錦織圭の今季ツアー2勝目なるか？

テニスのATPワールドツアー「ドバイデューティフリーテニス選手権2019」（ATP500）が25日、アラブ首長国連邦のドバイで開幕する。本大会に第1シードで出場するのが世界ランク6位の錦織だ。ブリスベン国際で今季ツアー初優勝を遂げている錦織の2勝目なるかに注目が集まる。

大会公式サイトの特集でも”優勝候補筆頭”にその名前が挙がる錦織。前戦の「ABNアムロ世界テニストーナメント」でもベスト4入りを果たすなど、全豪オープン準々決勝のジョコビッチ戦で痛めた右太ももの状態も良好のようだ。

ビットコインなどの仮想通貨（暗号資産）でスポーツベッティングが楽しめるブックメーカー「Sportsbet.io」が、ドバイ選手権2019の優勝オッズを発表した。そのオッズによると、錦織は2番手となる5.80倍の優勝オッズとなっている。1番人気ではないとはいえ、錦織の評価は高く、公式サイトも言うように”優勝候補筆頭”であることは間違いなさそうだ。

錦織の上をいく優勝最有力には、第2シードのロジャー・フェデラーが2.75倍オッズで挙げられている。誰もがその実力を認める37歳のベテランで、このドバイ選手権では通算7回の優勝を誇る相性の良さも持ち合わせている。スイスのエースの前人未到の8度目の優勝は錦織との”ユニクロ対決”の結果次第となりそうだ。

優勝3番手にはロシアのダニール・メドベージェフで9.10倍、4番手にはカナダのミロシュ・ラオニッチで9.80倍、5番手にはマリン・チリッチで10.50倍とオッズが拮抗している。錦織とフェデラーの2強に、この3者が優勝争いに絡んでくるのではないか。

錦織は26日に行われる1回戦で世界ランク59位のブノワ・ペールと対戦する。「Sportsbet.io」が発表したマッチオッズ（Winner）によると、錦織勝利が1.20倍に対してペール勝利が4.40倍となっており、錦織が有利との見立てとなっている。

また、正しいスコアを当てるオッズ「Correct Score」を見ると、錦織が2－0のストレート勝ちのオッズが最も有力で1.59倍となった。また、上記オッズ表の右側上を見ると、錦織とペールの最近の5試合の勝敗状況がわかる。緑色「W」が勝ち、赤色「L」が負けを示している。このデータは選手の調子のよさを示すバロメーターの1つとなるのでチェックしておきたいところだ。

錦織とペールは今回で8度目の対戦となり、過去の対戦成績は錦織から見て5勝2敗となっている。