日曜日の中央競馬。台風の影響で東京開催は中止となっていますので、本日も京都会場のみの開催。京都メインレースでは3歳牝馬クラッシック最終戦の秋華賞が行われます。以下考察文です。



 15時40分 京都11R 秋華賞

内回り・芝・2000Mで行われる3歳牝馬G1。②メイショウショウブが出走を取り消したので、出走頭数は全17頭。
まず、京都の芝コースですが、昨日は雨の影響で不良馬場での競馬となり。高速馬場は当然封印。時計がかかり、パワー型の馬が台頭で内外のバイアスもやや外目が伸びている印象。逃げ・先行馬も外目を回している馬が多かったので内はある程度荒れていた印象。本日は重馬場発表からJRAが馬券を売りたいためにやや重に変更となりましたが、やはり重い状況は残っている印象。秋華賞と同じコースで行われた2歳新馬戦では2分3秒台での決着でしたので、秋華賞も2分フラットくらいの決着になると見ています。
現時点では単勝10倍以下に5頭が売れている状況で、連系馬券は①ダノンファンタジーからが圧倒的に売れている状況。人気馬を簡単に考察していきます。

①ダノンファンタジー

ステップレースのローズステークスをレコード勝ちした馬で2歳時に阪神ジュベナイルフィリーズを勝ったことで3歳牝馬クラッシックの中心となっていましたが、前哨戦・強い競馬→本番・人気を裏切って凡走を桜花賞、オークスと繰り返しており、『G1で勝てないダノン冠』の象徴的な馬。今回は初めての右・小回り・コーナー4つの競馬で道中折り合いがつくかがポイントと決してこの馬にとって有利ではない内枠をどうさばくか。出来は良さそうに見えたのであたまはおりこぼすかもしれませんが、馬券内の可能性はあるでしょう。

⑤クロノジェネシス

桜花賞、オークスとともに3着で能力的にはトップクラスの馬。秋華賞のあとはエリザベス女王杯参戦が決定しており、ここで北村凡走で次走は外国人騎手に乗り替わる可能性が高いと個人的には見ています。調教師も出来は8分とコメントしており、調教の動きも物足りない。能力でどれだけ走れるかでしょう。


⑧カレンプーケドール

オークスを人気薄で2着激走で競馬内容も悪くなく、最後の最後に勝ち馬に差し切られての惜敗。休み明けは紫苑ステークスを使い、先行して3着は休み明けらしい負け方ですが、叩かれてよくなっているかは疑問。コースでの併せ馬で調整してくる国枝厩舎が坂路調教のみは物足りない印象で『関東調教の関東馬は昨年の化け物・アーモンドアイしか好走していない』という秋華賞でG1未勝利の津村騎手がもって来れるかどうか。


⑮コントラチェック

オークス以来の休み明け、『ルメール×藤沢厩舎』の人気コンビで、逃げて好成績の馬ですので、小回りコースのここはハナにこだわった乗り方をしてくると見ています。出来に関しては可もなく不可もない状況でこの馬も⑧と同様に『関東馬の関東調教』ですので鬼門ではあります。馬場悪化もプラスではないでしょう。


⑰エスポワール

前走のシンガポールステークスを『重馬場』で0.7秒差の圧勝ですので、馬場悪化ということで2勝クラス勝ちの馬が人気になっている現状。確かに昨日からオルフェーブル産駒は好走しているので一概に軽視はできませんが、ちょっと人気になりすぎている状況。主戦のミルコではなくシュタルケ騎乗もプラスではないでしょう。角居厩舎ですので出来は悪くはないと思います。



上記が人気している馬の短評です。さて、秋華賞ですが、主な前哨戦はローズステークスと同じ小回りで行われる中山での紫苑ステークスの2鞍。ただ、前開催の中山の馬場は芝が良好で前に行った馬がと止まらず、レコード決着が連発する馬場。紫苑ステークスも前残りの決着で例年よりも凡戦だったと見ています。本日はある程度パワーのいる馬場ですので、調教面と前哨戦の競馬内容、調教の動きにプラスして『馬場適正』も考慮しなければなりません。

上記にも書きましたが、『輸送を伴う関東馬は過去10年でアーモンドアイ以外は好走していない』というデーターもあり、さらに今年は台風の影響で輸送が前倒しになり、若干の狂いが生じている可能性はあります。パドックの出来はしっかりと見たいですね。関東所属馬でも『栗東滞在』して調整されている馬が2頭います。

⑨シャドウディーヴァ
⑯パッシングスルー

⑨は過去にヌーボレコルトを栗東滞在で好走させた斎藤厩舎の管理馬で今回は主戦の岩田ではなく松山が騎乗ですが、調教での終いの伸び方は悪くはなく、岩田のインにこだわりすぎる騎乗をしなければ、馬券内に伸びてくる可能性はあるかもしれません。
⑯は紫苑ステークスを勝利後、ノーザンファーム天栄で調整されてからの栗東滞在。紫苑ステークスでは外先行で差し切りましたのでレースレベルは低いですが、一番強い競馬をしたのはこの馬。さらに道悪の2走前の福島競馬でも外まくりの競馬で勝利していますので、持続力が求められる今回、得意の外枠からの先行競馬ができれば、穴の可能性はあるでしょう。
ローズステークスからは休み明け外先行で2着に入線した⑦ビーチサンバの競馬内容を評価したい。休み明けで馬が良くなった可能性はあり、オークスで大きく崩れた以外は掲示板を外していない馬、調教の動きも良く、『G1常連厩舎』の友道厩舎、『G常連馬主』の金子氏の持ち馬、そしてノーザンしがらき調整と穴をあけてもおかしくない要素はある馬。差し脚もあるので展開向けば穴馬でしょう。

ほか、関東馬の⑬サトノダムゼルは3連勝中ですが、力の比較は難しい馬でミルコ騎乗で警戒は必要ですが、ヒモか押さえまで、あとは⑭シゲルピンクダイヤが従来の差し競馬をすれば、展開によっては伸びてくる可能性はあります。

ここは現時点では⑦、⑯の2頭を穴軸として、『栗東調整馬』を中心に馬券を組んでいきます。



以上が本日の考察文です。本日は秋華賞1鞍の更新とさせていただきます。

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