばかりで特に⑯インティが飛べば高配当の可能性もあるレースですので、ここは展開と馬場を考えて、穴から勝負したいと思います。
まず展開は⑤、⑧、⑨、⑯の4頭がベストは逃げという馬たちで先行集団を形成するでしょう。ハナに行くのは⑩リアンヴェリテだと見ています。この馬が逃げ切れる可能性はないでしょう。上記の4頭を⑬ノーヴァレンダ、⑪、②アドマイヤビクターあたりが追いかける展開想定。ペースはある程度流れると思います。⑬ノーヴァレンダは同厩舎のクロノジェネシスと合わせた追い切りの動きがかなりよく見えた馬ですので、外枠は非常に残念。内枠であれば軸も考えた馬ですので、馬券には加えます。差し脚勝負になると思うので、内枠で差し脚のある馬を狙いたい。候補は以下

①ヴェンジェンス
④アングライフェン
⑥ラビットラン
(③キングズガード)

①はたびたび軸にしているマイホースで前走は今年から距離延長となった太秦ステークスで2着入線。1800Mもこなせることを証明しました。調教の動きが良く内枠で脚をためれば展開は向くはずで狙ってみたい馬。
④は前走のシリウスステークスで軸にして直線で不利があり上がり最速で2着という結果。1800M戦は少し短い気がしますが、アルアインのようなインベタ競馬が北村騎手ができればチャンスはある馬。調教の動きは悪くない。
⑥は牝馬でデムーロ→酒井で鞍上弱化ではありますが、昨年のJBCでも同じような前つぶれの流れをさして僅差の2着はコース適正もあり評価はできる。持ちタイムも実は3位と劣っておらず、調教の動きが良く内枠で脚をためられそうなので買いたい馬。

ここは差し馬台頭のレースになると見て上記の4頭を中心とした馬券を組みます。⑯が飛べば配当は跳ねるレースですので穴から何とか仕留めたい。



以上が本日の考察文です。本日は上記2鞍の勝負とさせていただきます。





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