本日も明日からの川崎競馬等の予想と打ち合わせがありますので『考察文』と『パドック更新』のみを掲載いたします。

以下本日の考察文です。

15時40分 阪神11R 大阪杯

内回り・芝・2000Mで行われるG1競争。G1に昇格して今年で3回目となります。以前は春のグランプリ・宝塚記念のステップレースとして行われていたレースですが、一昨年からG1に昇格。理由は様々ですが、まず、春の天皇賞が3200Mという特殊距離の競争であること、またG1級の馬にとって春には香港という選択肢ができたことで『調教レース』になりがちだった大阪杯の存在意義を高めるためのG1昇格と考えています。今年の出走は全14頭。ドバイ国際競争と時期がかぶっている部分はありますが、現時点では国内の中距離馬のトップホースがそろって出走してきた感があり非常に豪華なメンバー。簡単に切れる馬は1頭もいません。各馬の調教を見ましたが、さすがにこれだけのメンバーですので動きのいい馬は多数。甲乙はつけがたい。人気は割れ気味ですが、現時点では単勝倍以下に

②ワグネリアン
⑥キセキ
⑦ブラストワンピース
⑨エアウィンザー
⑪ペルシアンナイト

の5頭が売れている現状。これだけの馬が揃ったレースで人気オッズなどはあまり関係ないでしょう。私は独自の目線でこのレースを考えます。

まず、このレースは出走馬14頭中、『⑥キセキ、④エポカドーロ以外はすべて社台・ノーザン関連馬』というメンバー構成。G1を『根こそぎ制圧したい』社台・ノーザン連合としては、レースの展開を作れる、⑥、④の2頭は『目の上のたんこぶ』であることは紛れもない事実でしょう。逃げてペースを作ると思われる⑥キセキには絶好調の川田騎手、そして『叩き2戦目』で狙ったレースは必ず仕留める藤原厩舎の皐月賞馬・④エポカドーロは調教の動きが前走とは格段に違い、『完全に仕上げてきている』状態。昨日のダービー卿チャレンジトロフィーの考察でも書きましたが、藤原厩舎の勝負ジョッキーは戸崎です。2頭ともG1馬で勝つためにはどちらがハナに行くにしても、競り合うことなど絶対にするはずもなく、折り合って前残りの競馬を狙った騎乗をするでしょう。川田、戸崎もそれをできるトップジョッキーです。この2頭に好き勝手競馬をされたら、『差し脚を活かしたい』社台・ノーザン関連馬はいいようにやられる。特に⑥キセキはアーモンドアイとジャパンカップで連対した馬で川田騎手も自信をもって乗るはずです。
では、この2頭に『鈴をつけに行くノーザン・社台関連馬』は何か?・・・をまず考えます。
乗り役配置、馬の脚質から以下の3頭しかいないでしょう。

⑩ステイフーリッシュ
⑬スティフェリオ
⑭ダンビュライト

⑩、⑬は社台関連馬、そして⑭はノーザン関連馬です。この3頭で私が注目しているのが、⑩ステイフーリッシュと⑭ダンビュライトの『京都記念連対馬』。巷の予想では、『京都記念はメンバーレベルが低く、ステップレースでは金鯱賞のほうが上』と考えられているようですが、『右回りの内回り戦、そして金鯱賞からのローテでは中2週での競馬』ということを考えると出走ローテ、コース適正的には、『中山記念、京都記念』の2鞍のほうが私は今回の『阪神内回りコース』の適正とリンクすると思っています。京都記念は確かにメンバーレベルは低いですが、レース内容的には、ブラックバゴが向こう正面でまくっていく展開で、ペースは乱ペース。非常にタフな競馬だったというのが私の感想。このレースで、終始、馬頭分外を回して先行して勝ち切った、⑭ダンビュライト、そして大外ブン回しで2着に来た⑩ステイフーリッシュは価値のある競馬をしたと思います。⑩は藤岡祐騎手から康太騎手への乗り替わりは残念ですが、馬の能力は高い。そして④ダンビュライトは松若騎手が継続騎乗。ちなみに⑭は『松若騎手が3回騎乗していますが、すべて勝ち切っています』音無厩舎の所属ジョッキーでこの乗っている騎手なので一番この馬をわかっているのが松若騎手。今回は、⑥、④のどちらかが、ハナに行く展開想定は私もほかの予想家の方、新聞予想に同意ですが、この2頭の『3番手』に行くのがこの⑭ダンビュライトだと見ています。そうなると、枠の差で③アルアインとのポジション争いになりますが、好位には付けられますので、前が有利なこのレースの『レース質』には向くと思います。

