自動売買はまだちょっと怖いので
特定条件が揃ったらアラートを上げるだけにしたいって考えている人は多いんじゃないかと思ってます。
その時に使えるのが「ショウミー」という分析テクニックです。
ショウミーは条件が揃うとポップアップが表示され、音を鳴らすこともできます。
設定でメールを送信することもできます。
ショウミーはインジケーターと同じ要領で設定できます。
「挿入」→「ショウミー」
デフォルトで用意されているショウミー一覧
すぐに使えるショウミーが結構な数用意されています。
酒田五法も拾えるのが面白いですね。
1か月基準の高値(安値)更新 |
1週間基準の高値(安値)更新 |
1年間基準の高値(安値)更新 |
日中基準の高値(安値)更新 |
N日間基準の高値(安値)更新 |
インサイドバー(はらみ足) |
ギャップアップ足 |
ギャップダウン足 |
ケリ足(強気/弱気) |
タスキギャップ(上放れタスキ、下放れタスキ) |
トンカチ |
はらみ寄せ線(強気/弱気) |
ハンマーまたはハンギングマン(カラカサ陽線または陰線) |
ピボット・リバーサル(上昇・下落) |
ピボットハイ |
ピボットロー |
フラクタル |
ヘッド・アンド・ショルダー(三尊) |
ペナントパターン・ブレイクアウト |
高値・安値の更新(チャートに表示されている範囲で) |
高値・安値ブレイクアウト |
陰の陽はらみ・陽の陰はらみ(はらみ線) |
アイランド・リバーサル(上昇・下落) |
キー・リバーサル(上昇・下落) |
価格反転(価格エクステンション後の反転) |
丸坊主(陰・陽) |
強気の包み線・弱気の包み線 |
三ツ星 |
三法(上げ三法、下げ三法) |
捨て子線 |
出会い線(強気/弱気) |
赤三兵・黒三兵 |
切り込み線・かぶせ線 |
先詰まり |
同時線 |
南の三ツ星 |
包み足 |
明けの明星(十字星)・宵の明星(十字星)※(十字星)ありなしで2種類あるが判定が少しだけ異なる |
流れ星 |
連続上昇・連続下落 |
設定方法
挿入しただけではアラートが上がらないので以下の設定を行います。
画面上で右クリック→「分析テクニックの設定」
対象のショウミーを選択して「設定」
「アラート」タブをクリック
「アラート有効化」にチェック。
アラート条件に一致する場合:
1回のみアラート表示 | 1回アラートを上げたら、以降条件が揃ってもアラートを上げない |
バーごとにアラート1回(足種) | 足種1本につき1回だけアラートを上げる |
連続してアラート表示 | ティック(取引)ごとに判定して条件が一致したらアラート(条件次第ではアラートが頻出します) |
次のメッセージセンター通知設定を使用:
なし | 表示しない |
グローバルメッセージ設定を使用 | デフォルト設定を使う場合 |
カスタム設定を使用 | このアラート独自の設定を使う場合 |
下2つのいずれかを選択したら「設定」
アラーム音:好みで
※サウンドは結構な種類の音から選べます。音声(スピーチ用テキスト)はYou have an alertって言います。
ビジュアル:
ポップアップを出したいならチェック。表示時間も調整できます。
ストラテジーをショウミーに改造する
ストラテジーをショウミーに改造するのはさほど難しくありません。
開発環境の「ファイル」→「新規作成」→「ショウミー」で
新しいショウミーを起こしたら、ストラテジーのソースを貼り付けて
Buyなどのポジション発行コマンドを書き換えます。
Plot1( Close, !( "買いトリガー" )); Alert("買いトリガー");
文言は任意に書き換えてください。
Plotはチャート上に点を打つコマンドです。(どこでアラートを上げたか目安になります)
Plotは重複できないので、書き換える箇所が複数ある場合はPlot1、Plot2...という具合に加算していきます。
Alertは実際にアラートを発行するコマンドとなります。
これで基本は動くのですが、
ポジション関連のコマンドがある(MarketPositionなど)とエラーになりますので
それらをすべて削除する手間があります。