ひょっとしたら、検索からたまたま此処へ行き着いたかたもいるのではないかってことで
「そもそもTradeStationとは何ぞや」って所から書こうと思います。
元は米国が開発したトレーディングツール
(以下英語版ウィキペディアからの受け売り)
本来のTradeStation(米国仕様)はTradeStation Group, Inc.が開発したもので
原型自体は1991年から!あるそうです。
2001年リリースのTradeStation6から
自動取引と株式取引の直接アクセス実行機能が搭載されました。
米国仕様は評価も高く、
アメリカの投資週刊誌「バロンズ」の
“Best for Frequent Traders”
“Best for International Traders”
で1位を獲得
「Technical Analysis of Stocks & Commodities magazine」の
”Best Trading System - Stocks"
"Best Trading System - Futures"
で11年連続1位を獲得しています。
その後2011年TradeStation Group, Inc.は日本のマネックスグループに買収され子会社化、
2016年にマネックス証券から日本株仕様トレードステーションがリリースされたという流れのようです。
なので、トレードステーションとは
「アメリカの会社が開発したトレーディングツールを日本株仕様に書き直したもの」
なんですね。
トレードステーションの特徴
そしてTradeStationの他のトレーディングツールに(あまり)ない特徴として
「ストラテジーによる自動取引」と「EasyLanguageによるストラテジーの自作」と「自作したストラテジーのバックテスト」があります。
自動取引は予め用意したロジック(プログラム)に基づいて気配の状態を判断し、発注を入れていくので
感情に左右されないというメリットがあります。
また、条件が揃ったら即発注を入れるので、目視による手動で発注を入れるよりも、反応速度でより有利というのも強いメリットかと思います。
FXで言えばMT4というものがありますが、
MT4自体はフリーでダウンロード出来て証券会社を選べる感じですが、
TradeStationは前述の事情があって、マネックス証券でしか使えないようになってます。
また、株の自動取引といえば他に岡三RSSがありますが
こちらはExcelベースで動くのに対し
TradeStationは完全に独立したアプリケーションとなっています。
岡三RSSの場合、ロジックは関数あるいはマクロ(VBA)で書くのですが
取引を発注して、実際に発注されたかどうかの確認を岡三RSSだけで行うのはリスクだと感じます。
なので、結局は他のトレーディングツールと併用することになるので
正直不完全な印象があります。
また、システムトレードを謳っているツールの中には
「ストラテジーの自作」と「バックテスト」は出来ても
発注自体は行えないものがありますが
これでは余り意味がないと考えています。
なによりこの手の「自称シストレツール」の中には結構な利用料を請求するものがありますが
トレステは「取引しなければタダ」です。
アカウント作って試して、「自分には合わない」と思ったら入金しなければ良いわけです。
(マネックス証券的には面白くないと思われますが)
なので現状、日本株で自動取引を行いたいとする場合トレードステーション一択になるだろうなというのが私の結論です。