①マカヒキ
②ワグネリアン
⑦ブラストワンピース
⑧サングレーザー
⑨エアウィンザー
⑪ペルシアンナイト
⑫ステルヴィオ

あたりの馬は当たり前のように差し競馬をするはずで、⑥キセキ、④エポカドーロが直線で失速してくれないと困る馬たち。ノーザン系で好枠でいいポジションで先行できそうなのは③アルアインだけで、私はこのレースは『差し・差し・差し』の差し馬決着にはならないとみているので、ノーザン・社台系の馬の中では、③アルアイン、⑭ダンビュライト、⑩ステイフーリッシュの3頭を強調したい。⑬は昨日もドーバーを吹っ飛ばしたただいま大不調の田辺がテン乗りで、小回りコースの実績はあるが、平坦コースしか実績がないので、坂のある阪神のゴール前では微妙な感はある。ただ今回は人気がないので、押さえの押さえくらいなら買ってもいいかもしれない。
私が穴で買いたい③、⑩、⑭の3頭に前に行く⑥、④を組み合わせれば『爆穴馬券』が出来上がるわけで、どうせ切れない馬が多数のレースなのでこうゆう穴馬券を買ったほうがおもしろい。

ちなみに人気馬について書いておくと、

②ワグネリアンは休み明けでもまれる内枠も向かないだろう。ここがメイチの仕上げとは思えず、人気なら嫌いたい。友道厩舎は2頭だしだが、『インベタ直線差し』を狙える①マカヒキのほうが期待値は高い。⑦ブラストワンピースは有馬記念は『すべてが上手くいった結果』。斤量は3歳馬なので恵まれていたし、レース前に大雨が降ってこの馬にはもってこいの馬場になった。使いつめの⑥キセキが出遅れて無理やり前にいき、負ける競馬を演出してくれた、レイデオロはドバイでも負けたように。3歳時がピークで調子落ちの感もある。今回は馬場がやや重→良馬場に乾く馬場でおそらく自信満々に騎乗する池添の油断も十分にあるし、この馬は57Kで結果を出したことがない。⑨エアウィンザーはこれだけG1馬がいる中で、G3勝ちしかない馬が明らかな過剰人気。何となく勝ち切るイメージはなく、浜中も微妙。⑪ペルシアンナイトは昨年の2着馬なのでリピーターレースのここは軽視はできないが、マイルチャンピオンシップから実に2年も勝ち星がない馬で勝つイメージはない。⑫ステルヴィオは差し脚は期待できるが、この枠で丸山がポジションをとれるかどうか。マイルチャンピオンシップは『内枠決着』で、『世界のビュイックの神騎乗』。あって馬券内と見る。

人気馬を買っても仕方がないので、③、⑩、⑭の3頭を穴軸として基本的には⑥、④にぶつける穴馬券を組みます。三連系馬券は『どの馬が来ても不思議ではないレース』なので、手広く流します。


本日はほかに打ちたいレースがありませんので、大阪杯に資金を集めて穴勝負したいと思います。


続いて『パドック更新』です

これだけの馬たちなので基本的にはどの馬もよくは見えるが、

中でも③、④、⑦、⑪ の4頭がよく見える。

狙いたい馬の中では③アルアイン、④エポカドーロが絶好。

ここは考察通りに穴を狙って以下の馬券を買う。

馬連 ③⑭⑩~④⑥

穴ボックス ③⑭⑩ ワイド・馬連  

押さえ ④-⑥

三連複 ③⑭⑩~③⑭⑩④⑥~④⑥⑪①⑦⑨(⑫


三連系はパドックでよく見えなかったワグネリアンを切ってしまいましたので、不的中。4分の3馬身差4着のマカヒキが3着であれば、三連複は3万馬券、三連単は23万馬券でしたので直線での①マカヒキのロスのある進路取りが悔やまれますね。今回は大穴を狙ったので仕方がありません。

昨日・土曜日のダービー卿チャレンジトロフィーでのフィアーノロマーノ、マイスタイルでの的中、本日のアルアインからの的中と今週の中央重賞はまずまず。明日からの川崎も頑張ります。ちなみに本日の『ニックネーム』は『北村』でしたね(笑)。