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2019年10月23日

ブリッツェンシチー,グリニッジシチー 他~友駿出資2・3歳馬近況


友駿ホースクラブ愛馬会
出資2・3歳馬近況

3歳馬
ブリッツェンシチー
ブリッツェンシチー,グリニッジシチー 他~友駿出資2・3歳馬近況
牡馬
父 ベルシャザール
母 ケイティマイヒメ
母父 コロナドズクエスト
美浦 古賀慎明厩舎

10月1日 近況
先週、トゥモローファームへ放牧に出ました。
古賀慎明調教師コメント
「レース後に異常がなければ東京戦も視野に入れていましたが、右半身に疲れが見られました。まだ馬体がしっかりとしていない中、昇級戦も差のない競馬をしたので疲労が出たようです。放牧してリフレッシュを図りたいと思います」

トゥモローファーム場長
「入場後に馬体確認を行いましたが、筋肉痛のような歩様をしていました。しばらく体の疲れを取りながら体調を整えていきます。大型馬で緩みやすい体質なので、ある程度体がしっかりとするまでは無理をしない方がいいでしょう。能力はかなり高いですので、今後馬体が強化されれば活躍してくれると思います」


10月15日近況
トゥモローファームで調整中。
場長
「状態を見ながら軽めに乗り込んでいます。まだトモは良化途上ですが、悪くなっていませんので少しずつペースを上げていきます。前走の中山戦はこの状態では力を出し切れていないと思います。トモが緩みやすいところがありますので、今後そのあたりがしっかりとしてくれば、まだまだ上を目指していけると思います。引き続き馬体の良化を図りながら調教を進めていきます」


10月21日近況
トゥモローファームで調整中。
場長
「だいぶ歩様が良くなってきました。現在はハロン17秒程度のペースで進めていますが、体を使わせながらじっくりと乗り込んでいるところです。メニューは周回コースを2700m消化し、坂路も週2回入れています。馬体に良化の余地はありますが、今後トモがしっかりとしてくればおのずと動きも良くなってくると思います。乗りづらい馬ではありませんので、トモの強化を図りながら調教を進めていきます。」


グリニッジシチー
ブリッツェンシチー,グリニッジシチー 他~友駿出資2・3歳馬近況
騙馬
父 エスポワールシチー
母 プラセンティア
母父 トワイニング
美浦 相沢郁厩舎

10月21日 近況
吉澤ステーブルイーストで調整中。
マネージャー
「引き続きトラックでハロン18秒程度のキャンターを乗り込んでいます。動きもしっかりとしており、状態面に関しては良好です。馬体も緩めないようにして、いつ戻しても良いように態勢を整えています。今のところ福島を目標にされているようですが、早ければ来週には戻るようになるかもしれません。今回の放牧はいいリフレッシュになっていると思いますので、次走もいい状態で臨めると思います」
今週トレセンに帰厩する予定。



ブリッツェンシチー(前走9月22日)、グリニッジシチー(前走9月29日)以降、休養放牧に出ている3歳馬2頭ですが、適度にこういった休養を挟みつつ、更に力を付けていってくれればと、楽しみに近況を読んでいます。グリニッジは気性面が災いして惨敗のレースもありますが、真面目に走れば上でも通用。ブリッツェンシチーは固まってくれば面白い1頭だと信じています。

ブリッツェンシチー 2017年8月 高柳牧場見学記事



2歳馬
アルコンシチー
ブリッツェンシチー,グリニッジシチー 他~友駿出資2・3歳馬近況
牡馬
父 ルーラーシップ
母 レディオスソープ
母父 アグネスタキオン
美浦 相沢郁厩舎

10月16日近況
吉澤ステーブルイーストで調整中。
マネージャー
「先週は台風の影響もあり、ウォーキングマシンの調整となっていましたが、本日からダクとハッキングを乗り込んでいます。状態は北海道からこちらに移動する間に多少乗れない時期があったので、体に緩みは見られますが、徐々に良くなってくると思います。馬体は輸送で体重が30キロほど落ちましたので、これから飼い葉を調整しながら戻していきたいと思います。気性面では特に気になるところもなく落ち着いています。まだ移動して間もないので、慣らしながら進めていきたいと思います」
馬体重460キロ。

