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FIFAクラブワールドカップ2017:今季不調の前回王者レアルに浦和、本田圭祐パチューカなどが挑む

ニュース | 2017.12.6

世界のサッカークラブ頂点を決める「FIFAクラブワールドカップ2017」(クラブW杯2017)が12月6日、アラブ首長国連邦(UAE)のアル・アインスタジアムで開幕する(~16日)。

各大陸を勝ち抜いてきた開催国UAEを含めた7クラブは以下のとおり。
<ヨーロッパ>レアル・マドリード(スペイン)
<南米>グレミオ(ブラジル)
<開催国>アルジャジーラ(UAE)
<オセアニア>オークランドシティ(ニュージーランド)
<アフリカ>ウィダード・カサブランカ(モロッコ)
<アジア>浦和レッズ(日本)
<北中米カリブ>パチューカ(メキシコ)

日本時間7日午前2時キックオフのプレーオフ「アルジャジーラ対オークランドシティ」で幕を明け、このプレーオフの勝者が準々決勝でアジア王者の浦和レッズと対戦することになる。準々決勝のもうひとつのヤマは「パチューカ対ウィダード・カサブランカ」と対戦カードがすでに決定している。準々決勝の勝者がレアル・マドリード、グレミアとそれぞれ対戦することになる(9日)。

イギリスの老舗オンラインカジノ「ウィリアムヒル」がすでに対戦カードが決まっている開幕戦(プレーオフ)と準々決勝1試合のマッチオッズを発表した。それによると、勝てば浦和レッズとの対戦となる「アルジャジーラ対オークランドシティ」は、アルジャジーラ勝利が1.91倍に対してオークランド・シティ勝利が4.20倍と地元の声援をバックにアルジャジーラ優勢との見立てとなっている。オークランドは日本人プレイヤーDF岩田卓也が活躍しており、浦和との”日本人対決”を望む声も日本人ベッターからは聞こえてきそうだ。

そして、日本人といえば今夏イタリア・セリエAのACミランを退団して、その動向が注目された本田圭祐が加入したパチューカが準々決勝から登場する。メキシコリーグには後半戦から出場し、16試合で6ゴールを決めており、存在感を見せつけている。このクラブW杯で高いパフォーマンスを見せつけることで、ロシアW杯に挑む日本代表への席を確保したいところだろう。

ウィリアムヒル」のオッズによると、パチューカ勝利が2.05倍、アフリカ王者のウィダード・カサブランカ勝利が3.60倍とパチューカ有利と見られている。

いわゆる優勝するチームを当てる「アウトライト(Outright)」オッズも開幕当日に発表された。日本語対応のオンラインカジノ「NetBet」がクラブW杯2017優勝オッズを公開し、優勝候補の大本命は前回大会王者のレアル・マドリードで1.15倍となった。対抗はグレミオで6.50倍、そして3番手に本田のパチューカが26.00倍、4番手にアジアCLを制した浦和レッズで51.00倍のオッズで続いた。

初戦が”プレーオフ”の扱いとなっているために、ブックメーカー(スポーツブック)もこのプレーオフ直前に発表する傾向にある。これまでのクラブW杯の優勝オッズの傾向を見てみると、ヨーロッパ王者が頭1つ、2つ抜けている評価を受け、その次に南米王者のクラブ、そして中南米、アジア、アフリカ、開催国、そしてオセアニアと並ぶ傾向にある。

ただ、昨年の同大会(日本開催)のようにJリーグ王者で開催国枠で出場した鹿島アントラーズが決勝まで進出し、レアル・マドリードと死闘を繰り広げるなどブックメーカーの評価を覆すことも十分にあり得る。今回は日本から離れ中東の地・UAEでの戦いとなるために、気候条件なども各チームのパフォーマンスに大きく影響する可能性も考えられる。

浦和レッズが準決勝でレアル・マドリードを破り、決勝で本田率いるパチューカと激突―。そんなシナリオを描きながらスポーツベッティングを楽しむのもまた一興であろう。

準決勝は現地12日と13日、そして決勝戦は16日に行われる。

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