2020年01月01日
謹賀新年 ～ シルク出資2歳馬近況 ～ 2020年 一口馬主抱負
謹賀新年
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
シルクホースクラブ
出資2歳馬近況
大晦日更新の情報です。
大半のクラブは完全正月休暇のなか本当に頭の下がる会員目線のサービス。
お疲れ様です。
ヘアキティーの18
牝馬
父 ディープインパクト
母 ヘアキティー
母父 Wildcat Heir
栗東 中内田充正厩舎
生産 ノーザンファーム
在厩場所：北海道・ノーザンファーム早来
調教内容：週1回坂路コースでハロン16秒のキャンター1本、週1回周回コースで軽めのキャンター2,400ｍ、残りの日はウォーキングマシン
担当者
「今週はリフレッシュのために坂路・周回ともに乗り運動を行う回数を週1回に止め、ウォーキングマシン中心の運動を行っています。少し背腰に疲れが溜まりやすいので、今後も適度にリフレッシュを取り入れながら進めていく必要があるでしょう。坂路ではハロン16秒までペースアップを図っており、まだ幼く怖がりなものの、以前に比べると慌て過ぎず、こちらの指示にしっかりと反応するところが表れてきました。キャンター中はまだ力みがあり、馬体を大きく使えていませんが、徐々に力みが抜ける部分も出て来ています。馬体重はなかなか増えてこないものの、段々と筋肉が付いてきている感じがしますし、今後も馬体の成長を優先しながら進めていきます」馬体重449kg
（※写真・情報はシルクホースクラブHP掲載の情報であり、当ブログは転載の許可を頂戴しています。）
シルクホースクラブでの2018年産駒世代への唯一の出資馬ヘアキティーの18です。
今回の近況でもまだ気性面での問題が取り上げられていますが、徐々に解消されてきているようですね。動画を見ても騎乗していたりと、当たりの柔らかい女性スタッフが随所で携わってくれているようです。たしか父ディープインパクトも牧場での育成時代は女性スタッフが携わって気性面を成長させたという動画を見た記憶があります。
写真で見る馬体も、必要なところにしっかりと筋肉が乗ってきており、特に肩周りやトモのボリュームが目立つようになってきているように感じます。時期的にもまだこれからといった段階ですが、立派な競走馬に育ってくれるのを楽しみに待ちたいと思います。
『一口馬主の方向性』、『一口馬主の舵きり』
一口話として自身でこれまで何度も書いてきていますが、果たして実際に行動に移しているのかと自問自答していた昨年末。
改革には痛みも伴います
まずは友駿ホースクラブ愛馬会を退会
ブリッツェンシチー、グリニッジシチーが2勝クラスに上がり、もう一つ二つはイケそうな明け4歳馬2頭に後ろ髪を引かれつつも、「動かなければ変えれない。頭の中で考えているだけでは何も（いつまでも）変わらない」と決断。
前記稼ぎ頭2頭には本当に後ろ髪を引かれましたが、その他出資馬（未勝利馬・未出走馬）は、なんとか未勝利脱出orひとつ勝っても上のクラスでは頭打ちだろうという見解で、これら諸々込みの費用対効果を考えれば、いいところで自らメスを入れなければと。ズルズル続いているのが嫌になった部分もありますから、これでストレスからも解放されます。
出資が多世代に渡ると、最低でも後ろ1年以上先というロングスパンでの費用対効果を考慮しなければならない一口馬主という趣味ですが、会費も他クラブに比べ高い印象の友駿（個人的には不要だったクイズ馬の賞金やプレゼント馬なるもの等に経費が掛かる）に関しては以前から書いていた「天井が見えた時点で」という時期での判断。プラスかマイナスかで言ったらまだマイナスですが、これも全て自己責任。たしかに痛みも伴いますが1年先の収支見込みで投資家の世界で言う、いわゆる損切りを断行。
2009年に一口馬主の世界に初めて足を踏み入れたシルクホースクラブに続いて、2クラブ目に入った友駿シチー。ゲルマンシチー、クラリティシチーなど想い出深いクラブでもありますが、確実に舵をきるために付き合いはここまで。ありがとうございました。
さて、冒頭に挙げた『一口馬主の方向性』 『一口馬主の舵きり』
（過去の関連記事はPC画面左側の検索機能から検索してみて下さい）
これまで日高地方や中小牧場の生産馬で。と、力んできた部分もありましたが、いち稼ぎ人として、もうだいぶお金を落としたつもりでいますから、もうこの部分への拘りは省いていいでしょう。
方向性・舵きりという、あくまでも個人的な感覚ではありますが、これまで書いてきたこの2つの大きな意味は育成の違いです。勿論、馬の資質、出資する馬の選定が一番なのでしょうが、その後の育成環境も競走馬の成長にとって大きなウェートを占める部分でもあります。
ノーザンファーム育成の魅力
決して他の育成牧場が悪いということでなく、ノーザンファーム系列の育成環境・育成技術・経験が魅力で、勿論生産馬の血統面も魅力。
現に2019年はノーザンファーム生産馬が年間G1 19勝。秋も秋華賞からG1 10連勝を決めています。
舵をきるのはこの方向へ
以前からこの方向性に関しては理解・決定していたのですが、シルクホースクラブへ再入会したという以外は舵をきるという行動が伴っていませんでした。
洋上を航行する函館レーシングクラブという船を、より安全な港へと着岸させるため、船長・キャプテンとしてまずは舵をきった昨年末。
常々書いていますが、いつまでも続けるつもりもなく、そろそろ畳みに掛かろうかという終盤に入ってきた感もあり、"かき集めた" これまでの結果を経験として活かし、今後はバランスシートも考慮して進路を定め、よりいいところを目指せるように実行にも移すという事を、2020年の一口馬主抱負とします。
堅い話はここまで
昨年2019年元日の一口馬主抱負はこちら。さてさて達成できていますでしょうか。
http://horse.hama1.jp/e1572532.html
未だ欲しい欲しい病が・・ですね。
上記老舗クラブの退会で大幅に頭数が減ることになりますが、その裏でしっかりと新芽を探しており、"馬体は限りなく理想形に近い" とある1頭にチェックを入れています。早ければ正月休暇明けのタイミングでの手続きも考えていますが、この馬に関しては久々に隠し玉として、5月辺りの牧場見学後にでも紹介しようと考えています。
出資馬関連
「これは走ってきそう」と、久々に衝撃が走った12月7日のテルツェットの勝ちっぷりを胸に夢を抱いて年を越せましたが、そのデビュー戦3着のエンデュミオンも2戦目で勝ち上がってくれており、成長次第では今後が楽しみな存在です。2頭とも決して早い時期という訳でもありませんでしたが、それでもやはり2歳戦のうちに勝ち上がっているかいないかでは、年を跨ぐタイミングでの期待値が変わります。今後はどこに目標を置いて育成されるのか、そしてどこまで行ける競走馬なのか、更なる成長を楽しみに待ちたいと思います。
明け3歳の既出走未勝利馬は早目の勝ち上がりを。未出走馬にもシャークスコーブや、期待のレヴドゥギャルソンも控えています。
そして期待の明け2歳世代へと、全馬高みを目指して頑張ってくれればと思います。
一口馬主 全馬無事で今年も楽しめますように！！
素晴らしい年始をお過ごし下さい。
ではまた！
2020年元日 函館レーシングクラブ代表
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