10月23日近況
吉澤ステーブルイーストで調整中。
相沢郁調教師コメント
「牧場で馬体確認を行ってきましたが、輸送でだいぶ体重が落ちていました。すぐに元の体重に戻ってくるかと思いますが、まずは飼い葉をしっかりと食わし込んで態勢を整えていきたいと思います。それほど体重が落ちなければすぐにでもトレセンに入れてゲートを行おうかと考えていましたが、体が戻るまでもうしばらく牧場で調整します。牧場ではゲート調教も問題なくこなしていましたので、すぐにクリアできると思います」
馬体重460キロ。


本州に移動済みのアルコンシチー。写真で見せる馬体は良くなりました。輸送で馬体を減らしたようですから、ここまで来たらじっくり時間を掛けてでも、昇り調子で入厩してもらいたいと思います。



アレグリアシチー
ブリッツェンシチー,グリニッジシチー 他~友駿出資2・3歳馬近況
牡馬
父 ジャスタウェイ
母 クリールダイナー
母父 ロックオブジブラルタル
栗東 高橋義忠厩舎

10月2日 近況
淡路のヒイラギステーブルで調整中。
場長
「馬体の回復を優先に行っていますが、飼い葉食いはいいものの体重の増加がスローです。現在435キロですので、出来ればあと10キロほどは増やしたいところです。獣医とも相談し虫下しと強めの整腸剤を与えて良化を図っています。入れ込むタイプではありませんので、馬体が良くなってこないのは見た目以上に夏場の疲れが残っているのかもしれません。現在もだらだらと暑い日があったかと思うと涼しい日があったりと体調の管理が難しくなっています。今後、馬体が回復してからペースを上げていきます」

10月9日 近況
淡路のヒイラギステーブルで調整中。
場長
「馬体の回復を図るため、虫下しと整調剤を与えたところ、先週一気に体重がプラス12キロ増え、447キロになりました。乗りながら体重増加となりましたので、明らかに内面から状態が良くなっています。その証拠に馬体の毛艶が良くなり張りも出てきました。調教師は、次走はダート戦を検討しているとのことですが、調教では背中が柔らかく大きなフットワークをしていると伝えてところ、やはり次走も芝でいきたいとのことでした。今週末から15-15を行いながら仕上げていきたいと思います」

10月23日 近況
淡路のヒイラギステーブルで調整中。
場長
「台風の影響がなくなってから15-15の調教を始めていますが、動きが良く明らかに状態面は上向いています。強めの稽古を行っている中で452キロと体重が増えており、馬体の張り艶も良好です。先週も15-15より時計を出していますが、力強い動きをしています」

高橋義忠調教師コメント
「強めの稽古を始めてから具合がグングン良くなってきているようです。馬体も前走時に比べると20キロ近く体重が増えているようです。今週馬房の都合がつけば戻したいと思います」


ここまで3戦、期待を裏切ってきたアレグリアシチーですが、漸く不調の原因が見つかったようです。
虫下しで変わった馬といえば、初出資馬シルクオールディーも札幌でのデビュー戦後に使用し、およそ半年後の2戦目にはプラス馬体重で4着好走といった例を思い出しました。
これまでの高橋義忠調教師のコメントを読み返しても、毛艶が・・といった部分が、今回の処置でガラリ改善されてきそうで、アレグリアシチーにもグンと昇り調子で戻ってもらいたいと思ってます。

アレグリアシチー 2018年8月 杵臼牧場見学時記事



マリアネージュ
ブリッツェンシチー,グリニッジシチー 他~友駿出資2・3歳馬近況
牝馬
父 ゴールドシップ
母 マリアージュシチー
母父 ブライアンズタイム
栗東 松永幹夫厩舎

10月23日 近況
生田トレーニングファームで調整中。
場長
「先週から坂路調教を始めていますが、ここにきて右前の骨瘤が目立ってきました。もともと北海道の牧場にいる時からあったようですが、調教が進んできて1.5倍近く大きくなっています。熱感もあるのでアイシングを行いながらケアしています。獣医にも診てもらいましたが、歩様などには違和感がないので、このまま進めて様子を見ることにしました。また骨瘤の治療として装蹄師に爪を削蹄してもらい、脚元の負担を和らげる治療もありますので、合わせて行っていきたいと思います。現在体重は456キロと順調に戻っています」

10月3日のゲート試験合格後に放牧に出ているマリアネージュ。今回の内容なら戻るのはまだ先になりそうですね。


Posted by 函館レーシングクラブ代表 at 19:54